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カネスエ北方店オープン訪問(岐阜県本巣郡)【追記しました】“オネスト”

カネスエ北方店
岐阜県本巣郡北方町高屋太子2丁目
開店日      2011/07/22
開店前訪問日 2011/01/10 (part1記事1/15)
開店前訪問日 2011/07/07(part2 記事7/9)
開店前訪問日 2011/07/14 (part3記事7/15)
開店前訪問日 2011/07/21 (part4)
開店後訪問日 2011/07/22(part5記事7/22)
・「魚屋の寿司 魚錠」出店

楽しみな新店ですね。と、いってもカネスエ社の本領発揮は新店オープン時ではなく、近隣競合店との対抗時。徹底的に対抗する姿は、同社の近隣に出店することをためらわせるに充分な迫力がります。客は喜んだかもしれないが、アオキスーパーとの1円戦争は流通関係者をハラハラさせたことを忘れてはいけません。

さて、カネスエ社といえば、ツルヤ社とオーケー社からインスパイアされた店舗作りをされています。食彩賓館から見て、ツルヤ社とオーケー社の少し物足りない部分を補っているのがカネスエ社だと思っています。「そこそこ価格訴求」と「そこそこ品質訴求」。
両社よりも優れているのは、できるだけ客に対して正直(オネスティ)であろうと努力する姿勢。
(客にとって)良い企業であり、良い店ですが、「ワクワク感」が物足りない。
もっとも、SM大手のチェーンストア化された店舗よりはワクワク感を感じるものの、もっとサプライズがあっても良いのではないかと思っています。サプライズがあるのは競合店に対抗する価格をつけている時だけというのはチト寂しい気がします。
あと、センターパッケージということで、店舗でオープンキッチンで作成するよりは、はるかに衛生的な作業場で作成できるというメリットがある反面、鮮魚・精肉の品揃えが寂しく感じる。
特に、食彩賓館好みの「おつまみ」刺身が寂しい。ただ、これはカネスエ社の良いところ(低コスト運営で、その分 低価格を実現)を優先させるための品揃え絞込みなので、致し方ない。

店舗は右側から時計回りとは逆に、青果→鮮魚→精肉→惣菜と配置し、店舗左側前面にテナントの魚錠(寿司)さんが配置されていました。

チラシを入れないのでご近所の方だけ訪問。オープンとはいえ、ゆったりと買物できるのがカネスエ社の特長。

右側が出入口。風除室の中に入ると前方向が入口で左側が出口。
青果売場手前にいつものゲートが設置してある。そういえば、最近のバロー社のオープン店舗ではこのゲートみなくなったなとか、他のことを思いながら通過。
余計な一言。このゲート邪魔です。
入口で切り花を特売。デンファレ100円を購入。根元を見ると水を入れたキャップ付き。よく考えてます。素晴らしい。
青果はオープンケースのみで平台なし。いつものカネスエ社仕様。
スイカ特売を横目に青果売場をカニ歩きしながら価格をチェック。
二桁価格で販売されている野菜の中から1桁価格のモヤシと信州産の長いもを購入。一応、北海道産も販売していたが、信州産の長いもを久々に見たので、つい購入してしまった。昔はアクが強くて、とろろにすると茶色に変色するため、人気のなかった信州産も昨今は改良されたと聞く。まだ試していないが。
突き当りのマグネットは塩干。何も突き当りに塩干を配置しなくてもと思うが、そこはカネスエ社流の店作り。何か考えがあってのことでしょう。

鮮魚でじっくり見てしまったのは刺身の商品作り。
「おつまみ用刺身がない」と文句言っていたのが聞こえたのか、298円で数種単品盛りを品揃え。
さらに、18カンで398円なんて刺身盛り合わせもある。ツマを下に敷いて、その上にスライスした刺身を乗っけるだけ。なんとも作業時間を短縮させた商品作り。百貨店じゃないんだから、これで十分かも。
鮮魚・精肉は加工センターパッケージ。品揃え的には不満が残るが、特に鮮度もわるくなく、衛生状況はオープンキッチンで作業されるよりずっと安心できる。
あとは弁当298円弁当をチェックしながら惣菜売場もカニ歩き。弁当は本当によく出来ていると思う。でも揚げ物惣菜のバイキングは以前、カバーの付いた容器に入っていたが、北方店は裸陳列。これはベーカリーも同様。せっかく以前の記事で褒めたのに(笑)

最後に余計なひと言。
税抜価格と税込価格を同サイズの文字で併記し、且つ、税抜価格を赤文字にしている。これはイカンと思う。税込価格を大きくして、且つ赤文字なら“オネスト”と思うが、どうしても赤文字の税抜価格に目がいってしまう。改めて欲しいと思います。

 

●購入品

・モモ肉の切り落とし「末次郎(カネスエブランドマーク)ポーク」。枝豆は茶豆系の湯あがり娘。レモンは皮ごと食べられるポストハーベスト農薬フリー。しょうがは珍しい「中しょうが」。
・魚錠さんは全品30%オフでした。あなごが美味しそうだったので購入。韓国産ということだが、ふっくらして、なかなか美味。「自家製」シールが貼ってあるが、工場製造と正直に教えてくれた。ありがとうございます。私は韓国だろうが中国だろうが、売場担当が自信持って進めてくれるなら産地は問いません。ただ、どこで獲れて、どこで、誰がどのように加工したかを知りたいだけです。
・オープンということでカードなくても3%引き。

●食彩賓館的印象
(評価ではありません)
総合     ★★★☆☆
(価格対抗が本格化すれば4ツ★)
装飾・備品★★☆☆☆
品揃・商品★★★☆☆
売場作り ★★☆☆☆
品質・衛生管理★★★★☆
価格(当日)★★★★☆
サービス  ★★★☆☆
(3級・2級など、社内レジ検定バッチを付けていました)
リピート  ★★★☆☆
視察向け ★★★☆☆
繁盛感   ★★★☆☆
ワクワク感 ★★★☆☆

上記の★☆の説明はこちら

●資料

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●競合店

・アピタ北方店
岐阜県本巣郡北方町平成2-3
℡058-323-8511

・スーパー三心北方店
岐阜県本巣市上真桑2206-2
℡058-320-1626

・ドミダヤ北方店
本巣郡北方町春来町2-35
℡058-323-3311
 

・ピアゴ穂積店
岐阜県瑞穂市馬場春雨町一丁目32番地
℡058-327-3201

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●過去風景記事
↓ 2011/7/21撮影(店舗前面向かって左側に「旬」の文字が入った)

↓ 2011/7/14撮影(オープン日告知記事7/15)

↓ 以下、過去記事より
普段なら、「更地→基礎工事→鉄骨→外観完成」というように風景記事が連なるのですが、今回は「更地→ほぼ完成」になってしまいました。
ほぼ予定通りで進行中。ナビ登録は届出の住所でOK。
↓ 2011/07/07撮影(part2 記事7/9)

↓ 前々回訪問時の写真(part1 記事01/10)

 

●カネスエ社に関する記事
・2008/10/16垂井~稲沢まで(カネスエ国府宮店)
・2008/11/05カネスエ五郎丸店とビックリブ犬山店
・2008/12/23 1円販売終了について〔カネスエ〕
・2009/6/22カネスエとアオキスーパーの1円セール 
・2009/8/13カネスエ西春店7/24改装オープン
・2009/9/9旬楽膳(カネスエ)一宮八幡店へ久々に行く
・2009/9/11カネスエ 竹の山店9月11日オープン
・2009/10/31チェーンストアエイジ「KATの流儀」
・2009/11/22カネスエ八剱店改装11/21 
・2010/03/29旬楽膳名古屋地アミ店改装「真空調理」
・2010/03/31カネスエ国府宮店改装オープンへ行く
・2010/11/05旬楽膳地アミ店「本物」ではなく「特異」
・2011/01/15カネスエ北方店(開店前)の風景

・2011/01/18カネスエ美濃店がオークワに対抗

・2011/04/21旬楽膳 一宮・八幡店(愛知県一宮市)
・2011/06/07【備忘録】(仮称)カネスエ大口店の風景他
・2011/07/09 (仮称カネスエ大口店の風景(part2)
・2011/07/14カネスエ大口店の開店前風景(part3)
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◆関連記事

● オーケーストア(東京・埼玉・千葉) 
・2009/2/23オーケー川口店(埼玉県川口市) 

・2009/12/11オーケー幕張店(千葉県習志野市)

・2010/11/13オーケー仲池上店で考える 

● ツルヤ(長野) 
・2009/6/1長野市「ツルヤ長野南店」で買物多数

・2010/07/16ツルヤ上田中央店(長野県上田市) 

・2011/05/03ツルヤ丸子店とアップルランド丸子店(長野県)