定番の汐そばは760円。チャｰシューは外部から長時間温度をかけて湯煎したものか、またはスチームコンベクションで調理したもの。いわゆる低温調理品。
中身は空気に触れていないのでピンク色ながら、その発色具合から温度はしっかりと入っていることが想像されます。
以前、他の店でラーメンにトッピングされた真っ赤々な豚肉とはあきらかに発色が違います。
これをして“レアチャーシュー”と言って良いのかどうかはともかく、中心温度75℃1分以上と同等の熱を加えたことが伺えます。
食感としてはなめらかでパサつきがないこともあり、たんぱく質の劣化を想定した60℃前後の長時間加熱と推測。
これにより、サルモネラ菌と腸炎菌、カンピロバクターの殺菌は期待できますが、O-157やボツリヌス菌に対しては温度が不足。
ですが、こういったことをしっかりと把握して調理されていることが伺えます。

　麺は若干、ゆるめながら悪い印象ではありません。
スープの味は最初のうちは、はっきり言って物足りません。ですが、スープを飲み進めると、その物足りなさを補うかのような“濃さ”を感じ始めます。原材料から抽出された旨味成分が上手に調和されているからだと思います。
もちろん、最後の一滴まで飲み干しました。

　チャーシューの微妙な調理方法に感心した一杯でした。

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らぁ麺や  汐そば雫
愛知県名古屋市瑞穂区下坂町4-15 スターリア1F
・営業時間　11:30〜14:00 18:00〜20:00
・定休日　　　月曜・日曜の夜
・駐車場　　　3台(近隣にコインパークあり)