食彩品館.jp

レギュラーマックスバリュでありながら「EDLP売価政策」を一部採用した「マックスバリュ清水八坂店」オープン訪問(静岡市)

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◇EDLP、EDLC、Hi-Lo売価政策についての記事(一部)
2016/09/22バロー 関ひがし店(岐阜県)チラシなし
2013/04/24バロー大津店(滋賀県大津市)チラシなし
2012/12/01「EDLPと毎日特売は違う」を語るにはまだまだ知恵と能力が不足している。企業は安易に「用語」を使わないことを要望する
2012/06/04バロー東起店訪問「新EDLP売価政策」
2012/03/18EDLPとEDLC、そしてEDSLPと平準化
2011/03/08EDLP売価政策。マックスバリュ清水八坂店
2011/02/22平和堂EDLPタイプ店のフレンドマートD
2011/11/15バロー藤枝店は“準EDLP”店
2016/06/29バロー大坪店(EDLP店)
2010/05/18さとうの“EDLP店”フレッシュバザール(兵庫県)
2010/04/06パレマルシェ飯村店(愛知県豊橋市)のEDLP化
2010/04/06西山和宏氏の「EDLPについて」
 (目から鱗。食彩品館.jpの見方が変わったきっかけ)
2009/11/23バロー岩倉店(EDLP2号店)訪問記
 (チラシ削減による売価政策への貢献度を量る) 
2009/08/18EDLPへ業態変更「マックスバリュ中部 荒子店」
  (この頃はまだ“業態”という言葉を食彩品館.jpでも使っています) 
2009/07/26バロー師勝店,EDLP一号店
 
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 いつものように土曜日は食彩賓館活動日。こういうパターンになって3年経過し、4年目に突入。いつまで続くことやら。
当日の当初計画はtwitterでつぶやいた通り、「自然の味協同組合」の商品展示会への出席が目的。午後0時一般入場開始ながら、毛筆で宛名書きされた招待状を持っていくと事前入場可能。ついでに当日オープン予定のマックスバリュ清水八坂店も見ておきたいし、その他、沼津~富士市周辺にも未訪問の昨年オープン店がいくつか散在。
どうしょうかといろいろ迷った結果、「自然の味協同組合展示会」は最後にすることにして、沼津市から始めて、最後に静岡市という計画。展示会は午後に一般客として入場し、いろいろ買物も楽しむことにする。
という予定ながら、予定は未定の食彩賓館。あっちこっちと寄道していたら展示会の閉会時間近くになってしまい、沼津市→富士市で時間切れ、予定を繰り上げて富士市→静岡市へ移動。展示会訪問後に静岡市駿河区から清水区まで戻るということに相成った次第。(twitterにアップしたガンダムは駿河区から清水区への移動途中で寄ったのでした)

 さて、24時間営業とはいえ、午後19時。土曜日オープンだが、さすがにこの時間になったら空いているだろうと予測していた。これまたtwitterでアップした通り、入場待ち。
道路には「60分待ち」と書かれたボードを手持ちしている警備員もいてビビッたが、入場待ちの車の列は短い。でも、駐車場入口前で脇道と合流していることを後で知る。
結局20分ほどで駐車場に停めることができた。 

マックスバリュ東海  清水八坂店
ニュースリリース 
静岡県静岡市清水区八坂南町2-26
℡054-367-5080
開店日 2011/03/05
訪問日 2011/03/05
敷地面積 6,608㎡ 商業施設面積 2,524㎡

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 住宅街の24時間営業店舗ということで、開店前にいろいろと厳しいご意見があったようで、開店時期が遅れたことも相まって心配しておりました。ようやくオープンなんですが、土曜日オープン。落ち着いてからの運営を見るのが食彩賓館の訪問スタイルに合っているので、恐らく、展示会がなければオープン当日の訪問はしなかったと思う。
でも早めの訪問で良かったこともある。新しい取り組みを発見することができました。
清水八坂店は最近、MV東海社で増加している「エクスプレスタイプ」ではなく、「レギュラー」。レギュラー店でありながら「EDLP売価政策」を一部採用している。これは面白い。
後日、マックスバリュEX、マックスバリュエクスプレスに関する記事を書こうと思っていたので、それ以外に「レギュラー店舗のEDLP売価政策店」もあることを知ることができた。
●ザ・ビッグとエクスプレスの違いについてはポスター掲示してました
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 さて、MV社お得意のピロティタイプ。1階駐車場からエスカレーターで2階に上がると青果売場が広がる。
青果左側に「本日の一品」と地場野菜売場が連なる最近の同社新店パターン。
和日配売場で入荷コンテナに入ったまま陳列された豆腐と売価を見てEDLP売価政策を採用していることに気付く。オープンだけの特別なものなのかと思ったが店内に置かれた別チラシを見る限り、期間限定ではなさそう。
Photo
ほぉ~。こりゃ 面白いものを見せてもらった。
壁の装飾も廉価なタペストリーを使用したりして、いつでも「ザ・ビッグ」に変身できるようにしていると見るのはちょっと疑い過ぎかな?

  先週訪問したマックスバリュ西日本の「グランド」は品揃え強化タイプ。こちらの清水八坂店はEDLP売価政策採用のレギュラー店。イオンもいろいろと形態を模索しているようですね。
あと、追記することがあるとしたら、「地元商品のコーナー化」なんていつもやっていることではなく、自社運営の「ほていや」の蒸しパンを導入(6店目)していることと、惣菜専門店の「天神屋」を導入していること。
Photo_2
なるほど。いろいろな組み合わせを考えている。自社の強みや弱みを検証し、近隣の競合店の実力も見極めながらの売価政策や専門店導入をされている。
でも、この清水八坂店については、二年前のストアオブザイヤー(チェーンストアエイジ)にマックスバリュ沼津南店を推薦した時ほどの感動は覚えなかった。
それでも、良い店だと思います。衣料の配置がちょっと気にはなったが。

 ここんとこイオンの取り組みにようやく納得し、賛同できるくらいに店舗視察観が育ってきた([E:coldsweats01])。3年前だったら、売価がちょこっと安くて、地元商品が多いだけのつまらない店と判断していたことでしょう。

 さて、帰るかと思って駐車場に向かうと。20時なのにまだ入場待ちの列が。でも、この入場待ちのおかげて店内が大混雑することはない。わざとじゃないと思うが。

●購入商品
Photo_3
オープン特価も「ザ・ビッグ」のオープンとまではいかないが、かなり頑張っているものもある。いくつか購入して家族のお土産に。
・サンフジが32玉サイズ50円、スィーティオが100円、イチゴが198円で、マルちゃんのカップ麺が68円。“ザ・ビッグ価格”じゃないですかっ(笑)
・ほていやの蒸しパンは季節限定のさくら餡を選択。「地元商品を品揃えする」だけではなく、「地元商品を自社内で専門店化して名物コーナー化」しているのが素晴らしい。味は・・地元の方の好みなので。
・写真には写っていないが、ハピコムの栄養ドリンクとある薬品を購入した。栄養ドリンクはG社の方が安そうだなとか思ったのだが、もう一品についてはちょっと驚く。いつもはS薬局社のPBを購入していて、製造しているのがハピコムと同じメーカー。規格・容器容量が同じながら価格がハピコムの方が安い。S薬局680円に対してハピコム398円。同じタイプのナショナルブランドが1,000円以上するのに。
何が違うんだろうかとハピコム社とS社の薬品を比べてみた。成分表を見る限り、ほぼ同じ成分ながら、それぞれの配合割合が微妙に違うものがある。これが価格の差になっているようだ。あるいは
ハピコムの取扱ロットが影響しているのだろうか。薬は奥が深い。

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●食彩賓館的印象
 (評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆ 
売場作り ★★★☆☆
品質・衛生管理★★★☆☆
価格(当日)★★★★☆
(オープン特売後は3ツ星か?)
サービス  ★★★☆☆
リピート  ★★☆☆☆
視察向け ★★★☆☆
繁盛感   ★★★☆☆
上記の★☆の説明はこちら

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●資料
Mv
Photo_4
Photo_5

●最近のマックスバリュ東海訪問記事

・2010/06/22マックスバリュ東海でコロッケ17円。バローコロッケと比較
・2010/07/02 MV東海新店2店(静岡曲金店・静岡登呂店)

2010/07/29 18円コロッケなし。マックスバリュ幸田店オープン

●最近のイオン系店舗訪問記事
2011/01/31イオン ザ・ビッグエクストラ野洲店(滋賀県)
・2011/02/12【お知らせ】長久手リニモテラス構想&古戦場
・2011/02/25ザ・ビッグ野洲店再訪、魚忠ママセンター
・2011/02/27
(仮称)マックスバリュ清須春日店(MV中京)の風景他
・2011/03/04マックスバリュグランド姫路店

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