フレンチフォアグラ&ハンバーグ バルサミコソースをガスト豊田店(愛知県豊田市)でいただく。フランス政府が推薦し、EUが保証したIGP認定の「ペリゴール産のフォアグラ」を使用
最近のファミリーレストランは二極化。といっても極端な価格差提供ではなく、チョイ安とチョイ品質訴求。
例えば、デニーズでは「アメリ カ産アンガスビーフミスジのドライエイジングビーフ」なんてのは、10日前後ウェットエイジングした後、7~10日間ドライエイジングで熟成。ドライエイ ジング期間中、熟成庫内は温度0~1℃・湿度80%をキープするというこだわり品を提供している。
「松阪牛」「仙台牛」「神戸牛」とかの高級和牛ブランドでなく、USAアンガスビーフをドライエージングさせた“チョイこだわりの品質訴求”料理。
「フレンチフォアグラ&ハンバーグ バルサミコソース 790円」。これにライス+日替りスープ+ドリンクバーの平日スペシャルセット389円をつけても1,000円を少し超える程度。
「フランス・ペリゴール産のフォアグラ」使用といってもハンバーグの上にちょこっと乗っているだけなんですが、フォアグラは大量に食べてもアレなんで、コレくらいの量で大丈夫。それでもガスト全体では30トン以上のフォアグラを買い付けたとか。
さて、和食党の食彩品館がフォアグラなんていただくのは稀。しかも自腹で食したのは数回しかありません。よって、このフォアグラのレベルがどうなのかは食すまでまったく不明。
尚 且つ、強制給餌(ガヴァージュ)で育てられた鴨(あるいはガチョウ)に対する世間の非難もあることから(今年1月にはファミリーマートが弁当メニューに少 し使用していたフォアグラに対する客のクレームにより、販売を中止したこともありましたね)、あまり積極的に「美味しい」を連発するのも気が引けます。
で もね。このフォアグラは今まで食したフォアグラの中でもなかなか良い印象。レバー臭の嫌いな食彩品館でもすんなりと食べることができました。程よい食感と 焼き加減も上々。おそらく60℃前後の低温調理で時間をかけて加熱したと推測。外のカリっとした食感と内側の溶け出す手前のトロッとした食感が程よく調和 している。
とはいえ、高級レストランで食すフォアグラと比べているわけではありません。ファミリーレストランでこのレベルのフォアグラを提供しているということに拍手を送りたいのです。
なんにしても食材の産地を表示することは良いことです。ところでハンバーグに使っているミンチの産地や赤身の割合とかの表示はしないのでしょうか。
また、このフォアグラはどのようなフォアグラなんでしょうか。以下、ご参考まで。
◆ご参考
・IGP認定条件としては「組合に加入する」「餌はトウモロコシを与える」「12日以上ガバージュする」「芝生の上で81日以上飼育する」が条件。
・ フォアグラの分類には「Le foie gras cru ル・フォアグラ・クリュ(太らせた鴨やガチョウからとれたそのままのもの)」、「Le foie gras frais ル・フォアグラ・フレ(中心温度65℃~70℃調理品)」、「Le foie gras mi-cuit, ou semi-conserve ル・フォアグラ・ミキュイまたはセミ・コンサーブ(低温殺菌されているフォアグラ)」、「Le foie gras appertise フォアグラ・アペルティゼ(中心温度110℃で約1時間ほど加熱された)」がある。
・フォアグラには定められた表記法があ り、「Le foie gras entier ル・フォアグラ・アンティエ(肝臓丸ごとひとつを使って作られたもの)」、「Le foie gras ル・フォアグラ(カットされた肝葉で作られたもの)」、「Le bloc de foie gras ル・ブロック・ド・フォアグラ(鍋で煮溶かし再製させたもの)」の三種があり、それぞれの価格差が大きい。
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ガスト豊田店
愛知県豊田市寿町2丁目4
℡0565-25-1555
◇営業時間
平日 9:00~05:00
土曜日 24時間
日祝 24時間
・フレンチフォアグラ&ハンバーグ バルサミコソース
「フランス・ペリゴール産のフォアグラ」
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