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★食べログ記事をアップしました
今年、2015年の夏の土用の丑の日は、一の丑が7月24日で二の丑が8月5日。2回あります。例年、土用の丑の前後は鰻を食べないことにしているので(笑)、土用入り前の空いている時期を狙って食すことが多い。 とはいえ、当日は鰻なんぞ食べる予定もなく、たまたま通過したのです。店の前を昼食時間帯に。平日のしかも11時20分。店内ガラガラのはずなのに結構、客がいます。 客層は家族連れが多い。子連れはさすがにいない。一人でやってくる女性客も数人。外観からすると結構、敷居が高そうな印象ながら、中に入ってメニューを見ると庶民向けの価格帯のメニューもチラホラ。 なによりもすごいのはメニュー内高額商品のボリューム感でしょうか。それを食していると周囲に「どうだっ。見てみろ俺の食事」ということを自然にアピールできます(笑)。
さて、まずは自慢の鰻メニューから見る。ライスが 種類に うなぎの切れ数が 種類。この組あわせを自分の好みや懐具合に合わせて選択することが可能です。さらに丼、お重が選択可能。もちろん長焼きも。
特にこの店の特徴はズバリ、鰻の大きさをメニューに表示していること。 鰻のサイズをメニューに表記しているのを見たのはおそらく初です。普通は相場変動に合わせてサイズを微妙に変更していることもあるのでズバリのサイズ表記はしていません。 「4P」ときちんとメニューに表示されています。 ◇うなぎサイズ(参考) ・6P≒生167g/尾中心→焼製品100g~110g/尾 ・5P≒生200g/尾中心→焼製品120g~130g/尾 ・4P≒生250g/尾中心→焼製品140g~170g/尾 ・3P≒生333g/尾中心→焼製品140g~170g/尾
国産うなぎの中心サイズは5P。今まで食したものの多くはこのサイズになりますが、中には6Pでペラペラのサイズの鰻を提供する激安店もありました。また、輸入物は4P~3Pの大きなサイズのものが多いようです。 サイズを表示するということで、池上げの相場がわかればメニューに使用している鰻のある程度の商品原価率も計算可能です(物流費負担や仲卸・問屋の帳合費は不明ですが)。
以上の理由から「4P」サイズとメニューに表示してあることの意義とこの店の度量がわかっていただけるかと。
「4P」とは1kgに4匹入っているモノとなります。つまり250g前後。当然、5P(200g/尾)に近いサイズから3P(333g前後)に近い大きなものまで混在します。 この「4P」を焼いて料理にすると140g~170g/尾になります。 つまり、「4P」といっても大小差が最大で20%ほどあるため、5Pに近いモノが出るのか3Pに近いものがでるのかまでは不明。
ついでに、このメニューにはもう一点、気になる表示があります。「注文から40~50分」という待ち時間の表記。繁忙期にはその程度は覚悟してねということなのか、それともエブリディ&エニイタイムなのかが不明。 でも、40~50分待ちを覚悟して頼んで40分待っても腹は立たないが、捌き~焼き~盛付けまでを15分と想定して待っていて40分もかかったらちょっと痺れを切らすかも知れません。 この時間を見た一見さんは注文をあきらめるかもしれませんね。
鰻を注文する前に、好例の「食彩品館.jp作 うなぎチャート図」に従って、内容確認。↓クリックで拡大表示
店舗での「活かしこみ」はしていないが、泥抜き済みのうなぎを仕入れているということで、鰻のオーダー決定。 ライスは無料で自分の必要量にあった量目を選択できるので150gサイズ、つまりお茶碗に軽く1杯程度を選択。 鰻はせっかくなので1尾6切れを選択。4Pサイズであることを実感したいがため。 器は丼ではなくお重で。後で気づいたが、大きさを実感するには長焼きの方が良かったかなと少し後悔。
鰻を注文した後は、この店のウリの一つである「漬物バイキング」コーナーで漬物を全品試食。当日は21種類ほどありました。ついでにうなぎの骨も食べ放題(笑)
残念なのは原材料の表示がないのでイマイチ不安なこと。原産地と使用添加物や調味料など原材料表示があればと少し残念です。うなぎのサイズを表示するほどの“オネスティ”な店だけに。
待つこと約10分。想定よりも早く出てきました。鰻は事前に捌き済みだったか? それとも当日は鰻の注文をする人が少なかったのか。これ位の時間だったらまったくストレスがありません。 ところで、商品を持ってきてくれた人が「小盛り」とライスのサイズを言うので、思わず「特上を頼んだけど」と言ってしまいました。お重のサイズはライスの量にあわせているため小さいのです。 これは失敗しました。周囲に対して「どうだっ。俺は特上だぜぃ」というアピールができません(笑)。
お重の蓋を取ると中にはうなぎ6切れ(1尾分)がちょこんと乗っていました。
印象的には4Pの中心サイズよりも若干、5Pに近いような気がしますが、前回別店で食したのが「5Pでも4Pに近いサイズ(店主談)」だったので、それと比べたら大きいことが実感できます。 長焼きではないので無頭ですが、腹開きで蒸し無しの関西風。関西風の焼きなので皮はカリカリなのが当たり前ですが、この店はカリカリ感の具合が好みに仕上がっています。焼き過ぎでないのが好印象。
身のふっくら感は関東風に劣るものの、しっかりと泥抜きされた鰻であることがわかります。 一色産でも時々、泥抜き期間が不足していることがあるので、そういった点では立派。
この店の特徴としては「泥抜き鰻」を「店内で捌いて」「関西風で炭焼き」で「焼き加減が好み」で「タレに頼りすぎない程度の味付け」で「うなぎ本来の味を大事に」した店であるといえます。 鰻に限らず、料理は嗜好品なのでそれぞれの楽しみ方があってしかるべき。食彩品館.jpでは原材料の美味しさを素直に実感できる調理方法が好みです。 そういった点で、和食料理も出す「たま川」で、うなぎ専門店とはまた一味違う「うな重」を食すことができました。やはり混雑しない平日の、しかもピーク前に行くのがお勧めかと思います。間違っても土用の丑の日当日に行ったらこうはいきません。
食事が終わって店外に出ると、平日の12時10分前ながらすでに10名ほど待ちが。結構な人気店であることをこの時に初めて知りました。◇メニュー
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⚫️たま川 愛知県半田市板山町14-81 ℡0569-20-3700
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