食彩品館.jp

猿投温泉金泉閣と金泉の湯(愛知県豊田市)でラドン含有量21.1M・E/kgの湯につかりそして飲泉。

猿投温泉金泉閣
豊田市加納町馬道通21 
℡0565-45-6111
20131220_2

↓館内 展望風呂
20131221_3

↓館外 金泉の湯(日帰温泉) 
℡0565-45-5800
20131220

20131220_3

↓ リニューアル前の金泉の湯(2012年5月撮影)
201205180519_1

 ヘラルドグループ→スターキャット・ケーブルネットワーク(コミュニティネットワーク子会社)と経営母体が変更するも、「愛知県最大級の天然ラドン温泉・飲用可」をウリに営業中。
 放射能泉の「ラドン」は、天然放射性元素のラジウムが自然に壊れることで生じる気体状の放射性物質。
要するに、「地中のウランの壊変で元素が安定化し放射線を出してラジウムに代わる」→「地下水に溶け込み“ラジウム鉱泉”となる」→「ラジウムが壊変してガス状のラドンになる」。
そういったラドンが溶け込んだ“ラドン温泉”ですが、放射能泉の定義は「1kgに溶けているラドンが74Bq/L(ベクレル)以上、あるいはラジウム塩が1億分の1ミリグラム以上(100 ng/L)あるもの」とされています。
 通常、ラドン温泉では“ラドン”を呼吸で取り入れるが、こちらの猿投温泉では飲用の許可がされているため、通常の呼吸だけではなく、飲泉としても体内に取り入れることができます。
 無色無臭の気体であるラドンの効能としては、体内に入ることによって「神経細胞の鎮静化による神経痛緩和」「尿酸を排出する作用“痛風の湯”」があります。
通常、ラドンは2~3日で体外へ排出されますが、その間に上記のような働きをするのです。
逆に屋内ラドンに対する警告がWHOやEPA(アメリカ環境保護庁)はじめいろいろと問題提起されていますが、食彩賓館としてはラドン温泉のホルミシス効果により期待しています。
気体だけに期待ということで。
 さて、ラドン温泉の基礎知識を念頭に、全国のラドン温泉と猿投温泉の比較をすると、以下の通り(数値は概算)
◆猿投温泉のラドン含有量を1とした場合
※日本四大ラジウム温泉
三朝温泉(鳥取県)6.4~30.9
五頭温泉郷杉村温泉(新潟県)2.4~1.7
玉川温泉(秋田県)0.03(?)
増富温泉(山梨県)0.1~0.44
(食彩賓館調査・数値は目安程度です)

 ということで、含有量は各温泉地でも場所によって、あるいは源泉によって違うため良くわかりません。局所的に世界有数の数値を持つ増富温泉の例もあります(上記目安数値には入れませんでしたが)。
また、玉川温泉が有名なのはラドンの含有量ではなく、岩盤浴等によるμSv(マイクロシーベルト)の数値であったり、ラジウム226のホルミシス効果時間(半減時間の長さ)であったりします。
よって、温泉地周辺環境や同行者との雰囲気等々、いろいろな条件が重なって「良い温泉地」とされるようです。
到底、食彩賓館ごときが証明できるものではありません。

 長々と講釈や出所不明のデータを並べているのは次の一点につきます。
「はたして猿投温泉金泉閣の温泉評価は全国ではどのあたりに位置するのか」。
結論、不明([E:coldsweats01])
 気持ちよければそれでエエと思います。
飲用についても気体ではなく、直接、体内に取り入れることへの危惧的意見もありますが、まあエエかなということで、冷蔵庫に入っていたペットボトルの温泉水を持ちかえり、ロビー奥の売店付近に設置された飲用泉で新鮮なラドン含有水を一杯いただきました。
1

2_3
20131220_61

 猿投温泉金泉閣の温泉は「単純弱放射能温泉」で源泉温度は20.4℃。ラドン含有量は76.8×10-10Ci/kg(21.1M・E/kg)。若干、消毒臭を感じるものの、適温に加温された気持のよい温泉でした。

 今回は1年半ぶりの「食のプロ集団」合同宿泊宴会第10回。参加者数約20名。参加人数が少ないのはレギュラー会員のみ厳選したから([E:catface])
楽しい夜を過ごしました。
◆夕食
↓ 今回2013年12月某日
20131220_47

↓ 先回2012年5月某日
20120518_16

◆朝食
↓ 今回2013年12月某日
 (和食バイキング)
20131221_4

↓ 前回2012年5月某日
20120518

◆周辺景色
↓ 今回2013年12月某日
20131221_5

↓先回2012年5月某日(不動明王尊と鈴が滝)
20120519_1

120120519

201205180519_2

◆資料
1_2

2_4

1_3

2_5

=========================

◆温泉に関する記事 ・2023/10/15・頑執妄排と本然。温泉の“本物”と“偽物”について考察。老舗旅館の「本物の温泉」説明に違和感。温泉利用形態は「源泉未加工で自然湧出+足元湧出」「源泉未加工で掘削自噴・動力揚湯+引湯」「源泉加工-1(自然冷却・熱交換)」「源泉加工-2(加水・加温)」「源泉加工(循環ろ過+消毒)」いずれも、温泉法第二条に該当していれば“本物の温泉”です。「本物」ではなく「本然」とすべきでは。

・2023/08/17温泉分析書マスターが語る。“p.H.”を「ピーエイチ(ピーエッチ)」と読むか「ペーハー」と読むか。「ピーエイチ(ピーエッチ)」と読まないと若者には通じない?。

2023/02/22東北秘湯4日間復路欠航顛末記 (不老ふ死,谷地,酸ヶ湯,新玉川,乳頭温泉鶴の湯)

2020/12/31層雲峡 朝陽亭の温泉(上川町)

2020/12/23朝陽リゾートホテルの温泉(上川町)

2020/08/24天龍温泉おきよめの湯(長野県)

2020/04/14リゾートホテル蓼科(長野県茅野市)

2020/03/30ホテル穂高(岐阜県新穂高)

2020/03/03横谷温泉旅館宿泊記(長野県)

2019/11/12とうえい温泉花まつりの湯

2019/11/01那智山と流し台・タライ湯

2019/10/15海乃湯、鮪乃湯(勝浦漁港)

2019/10/10ゆりの山温泉(湯川温泉)

2019/09/24四季の郷温泉(湯川温泉)

201909/16ホテル浦島山上館宿泊と温泉

★・2019/09/10温泉の法律と表示,定義

2019/08/30はまゆ(和歌山)湯の鮮度

2019/08/27竹の郷温泉ホテル京都エミナース

2019/07/15紬(箱根強羅)源泉掛け流し

2019/05/29奥伊根温泉油屋本館(京都)

2019/04/10赤穂パークホテル(兵庫県)

2019/01/30三保園ホテル(静岡)冷鉱泉掛流

2019/01/27湯ノ口温泉(熊野)源泉掛流

2018/09/28濁河温泉湯元館(岐阜県)

2018/09/06新湯ノ口温泉(熊野)入浴記

2017/12/26蔦温泉と蔦沼(青森県)

2017/12/06青森ワイナリーホテル宿泊記(南大鰐)

2017/04/26紀州南部ロイヤルホテル温泉

2017/04/21白浜温泉外湯巡(和歌山)

2016/10/11アクアイグニスの温泉源泉掛流

2016/09/08八方温泉源泉掛流グローリアス

2016/06/17礼文島温泉うすゆきの湯

2016/07/18北国グランドホテル(利尻島)

2016/03/31玉造長生閣(島根松江市)

2016/03/24三朝温泉(鳥取県)

2014/01/05 猿投温泉金泉閣(愛知)

2013/08/19秋保温泉(宮城県)

2013/06/15きよもん湯(和歌山湯川温泉)

2013/06/08紀伊勝浦港(和歌山県)で周辺の風景と温泉宿泊施設。勝浦漁業協同組合 魚市場、勝浦漁港にぎわい市場(朝市)、足湯 海の湯、南紀勝浦温泉 越之湯、南紀勝浦温泉ホテル中の島、ホテル浦島、他

2013/05/04 湯の峯温泉 世界遺産登録の温泉「つぼ湯」入浴。川湯温泉、渡瀬温泉(和歌山県田辺市) 本宮温泉郷。その他周辺の入浴済み温泉施設(龍神温泉、十津川温泉、湯ノ口温泉、入鹿温泉、上北山温泉、小処温泉、南紀勝浦温泉ホテル中の島)

2013/01/03下呂温泉露天風呂(岐阜県)

2010/04/24 城崎温泉(兵庫県)

2009/05/06白浜温泉と南方熊楠(和歌山県)

2008/08/17越後湯沢 雪の宿 高半(新潟県)

2008/07/17温泉(過去からの第一回まとめ的記事)

◇温泉行

▼北海道

・ウトロ温泉 ・釧路川温泉幣舞の湯 ・旭岳温泉  ・白金温泉  ・湯川温泉   ・うずら温泉 ・芦別温泉  ・ニセコ昆布温泉 ・我虫温泉  ・礼文島温泉うすゆきの湯利尻島利尻富士温泉

 

▼東北 ・黄金崎不老ふ死(青森)2023/01/29~01/30

・酸ヶ湯温泉 2023/01/30~01/31

・谷地温泉2023/01/30

・新玉川温泉2023/01/31-02/01

・乳頭温泉郷鶴の湯 2023/02/01

・大鰐 島田温泉 ・岩手 八幡平温泉 ・仙台秋保温泉 ・十和田湖蔦温泉

     ▼関東 ・鬼怒川温泉   ・塩原大網温泉 ・伊香保温泉   ・行田温泉   ・草津温泉地蔵の湯、煮川の湯    ・草津温泉西の河原露天風呂  ・四万温泉積善館  ・四万温泉湯元長静館 ・箱根温泉

 
 

▼北陸・越後 ・赤倉温泉  ・越後湯沢温泉 ・黒部峡谷名剣温泉 ・立山みくりが池温泉

▼信州・山梨 ・上高地温泉 2022/07/29-07/30

・白州塩沢温泉 ・上高地中の湯温泉(旧)   ・北志賀よませ温泉  ・小谷温泉 ・野沢温泉  ・馬曲温泉 ・奥蓼科渋御殿湯 ・奥蓼科渋川温泉 ・奥蓼科明治温泉 ・奥蓼科明治温泉 ・渋川温泉 ・海ノ口温泉 ・稲子湯温泉  ・諏訪湖温泉 ・乗鞍高原温泉 ・小谷温泉 ・白馬八方温泉 ・白馬姫川温泉 ・奥白馬温泉(グリーンプラザ白馬)

・白骨温泉   ・新穂高温泉    ・志賀ほたる温泉(熊の湯) ・地獄谷温泉  ・渋温泉外湯巡り  ・湯田中 ・海ノ口温泉

・渋温泉(金具屋と外湯)

↓ 金具屋 文化財 大広間

↓ 金具屋 文化財 斎月楼 蓬莱軒

↓1997年

 

 

▼岐阜・愛知・三重(紀州除く)・静岡 ・三保はごろも温泉 ・土肥温泉 ・濁河温泉 ・下呂温泉・奥飛騨温泉 ・尾張温泉 ・三重片岡温泉

▼紀州(三重・和歌山・奈良各県南部) ・熊野入鹿温泉・熊野湯の口温泉(新・旧)  ・田辺本宮わたらせ温泉・田辺本宮川湯温泉  ・田辺本宮湯の峯温泉・湯の峯温泉つぼ湯 ・十津川温泉 ・南紀 勝浦温泉  ・田辺 龍神温泉 ・みなべ温泉   ・上北山温泉薬師の湯・上北山 小処温泉 ・下北山温泉

 
↓ ホテル浦島温泉(南紀勝浦)

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

▼関西(紀州除く) ・京都市竹の原温泉 ・丹後奥伊根温泉 ・天の橋立岩滝温泉 ・赤穂温泉 ・丹後温泉2023/01/01問人蟹

・有馬温泉 古泉閣2022/11/07-11/08

▼中国 ・三朝温泉 ・玉造温泉

▼四国 ・道後温泉本館2023/02/12朝6時入浴

・道後温泉椿の湯2023/02/11

・道後温泉別館飛鳥乃湯泉2023/02/11

・奥道後温泉(ルナパーク)

▼九州 ・由布院温泉2022/12/11-12/12

・黒川温泉2022/12/12-12/13 湯峡の響き優彩

山の宿新明館

・鉄輪温泉   ・雲仙小浜温泉 ・雲仙小池地獄温泉

▼海外 ・サンモリッツ(スイス)