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「豊田市和紙のふるさと」と「和紙工芸館」、「四季桜公園」、「和紙とお食事 紙の花」(愛知県旧小原村)

 今年は小原へ行く機会が数回ありました。旧小原村は2005年4月に周辺6町村(小原村、旭町、足助町、稲武町、藤岡町、下山村)と一緒に豊田市へ編
入。豊田市は愛知県で二番目の人口となり、愛知県で一番面積の広い市になったわけですが、食彩賓館にとって稲武、足助、小原を豊田市と一緒にくくるのは違
和感があります。自動車の街のイメージが強い豊田市という名称とは合わない、愛知県でも有数の素晴らしい自然と文化を持つ地域です。
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和紙と四季桜で知られるこの旧小原村へ今年は3回ほど行く機会があったのですが、肝心の観光をすることができず、今回が初の観光地巡り。
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 まずは四季桜公園と周辺の四季桜。11月がピークなので終わりかけですがまだまだ咲いていました。撮影 2013年12月下旬
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 四季桜はその名の通り、四季を通じてパラパラ花を咲かせるのですが、小原の四季桜(シキザクラ)は春と晩秋の二季に花を多くさかせる品種で、豆桜(マメザクラ)と江戸彼岸(エドヒガン)の交配種です。

 
我が家の敷地内にも四季桜の仲間である「十月桜(ジュウガツザクラ)」を植えています。四季を通じて、真夏の一時期を除き、冬でもパラパラ咲いています。
パッと開いてサッと散る潔い染井吉野(ソメイヨシノ)も良いのですが、食彩賓館は冬の日にけなげに咲いている十月桜が好きなんです。
↓ 我が家の十月桜 2013年12月撮影
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↓ 我が家の十月桜 2008年4月撮影
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 この十月桜は丈夫で北東の日の当らない場所にもかかわらず、グングン伸びて我が家と隣地の境界を越えること度々、毎年、越境している枝を落としています。
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」といわれるように、桜は枝を落とすとその部分から腐ったり、花付が悪くなったります。それがたまに枝を落とさない年があっても、虫に葉を全滅させられたりと、なかなか手強い品種。
その四季桜を観光の目玉としているのが旧小原村で、旧村内の四季桜は6200本程と言われています。

 こちらは国道から少し入った緑の公園に行く道路にある四季桜。撮影日12月中旬。
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この他にも見所は多いのですが、季節を過ぎている(12月中旬)のためこれくらいで。
ピークは紅葉の時期と重なる11月1日から11月30日が見ごろとなります。国道が渋滞になるほど観光客が訪れますが、空いている時期に訪れると、ゆっくりと楽しめます。

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 もう少し北へ向かうと「和紙のふるさと」があり、周辺には「和紙展示館」や紙すき体験ができる「和紙工芸館」や食事ができ、お土産・民芸品も販売する「和紙とお食事 紙の花」があります。

●豊田市和紙のふるさと
愛知県豊田市永太郎町洞216−1
℡0565-65-2151
駐車場 150台(無料)
・観覧時間 午前9時~午後4時30分
休館日 月曜日と年末年始
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↑ 上の建物は休憩所(当日は閉鎖中)
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◇和紙展示館
・入場料 個人200円 団体150円
      中学生以下無料
・藤井達吉展示室、小原工芸紙展示室
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 特に、藤井達吉展示室の内容(村人とのかかわりと小原和紙誕生の経緯)がすばらしく、しばし滞在。
館周辺に紙すきの原材料となる「コウゾ」、「ミツマタ」、「ガンピ」が見本園として植えられています。冬は枯れてますが。
↓ コウゾ
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↓ トロロアオイ
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↓ミツマタ
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すぐ近くにある工芸館へ。
紙すきの体験実習が可能。
こちらで作製された小原和紙のお土産もあったりと、なかなか楽しめます。

和紙工芸館
℡0565-65-2953
・体験実習受付時間
 午前9時~午後4時
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和紙のノートのお土産購入↑

 工芸館の方とお話していて私の唯一持っている小原和紙の作品が結構、価値のあるものと伺い、ちょっと嬉しくなりました。
↓ 人間国宝 山内一生氏の落款入作品
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ちなみに額は私の手づくりです[E:catface]

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上記、和紙のふるさとの各施設の前に食事のできる店があります。
●和紙とお食事の店 紙の花
愛知県豊田市永太郎町166
℡0565-65-1711
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜日(11月は無休)
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 和紙を中心としたお土産品とそばと丼等和食メニューで食事のできる店です。
自家栽培ミネアサヒの直売と自家製の南高梅加工品の販売も。そして「とよた五平餅学会」の五平餅が人気。

◇とよた五平餅学会に関する記事
2011/09/25とよた五平餅学会(野田味噌前)
2012/06/23美井屋(豊田市)

★購入商品
・自家製南高梅ジャム。蓋が固くてなかなか開かずにに苦労しました。
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◇資料
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