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マルヤス フレッシュマートコスモス一身田店オープン訪問(三重県津市)

本日は記事を3本アップしています。

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マルヤス フレッシュマートコスモス一身田店
三重県津市一身田中野233番地
℡059-236-1010 
開店日         2011/10/21(大店立地届出紹介3/2)
開店前訪問日  2011/04/29 (part1・記事5/1) 
開店前訪問日  2011/07/01(part2・記事7/5) 
開店前訪問日  2011/08/13(part3・記事8/16) 
開店前訪問日  2011/09/23(part4・記事9/25) 
オープン告知記事 2011/10/20
訪問日     2011/10/22(part5)
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 “コスモス”形態での出店ということで、少し興味が薄れたと前記事に書きました。当日も、体が疲れていたこともあり、行くか止めるか直前まで迷ったのですが、いつもの朝5時からの食彩賓館記事の過去記事リンクや店舗情報を追記・訂正作業が意外に早く整理できたので、遠征としては遅い時間帯に出発。
当然、東名阪は混雑。11Kmの渋滞通過に約45分。わずか数分で通過できる距離なのに、ホントになんとかして欲しいというよりは、設計・計画の判断ミスを指摘されても仕方がない状況です。豊田ジャンクション~音羽蒲郡IC間同様に(こちらは改善方向ですが)。

 遅い出発と渋滞もあって、店舗到着は午前9時少し過ぎ。駐車場は奥の未舗装の場所をオープン用に借りているようで、混雑なく入ることができました。ただし、朝からの雨のため悪路。昨日洗車したばかりなのにまったくと独り言をいいつつ外観撮影。

 店外テントで販売予定の商品はあいにくの雨模様で急遽、店内販売に変更。オープン特売商品をチェック。チラシ外商品も安い。想定以上に安い。というか必要以上に安い価格設定、食彩賓館用語である“そこまで価格”(「そこまで価格を安くしなくても良いのに」の意)。
前日オープン訪問したアオキスーパー六名店(訪問記事は10/26予定)が“ここまで価格”(「ここまでだったら地域の客が支持してくれる価格」)とは対照的です。
購入商品またはチラシ掲載商品以外について、何をいくらで販売していたかについて記さないのが食彩賓館ルール(競合状況への配慮)。なので具体的には紹介しないが、実際に売場で感じる“激”安感は“超”であり、“驚”。ただし、そんな見苦しい&比較できないようなPOP表現は見当たらない。好印象。
鮮魚前で大声出して売り込んでいる人には辟易するが、賑やかしが繁盛感演出の基本と教わってきたのでしょう。必要以上に大声出して喚いています。食彩賓館は静かに買物したい([E:think])
うるさいなあと思いつつも、低価格な干物を購入。大声出して呼び込んでいる人の後ろに回るとようやく静かになった。
三重県のスーパーのオープニングセールでよく見かける“ミニトロ箱”の500円均一販売商品をじっくり鑑賞。メイタカレイ、シャコ、穴子など地元漁港で当日朝水揚げされた商品が並ぶ。
穴子10尾入って500円にするか、シャコにするかと迷った挙句、クルマエビ(販売員呼称)のトロ箱を購入。家に帰って数えると32尾いました。縞模様が明確でないのは脱皮直後か鮮度劣化したもの。それでも味がほどほど良かったので、“自称クルマエビ”ということにしておきます。本物の天然物を産地で食べたい(T△T)
その他対面横の丸物を見ていたら立派なサイズのメバルと関アジが隠れてました。こっちでも良かったなあと思ったのですが、今回は釣り用のクーラーボックスを持ってきていないため、簡易のクーラーボックスだけなので、鮮度劣化が心配ということもあり、諦めることに。
迷ったのは刺身。
twitterでもつぶやいたが、陶器の容器に盛られた大皿刺身の中身がバツグンなんです。2000円と3000円セットがあるのですが、家が近かったら間違いなく購入していたと思う。
諦めて、トンボマグロを購入。マルヤス社が立派なのは、100g99円の特売なのに、皮を引いて、さらに血合いまでとっていること。11時からはマグロの解体販売が開催予定だったが、先日、近大マグロを購入したばかりなのでパス。(チラシに近大マグロの表示もあったので、解体セールも近大マグロと思っていたら実際は100kg強のメバチマグロでした。メバチでもそれくらいのサイズだと味もグッドだが、いかんせんトンボシビとの価格差が今日くらいあるとなかなか。)
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 鮮魚から隣の精肉売場に向かう。
精肉でも低価格販売の嵐。今まで見たオープン特売価格の最安値を更新する豚の価格を見たりしながらも、鮮魚をたっぷり購入しているのでスルー。
熊野地鶏と岩手鴨を確認。やまと豚の加工品のパッケージが白色ベースになっていた。
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 日配でいくつか買物した後は最後のお楽しみである、寿司と惣菜売場。
寿司の作業場では手切りのネタを使っていることを確認。
スーパーの寿司のネタは外部でネタをカットし、冷凍保存されたものが店舗に届けられる。店舗ではそれを解凍してシャリの上に置くだけのスーパーが多い。生マグロやブリ・ハマチなどを手切りする場合もあるが、ほとんどのスーパーの寿司売場ではカット済みで冷凍戻しのネタを使用している。
こちらの寿司売場では、生ネタ以外、例えばタコも手切り品を使っているのに感心。それでいて「鮮魚の寿司」なんて安易な表示はしていない。エライと思います。
でも、価格と品種と食彩賓館の懐具合に見合ったものが発見できず、購入はしていません。

 惣菜もガラス張りで売場と作業場がきっちり区切られている。
以前、食中毒事故発生の原因の多くはノロウィルスとカンピロバクターであることを記事にしたことがあります(2011/02/23生食ブームに警鐘)。ノロウィルスが流行する冬場の時期に、二枚貝(カキなど)からの発生もそうですが、食彩賓館が一番恐れているの下記のパターン。
①ノロウィルス保菌者が来店
②バラ売りの商品の前で咳をして、菌が飛び散る。または、
③オープンキッチン作業者と会話したり、あるいは保菌者から飛散した菌が作業場に入る
④作業員が保菌者となる。
⑤その後、客が発症し、保健所に届出。
⑥保健所から連絡を受けた店舗が検便を実施する。
⑦作業員の便から菌が検出
(あるいは作業員が触れた食材からも検出)
⑧保健所がノロウィルス食中毒と判断。行政処分。
↑ ここで、菌が作業員や食材から検出されなければ、ただのノロウィルス感染症と判断され、おとがめなし。

実際にこういったケースがあるかどうかはともかく、食彩賓館がオープンキッチンを心配する理由は、「思わぬ衛生事故発生」が怖いからです。
食材が原因でなくとも保菌者からうつされる不安をできるだけ解消するためには、スーパーのオープンキッチンは採用しない方が良いと常々思っています。
と、いうことで、マルヤス社が新店で、今 流行しているオープンキッチン売場を採用しなかったことに拍手と敬意。
でも、作業場を見ると鼻マスク(鼻が出たまま)やマスク無しの人もいる。使い捨て手袋をしたまま、備品を触り、そのまま食材を触っている。オープンキッチンでなくとも、作業場を“見せる化”(見える化ではなく)している以上、少しは気を使って作業していただきたいと思います。

 いつもとは逆に最後に「結論」。
オープン特売価格に目がくらんで、ついつい好印象ばかりを記してしまいました。
本当の印象はオープン特売が終わってからの姿(“そこまで価格”から“ここまで価格”へ変更後)で判断をしたいと思います。
いままでの「コスモス」タイプの店舗よりは好印象でした。もう少し、こだわり商品が多くても良いかなとも思いました。
●購入商品
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・みかんはそこそこの安さだが、グレープフルーツ3玉100円とレモン3個50円は立派な“そこまで価格”。
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・トンボシビ(トンボマグロ)の価格設定も“そこまで価格”。干物はアジとカマスを購入75円。
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・「一身田スペシャルこれぞ!手作りオムそば」350円。他に焼き物はキャベツ焼150円などお値打ち商品もあったが、今回は見栄えの良いオムソバを購入。原材料表示に「着色料赤102」とあるが、紅しょうがは入っていませんでした。念のための表示ということでしょうか。
・自家製餃子はマルヤス社店舗のウリ。ガラスで売場と仕切られているものの、「作業の見せる化」はライブ感ある演出でした。にんにくの香りが強すぎの感もあるが、結構美味。
・うどん、焼そば10円は「他店価格に対抗しました」ではなく、チラシ掲載商品。
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・牛乳、小粒納豆、赤いきつね、緑のたぬき、トマトケチャップはすべて“そこまで価格”。
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・せっかくマルヤス社の店舗まで来て、安い物ばかり購入するのはモッタイナイ。ということで「魔法のスパイス」を購入。コーングリッツがポイントのようです。
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●資料
・↓ 訪問日のチラシ
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・↓ オープン日のチラシ
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【以下、過去記事より抜粋】

↓ 撮影日 2011/09/23
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コスモスの看板が掲示されています。どうやらレギュラーではなく“コスモス”形態での出店となる模様。タイプ分けの記事は過去記したので、今回は割愛。この記事の下方にも同様の案内をしていますので、過去の食彩賓館記事と合わせて見ていただきたい。
低価格と高質(高質ではなく、“適質”とでも言った方が良いのかも知れません)の融合を目指すタイプの企業は数多いが、食彩賓館としてマルヤス社に期待するのは“高質商品(価値訴求)”なので、コスモスでの出店は少し興味が薄れてしまいます

↓ 2011/08/13(part3・記事8/16
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style=”COLOR: rgb(51,51,51); mso-bidi-font-family: Arial”> 先回 紹介から約2ケ月経過し、鉄骨が建ちました。隣地境界については、前回記事で紹介したとおりの位置。
気になるのは左側の建築物。これは次回のお楽しみにとっておくことに。


↓ 2011/07/01撮影(
part2・記事7/5
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2回目は店を探さなくて良いので助かる。とはいえ、探すのも楽しみの一つなのかも知れません。貧乏性なので、行ったらついでにアレもコレもとなって、結局、目的の一つを落としてしまうということ度々。なので、最近は訪問済みの店舗はできるだけ通過してしまう傾向に([E:happy01])
とはいいながらも、マルヤス社の店舗はスルーするには少しおしい気がします。
以前ほどの高質感とこだわりは無くなったような印象ですが、それでも食彩賓館好みの面白い売場作りや商品作りを見せてくれます。
好きな企業ですが、「コスモス」形態の店舗はなんとなく一回訪問したら・・・という印象があります。
マルヤス社の運営する形態ではサポーレ(名古屋市)が高質商品を志向タイプの方へ向けた「商品的高質店」。マルヤス形態の店舗は「高質志向店」。どう違うかというと、サポーレは「こういった物を品揃えしているので買いに来てください」という店作りをしていて、マルヤスは「普段はナショナルブランドを使っているかも知れませんが、たまにはこういった我が社お勧めの商品を使ってみませんか?」という提案をしている(ような印象)。
サポーレは「置いている」ことがウリ。ヤルヤスは「提案している」ことがウリ。

ところで、どこまでがマルヤス一身田店の出店場所なのかが気になる。
裏側から見ると、コンクリートが新しい部分と古い部分が確認できた。どうやらあのあたりが境のようです[E:confident]。
↓ 赤い矢印の先端部分が境。

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↓2011/04/29 (
part1・記事5/1)
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 津インターからナビの誘導通りに向かうとマルヤス山手通り店の前を通過。懐かしい。
ご存知のようにマルヤス社にはレギュラータイプの「フレッシュマートマルヤス」「フレッシュマーケットコスモス」「フレッシュマーケットコスモスプラス」「フードパビリオン サポーレ」があります。どう違うかの説明は割愛するが、興味のある方はいくつか訪問記事を書いているのでそちらを参照されたし。
食彩賓館がマルヤス社に期待するのは“商品の高質店”。サポーレみたいな店舗です。確かに、昨今の低価格ニーズにより「コスモス」形態の出店が続くのはしかたないと思うが、名古屋のサポーレ瑞穂店の発展形を見せていただきたい。カネスエ社の旬楽膳とは違ったタイプの高質スーパーを作ってほしいと常々思っています。
 場所は近鉄津駅の2km程北。近鉄江戸橋駅近くの踏切を渡り、左に津市立三重短大、右に三重高等自動車学校がある場所を超えると左側にマンション「アベニューコート中野」が見える。
マルヤス一身田予定地はそのマンションの前。すでに整地が完了し、建築現場事務所も建っています。労災関係成立票を見ると予定通りの進行のようですね。
もよりの駅は近鉄高田本山駅や伊勢鉄道東一身田駅がありますが、歩くにはチョット遠い。買い物しないなら苦になる距離ではありませんが。【2011/05/01記事より】
●地図

Photo
◇競合店

・食材工房 ぜにや 一身田店
〒514-1114三重県津市一身田町昭和通り
℡059-232-6061 
食彩賓館フォトアルバム
・訪問記事 2011/07/05
2011007011330

・マックスバリュ津北店
〒514-0061三重県津市一身田上津部田125-1
 ℡059-233-6370

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●マルヤス社に関する記事
2008/6/17コスモス久居インター店開店
・2008/6/29
サポーレ(瑞穂店)かフランテ(八事)か
・2008/11/12マルヤス(三重県)西条店へ行く 
・2009/6/5
「マルヤスコスモス久居インター店一周年
・2009/11/3
名古屋の高質店「サポーレ瑞穂店」へ
・2009/11/8
コスモスプラス(COSMOS Plus)松阪店オープン
・2011/07/05マルヤス一身田店の風景(part2)
・2011/08/14style=”COLOR: rgb(51,51,51); mso-bidi-font-family: Arial”>マルヤス松阪川井店の風景(part1)

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マルヤス松阪川井町店の風景(part2)(三重県松阪市)に続く