ビックリブ安城店で「競合店が本当に怖いのは」を考えた(愛知県安城市)
三河屋 ビッグリブ(BIGLIVE)安城店
愛知県安城市三河安城町2丁目22番3
℡0566-74-8202
前回訪問日 2008/04/27(外観フォト)
今回訪問日 2012/01/18(記事)
ビックリブ小牧店(・2011/12/14ビッグリブ小牧店)で三河屋社の変化を見せていただき、既存店(ビッグリブタイプ)がどうなっているのか気になってました。フィール安城住吉店に行ったついでといってはナンですが、ビッグリブ(BIGLIVE)安城店を訪問。
まず、結論として「変化なし」でした。
微妙な変化は確かにあります。ありますが、小牧店のような変化ではありません。
数年前から一部、パワーズでも変化がありましたが、商品に「薀蓄」や「イチオシにする理由」、「料理提案」などを添えて、目立つ大型POPと大量陳列で売場作りする。そして鮮度をアピール。商品の価格よりも「内容」を売り込む作戦。
一世風靡した手法です(現在進行形ですが)。考え方はすばらしく賛同できますが、実際の運営に対して食彩賓館は少し違和感を感じていました。
考え方は素晴らしいです。商品にまつわるアレコレを添えて、派手な装飾や目立つ売場作りで消費者にアピールする。ネーミングも素晴らしく、客へのインパクトもディープです。
問題は、アピールの内容が、考え方ではなく、形だけ真似ただけ(食彩賓館では“マネリング”と言ってます)だったり、商品説明が「?」なもの(食彩賓館ではゴトPOPと言ってます)が散見したりと、過去、幾度となく食彩賓館でも事例を紹介してきました。ようするに考え方を理解していないんじゃないかと。
例えば「超鮮度宣言」。
「我が社の超鮮度とは○○○である」。という考え方があって、各部門がその考え方に沿って「超鮮度」な商品とその理由を表示するのが正しい方法だと思っています。
ある部門は芋玉を2日販売するのが超鮮度だったり、弁当を6時間販売するのが超鮮度だと表現しているのはおかしいと言っているのです。今よりも短い販売日数や時間が超鮮度だったり、鮮度宣言であるのは単に店側の管理の問題だけであって、客にとっての「超鮮度」ではないと思います。
また、商品につける販売理由にもそれがいえます。
客にとって知っていることでより美味しくなる調理方法や商品の選択方法を伝えるのは良いとことだと思いますが、少しオーパーすぎる表現があるのは困ったものです。
まずは考え方を理解
三河屋社の話からそれてしまいました。話を元に戻します。
おそらく、ビッグリブ社の経営者、または幹部社員の方は、同社の販売方法を低価格路線一辺倒から「品質を売る」スタイルに変えたいと思っているのではないかと。
でも、私が近隣競合店の経営者だったり、店長だったら、ビックリブ安城店がディープな品揃えと圧倒的なボリュームで低価格で販売された方が怖いんじゃないかな。
そんな風に思っています。
そういえば、恵方巻き。どっかで必ずやるだろうなあと思っていたらこちらの店舗でやってました。
「総選挙」。
はたして、どの商品がセンターの位置をゲットするのでしょうか。