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宝塚市立手塚治虫記念館訪問「星新一特別展」

 食彩賓館にとって、この街の印象が良いのは、宝塚大劇場と宝塚音楽院があるだけではなく、ましてや劇団員や学院生をそこら中で見かけることができるからという理由だけではない。
そこが、手塚治虫氏が生まれ育った場所だから。
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 食彩賓館は子供の教育には無頓着ですが、必読書として勧めたのが司馬遼太郎と手塚治虫のマンガ(マンガはその他に「巨人の星」や「あしたのジョー」等もあるのだが)。
手塚治虫氏の作品では、特に何を読めと言った記憶がないのだが、二人とも「火の鳥」が気に入ったようです。娘は小学校の頃から「尊敬する人は手塚治虫」と言って、私以上のファンになってくれています。ちなみに息子の方は司馬遼太郎にはまって、ゲームとパソコンの間に何回も読み返しています。受験生ですが。

 そんな食彩賓館は普通に手塚治虫氏の本やアニメを見ながら育ったわけだが、面白いとは思っても、その本当の凄さを感じたのは大人になってから。
子供の頃、見て楽しいと思ったのはアトムが悪人を懲らしめたり、ビッグXが戦ったり、マグマ大使が登場したりするところ。
火の鳥やブッダなんて、子供じゃちょっと理解できないし、「輪廻」なんて興味の対象外。
今でも「理解しているか」と問われれば、「どうなんだろう」と考えてしまう。いつもそうなんだが、「前よりは今の方が理解できているし、これからさらに理解できるようになる」と思っています。

これは手塚マンガに限らず、食彩賓館の興味の対象はすべてに言える事。
40年近く聞いているビートルズも現在進行形で新しい発見をすることがあるし、ここ数年のスーパーマーケット訪問もそう。もっともそれは発見ではなく、ただ単に「気付き」だけのことなんですが。

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 さて、今回の手塚治虫記念館訪問は星新一特別展を見るため。中学生の頃、氏のショートショートにはまったことがあるのです。手塚氏の作品にも時々、本人キャラとして登場するし、「ボッコちゃん」という名前のキャラクターも手塚作品にあったりします。
実は、食彩賓館が好きな手塚作品の中では、そのボッコちゃんが登場する「W(ワンター)3」というマンガがイチバンのお気に入り。最初に読んだ時に「よくこんなこと考えつくな~」と思ったものです。子供心に「天才っていうのはこういう人のことを言うんだ」と。
話がそれました。星新一氏の話でした。
星氏の作品では「午後の恐竜」が好きでした。大人になって家族を持ったら、地球最後の日はこういう風に迎えたいと思ったものです。
(どういう風なのか説明しないところが食彩賓館らしい)

 展示室に飾られた著作を見ていて思ったこと。
~そういえば同じものを食彩賓館も持っていたなあ。置いておけば、お宝になったのに。もったいないことをした~

●購入商品
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・安い物をいろいろ買うクセがあって。
本当はアトム印の信三郎帆布製のバック(たぶん信三郎帆布店には残っていないレア品)とか、ベレー坊が良かったのだが。
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手塚治虫氏が亡くなった翌日の朝日新聞 天声人語
日本人は、なぜこんなにも漫画が好きなのか。電車の中で漫画週刊誌を読みふける姿は、外国人の目には異様に映るらしい。~中略~なぜ、外国の人はこれまで漫画を読まずにいたのだろうか。 答えの一つは、彼らの国に手塚治虫がいなかったからだ
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