4月の話で恐縮。
静岡遠征時の訪問店舗で面白いことをやっていたので記録しておきたい。
静岡件清水区周辺のJAではこの時期になると自店で地場産のたけのこをボイルして販売しています。
店舗前でテントを張って、中でボイルしながら販売。
もちろん、生もあるし、生産者自らがボイルして持ち込むたけのこもあるので、どれを選んで良いか迷うほど。
もちろん、朝堀りたてでボイルして持ち込むものがイチバンなのでそういった商品を見極めようとジロジロ見ていたら、丁度、茹で上がったたけのこの皮を剥いている場面に遭遇。
「それください」
と言おうと思ったら、ちょっと衛生的に心配になったのでとりあえず、作っているところを見ていると中国の田舎の小さなたけのこ工場を思い出したのでやめておいた。
ということで購入したのがこちらの たけのこ。
いくつかある中から「朝掘り」「朝茹で」を条件にすると、売場の方がこちらの方の商品を薦めてくれました。
ボイル後の水晒しをあまりしていないようなのでペーハー値は高いと思う。よって香り良く、食感もシャキシャキと適度な歯ごたえ。
水煮たけのこは産地で皮付きのままボイルした後、皮を剥き、水晒しをしてペーパーを下げてから缶詰にされる。
ペーハーが高すぎると膨張缶(中で発酵して膨らんだ缶)になり、低すぎるとすっぱいたけのこになってしまう。
実は水煮たけのこは食彩賓館の得意品目なんです。水煮たけのこを語りだしたら話が長くなるのでやめときますが、そりゃ思い出も思い入れも強い。
1989年に列車に10時間以上揺られて中国は浙江省の山奥に入ったのを皮切りに、江蘇省、江西省と5~6回は中国各地の現地工場へ入り込んで品質チェックをしていた時代がありました。
当時(23年前)は中国も改革開放路線が定着したばかりで、上海でも紺色の人民服を着ている人があちこちにいました。「サービス」なんて言葉が存在しないようなお国柄で視察旅行も大変な手続きが必要だったのを覚えています。
その分、ローカルな雰囲気があり、杭州、蘇州、寧波の風景ものどかで「中国に来たなあ」を実感することができました。
そんな感傷にひたりながらボイルのライブ調理を鑑賞。「こんなトコで煮炊きしていいの?」という干渉はしませんでした。
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JAしみずの直売所は「清水野菜村」と名づけられ、ふれっぴー6店と「四季菜(地産地消レストラン)」で販売。運営はJAしみずサービス。
当日訪問店舗は
●産直プラザふれっぴー飯田店
静岡県静岡市清水区下野緑 15-35
℡054-365-2822
●産直プラザふれっぴー庵原店
静岡県静岡市清水区庵原町 1
℡054-367-3228
●産直プラザふれっぴー興津店
静岡県静岡市清水興津中町 423-5
℡054-369-2288
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●静岡県のJA及び直売所に関する記事
・2008/9/30静岡県浜松市(JA三ケ日・みかちゃん)