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ドミー竜美丘店で「成城石井」と「岡崎おうはん」「太田商店ランニングエッグ」

ドミー竜美丘店
 愛知県岡崎市東明大寺16番地8
 ℡
0564-83-7007
  開店日 2010/12/02
 訪問日 2010/12/06
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  (
6/29)(8/13)(10/2)(10/25)(12/1)
 オープン前 外覧会へ行った風景記事はこちら

 まず、最初に驚いたというかちょっと感激したことから。
店に入って、青果売場をいつものようにカートを押して物色していたら、すれ違う従業員の方が全員、荷出ししている人を含めて、私の方を見て「こんばんは いらっしゃいませ」とすれ違い挨拶をしてくれる。見事です。たまたま客数の少ない時間帯だったからだとは思いますが、徹底しようとしてもなかなかできない。試しに、社長が(いちいち“社長が”とつけるのは、幹部社員ほどこういった基本的なことができないように思っているので)自ら売場で荷出し作業しながら実行して確かめたらよくわかる。「いちいちやってられるかっ」と思ってしまうに違いない([E:catface])
すれ違い挨拶は大変なんですよね。一時期、接客モニターさん(店からは誰かわからない)がチェックしていて、いつも小言を頂戴するのが、このすれ違い挨拶でした。本当に苦労したものです。誰が考えたかしらないけど売場泣かせな接客術。挨拶された方の気持ちになってみて、初めてわかる。「挨拶」は感謝の言葉ですね。「来てくれてありがとう」なんです。
 さて、いつもの買物の話。
ドミー社としては珍しいタイプの高質っぽい店作り。岡崎駅東店のような感じ。最近はレギュラードミーばかりだったので目あたらしさがあります。
まず、正面壁面が違う(外観写真右下)。
玄関から入ると風除室が広い。もったいないと思ったのは、その広い風除室がカート置場になっていること。ここで何か提案できるものがあると良いのだが。2階駐車場があるのでエレベーターを設置しているのだが、これがまた少し大きめ。結構、建物設備に経費を使っています。
 品揃えとして一番目立つのは「成城石井コーナー」を設置していること。光洋のようなまとまって配置するのではなく、飛び飛びにコーナー化している。特に柱周りをうまく使っているのだが、1000円もするハープティがこの店で売れるのかは未知数。竜美丘地区は確かにアッパーな人もいるが、そういう人は自分好みの商品を購入する店をすでに決めているハズ。なので、苦労しそうな雰囲気。
成城石井の商品に限らず、若干、アッパーな品揃えが散見。でも「散見」なんです。そういったワンランクアップ商品を好んで使う人は加工食品であれば嗜好品と基礎食品にこだわりがある人が多いと思うので、嗜好品だけでなく、基礎調味料などを強化しないとアカンのではと思います。
 装飾。青果入口の円形売台に大きな造花を飾ったり、壁面上部に造花を飾ったりするのは5~10年前の小田急OXやクィーンズ伊勢丹のような雰囲気がして、食彩賓館としては懐かしさを感じる。懐かしいが、ちょっと今となっては、何か違和感を感じるのだが。どうなんだろう。
それと、鮮魚売場に「■●」、惣菜売場に「▼◆」と専門店風な名称をつけるのもちょっと・・・。こういった専門店的名称を付ける時は商品も「専門店(百貨店並みの造りやテンプラの裏表を意識した作り等)」にしないとイカンかなあ。
 マイナスイメージばかりになったので、新規の取り組みについて。
惣菜売場に自動味噌汁提供機を設置。寿司・弁当・おにぎり200円以上購入者は一杯というか一カップサービスしてくれるる自分で提供機械にカップを入れてスィッチを押せば味噌汁が出てくる仕組み。中に味噌の袋が見えるのが面白い。量を調整できれば味噌汁の販促につかえそうだ。ただし、「1日一杯だけ」という表示がなんとも・・・
 次は商品のこと。
「岡崎おうはん」が品揃えされていた。しかも太田商店さんが試食販売実施中。冷凍でモモ・ムネ・ササミがセットになったものを購入。g単価にすると黒毛和牛のオープン特売価格並。以前、太田商店訪問時にタマゴやハムは購入していたので、今回は正肉をお試し買い。確かに美味しい。こういった商品は大事にして欲しい。ドミー社がどれほど惚れ込んでいるのかはわからないが、地元商品だからという理由で置いてあるだけなら長続きはしないと思う。試食のお礼に「ランニングエッグ」も購入。こちらはやまのぶ矢作店でも品揃えされている。

 見終わって感想。
竜美丘地区という岡崎でも若干、アッパーな方が住んでいる地区に出店ということと、ドミー本社に近い(本部要員がちょくちょく臨店して現地・現物・現実確認をしやすい環境)ので、いろいろと実験的な取り組みもあるのではないかと勝手に予想。楽しみにしておりました。
実際、「成城石井商品」や私の好きな「太田商店」さんの商品もあったりして、なかなか楽しめました。
ただ1点、気になること。
上記の商品以外にも若干、アッパーな商品も品揃えされているのだが、「生活提案」としての品揃えではないように感じました。成城石井の高質品を使う人は普段、どのような商品を使っていて、どのような料理を食べているのかを想定、それに相応しい組み合わせで商品や売場を提案していないように感じたのですが、どうなんでしょう。

  レジ横の特売場に銘店とサービスカウンターを設置工事していました。明日(7日)オープンということです。
外に出ようと入口と反対方向に向かったらなんと行き止まり。出入り口は一ヶ所のようです。
 店舗隣にはユニクロや無印良品などが入る竜美丘ガ-デンプレイスがあり、飲食店も周りにあったりして、ちょっとした“外付け”NSCを形成しています。ただし、平日についてはそういった効果は期待できないのかなあと思ったドミー竜美丘店訪問でした。

●購入商品
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●資料
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●食彩賓館的印象
 (2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★☆☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
(「岡崎おうはん」「成城石井」で+1ツ★)
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★☆☆☆
(制服や着帽せずに、鮮魚作業室に入れるようだ。バイヤーの臨店であろうが、店長であろうが、例え社長であっても作業室へ入る時には作業者と同じ制服を着用することが望ましい)
価格(当日)★★☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
(すれ違い挨拶以外は△)
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★☆☆☆☆
上記の★☆の説明はこちら


●太田商店関連記事
・2010/06/12らんパーク㈱太田商店
・2010/1/26やまのぶ矢作店でランニングエッグ

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