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万代豊中本町店(8月オープン・大阪府)で「商品の価値と店の価値」について語る。大阪北生協コープミニ桜の町 にチョコ停

万代豊中本町店
〒560-0021大阪府豊中市本町9-9-17
℡06-6858-0130
開店日 2010/08/21
訪問日 2010/12/18

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 大阪のスーパーマーケット、特にローカルスーパーを訪問する楽しみの一つは、何をいくらで販売しているかの確認。ある程度の規模以上の企業では、画一的な売価のつけ方をする関東~中部のスーパーに比べて、企業・店によって、実に面白い商品選定で売価をつけている。
ローカルスーパーというにはちょっと規模が大きいが、万代社も面白い値付けをするスーパーの一つ。
知らないスーパーへ行ってどのようなタイプの店かを判断する時に、まず見るのが、主力野菜の売価の他に基礎食品や和・洋日配重点商品の価格。最近は弁当。これを見ればおおよその価格に対する考え方を知ることができる。それに加えて、その地区の人達に愛用されている商品の価格。例えば大阪周辺では、旭ポン酢などの価格を見ると「ああ そういう店か」になる。
品揃えも同様に基礎調味料と和日配(特に豆腐)と洋日配(特に乳製品)を見ると、品揃えの考え方もある程度知ることができる。
スーパーマーケットで働いた経験がなくとも、そういった目で買物をするとスーパーマーケットのことを語ることができる。ブログ界だけでなく、雑誌記者・編集者・中小企業診断士・コンサルタントの方々の経歴を見れば良くわかる。スーパーの経験者よりも流通コンサルタント会社出身のセンセイが実に多いし、売れっ子になっていたりする。
食彩賓館は生鮮食品の経歴が長いのだが、グロサリーを勉強しだしたのは商品調達部門の責任者になってから。経験が不足しているのだが、メーカー企業幹部との面会・支店長等との商談、問屋展示会や店舗訪問を通して大体のことは理解できてきた。もっとも、調達責任者でなくなったここ数年は、メーカー展示会(問屋展示会や大きな展示会は全体の傾向を把握するのに好都合だが、メーカー主催の、小規模or対バイヤー向け商品説明会が商品について一番理解できた)に招待される機会がなくなったので、商品的な傾向などは売場を見てからでしか知ることはできない。食彩賓館は業界誌・紙を読んでもピンとこない。頭で理解できないようになってしまっているらしい。実際に現地・現物・現実で確認しないとアカンのです。重要なのは知識<体験。
話が飛んで、且つ、何がいいたいのかわからなくなるのが食彩賓館流([E:coldsweats01])

 閑話休題

 万代社に限らず、価格をつける時に優先すること。当たり前の話だが、その商品の価値。
鮮魚であれば、刺身にできるのか、煮付け・塩焼き用なのか等、その商品の持つ価値。次いで仕入価。さらに競合店価格。
もう一つあります。「自店の価値」。もっというと、地域における競合店に対する客からの位置付け。これを知っていると、競合店よりも高くても商品が売れていく。
「自店の価値を知る」。これは重要だと思います。知らないと、競合店より安くしても繁盛店とはならないし、本来、稼げたはずの利益を失うことになる。
食彩賓館が時々とりあげる「競合店徹底対抗」に対する批判はここにあります。
客にとって、自店の価値が地域の中で高ければ、競合店の価格よりも安くしなくても良い。逆に地域での価値が低ければ、1円程度安くても「安いわねぇ~」と言ってもらえない。
単純な価格比較ではないのです。これが難しい。
本拠地域内では繁盛しているのに、他地区へ行くとまるでダメなスーパーを見かけます。地域の嗜好品を知らないなどの品揃え的原因だけでなく、地域での価値がどの程度浸透しているかがわかっていないからだという理由もあると思います。
 で、万代社。まだ10店程度しか訪問していないのですが、実に繁盛している店がある。近くにスーパー玉出があったりしても駐車場が満杯で、買物カゴにも商品が満載。鮮度も価格もそこそこなのに。実に不思議な光景なのだが、これは当地区での万代社の価値が高いからだと勝手に思っています。同じ商品で鮮度も価格も同じだったら、万代社で買いたいと思う人が多い。万代社は客から支持される商品の価値と価格を実によく知っている。
そういった印象を持っています。

 当日の訪問店「万代豊中本町店」の話。
阪急オアシス箕面店の後に、ナビに登録した新店マークを発見したので、時間も遅くなっているが訪問。
入ると、天井から壁から幟や長尺縦POPがぶら下がる。天井や壁が見えなくなるぐらい([E:coldsweats01])
大きいものはA4サイズを横に11枚・縦に3枚、合計33枚つなげているPOPもある。
内容は今週のテーマだったり、催事の案内だったり、特に内容のあるものではないが。
プライスカットやまるとく市場の売場を思い浮かべて欲しい。あれをさらに賑やかにしたイメージ。
さらに、実験店なのかどうか知らないが、訪問したことのある他の万代社の店舗とはレイアウトが少し違う。鮮魚と総菜(万代社表記は関西らしく“惣菜”)が並んでいるのが面白い。さらにその間に納豆と漬物を配置している理由がイマイチわからない。副菜と惣菜ということだろうか。
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鮮魚や精肉売場も作業場が見えない。壁はすべて商品が陳列されている。
もしかすると当初は価格訴求店舗を想定していたのか?

 手作りPOPを見ていたら肝心の商品と価格の位置づけを確認するのを忘れた豊中の夜。
 
●購入商品
・万代社PBで家族コナモンパーティ開催予定。
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●食彩賓館的印象
 (2010/09/29改訂)
 (評価ではありません)
総合     ★★☆☆☆
装飾・備品★☆☆☆☆
(あれだけあると伝えたいことが伝わらないかも)
品揃・商品★★☆☆☆ 
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理
(売場から見えないため印象割愛)
価格(当日)★☆☆☆☆
サービス  ★★★☆☆
(接客は好感持てる)
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★☆☆☆
繁盛感   ★★☆☆☆
上記の★☆の
説明はこちら

●資料
Photo

Jpg
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さて、帰るかということでインター方面へ向かうと未訪問の大阪北生協の店発見。
時間が遅くのに、帰る予定時間を大幅に過ぎているのに車を停めてチョコ停。
大阪北生協コープミニ桜の町
〒560-0054大阪府豊中市桜の町2丁目1-6
℡06-6857-2001

やはりコープこうべ的ミニコープでした。
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・コープこうべと大阪北生協が2011/4/1合併。大阪北生協は解散。ニュースリリース。といっても設立当時は県を越えて活動ができなかったため、別組織とした経緯あり。