国際自然保護連合(IUCN)によるレッドリスト改訂版でニホンウナギ(学名Anguilla japonica)が「絶滅危惧種」に指定されるということで、ますますうなぎが高くなってしまうのかと思っていたら、今年はシラス漁が豊漁という。
豊漁とはいえ、50年前は200トンの漁獲があったといわれるニホンウナギの稚魚は2013年に採取量で5トン、池入れ量で12.6トンまで激減、今漁期
(2013年12月~2014年4月)のニホンウナギの池入れ量(養殖のために投入された量。採取と輸入の合計)は25トンで、前年の12.6トンの2倍
に増加。昨年は248万円/kgで取引された稚魚も今年は大幅に安くなり、110~120万円/kgという。
ちなみに池入れ量が今漁期と同じ25
トンだった平成19年はニホンウナギ稚魚の価格は36万円/kgで取引さされていたのでウナギの割高感は当分、解消されそうにないものの、昨年の半額以下
まで稚魚価格が下がったのだから、今年の土用の丑(7月29日)はちょっぴり期待できるかと。
ということで、久々に、うなぎを食べるかと皆さんでいつもの鰻屋さんへ昼食に。
稚魚の漁獲も増えたことだし、平日ランチ限定980円セットではなく「特上うなぎ丼」を注文。
さすが旭屋。稚魚価格が下がっているのを受けて、特上丼2300円のところ、2000円で提供してくれている。
肝吸と漬物もついて2000円なのでお値打ちです。
いつもの980円の鰻はペラペラですが、さすが特上。身がいつもより厚い。当たり前か。こちらの鰻は当日の朝開く(前々回に店の方に聞いた
話)ということで、「真水を与えて数日~1週間ほど活かしこみをした鰻を注文されてから捌いて焼く」という食彩賓館好みの方法ではありません。
焼き具合は良いものの、若干、身に泥くささが残っているのを感じる。同日の同行者は気にならなかったということで、個体差なのか当方の敏感さなのかは不明。
いずれにせよ、2000円でこのサイズをいただければ文句は言えません。
ご馳走様でした。
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うなぎの旭屋
愛知県知立市上重原町小針121-3
℡0566ー81-0284
<予約専用>0066-9679-7367
・お昼の営業
[月~日]
11:00~14:00
・夜の営業
[月・火・金・土・日]
17:00~20:00
定休日
水・木曜日の夜の営業は休み
席 52席 (座敷 10、 椅子席 3)
紹介記事 2012/08/22(part1記事)
紹介記事 2013/07/19(part2記事)
紹介記事 2014/06/ (part3記事)
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