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亀甲萬御用蔵限定醸造の「生しぼりたて生醤油“御用蔵 生(なま)”」を楽しむ。一年に一度のプレミアムは450ml 1本で1,852円です

※この記事の前に前段記事があります
キッコーマン野田工場ものしりしょうゆ館見学
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 亀甲萬の野田工場に併設された「ものしりしょうゆ館」の見学をした記事はすでにアップしています。そのものしりしょうゆ館に隣接された御用蔵は 残念ながら見学することができなかったのですが、お土産に御用蔵で作られた醤油を購入。直売店で確認した時には工場まで行かないと買えないという話でした が、後で確認するとインターネットでも販売されています。
また「御用蔵」という名称を表書きした醤油はヤマキ(埼玉県)でも販売されているので少しややこしい。
要するに戦前の「宮内庁御用達の蔵」だから御用蔵なので誰が名乗っても問題はないのですが、それぞれが登録商標になっています。
ヤマキは御用蔵を<ゴヨウクラ>と読み、亀甲萬は<ゴヨークラ、ゴヨウグラ>で商標登録しています。

 亀甲萬 御用蔵醤油の原材料表示を見ると「大豆、小麦、食塩」で、大豆と小麦には日本産の表示があります。
前回記事で紹介した亀甲萬 御用蔵醤油を仮に“レギュラーバージョン”とすると今回、届いたのは“プレミアムバージョン”となります。

 亀 甲萬の御用蔵は1939年に宮内省(現・宮内庁)に納品するための専用醸造所として建設されました。そして、老朽化の理由により現在の野田工場の場所に移 設されたのが2011年。仕込む杉桶、屋根の小屋組み、屋根瓦、石垣、門などは移築前のものを同じものを使用しているようです。
 この蔵の杉桶で1年間醸造したものが御用蔵醤油となります。御用蔵の醤油の原材料は国産の原料を使用していることと、御用蔵に住みつく麹菌により、近代工場で生産される醤油との差異化がされています。
製法は通常の1年間で生産される醤油と同じで、大豆・小麦・麹菌で醤油麹をつくり、これに食塩水を合わせて「もろみ」にして、その後発酵・熟成を経て絞って醤油が作られます。
今回届いた限定の「しぼりたて生醤油 御用蔵 生」は、この食塩水の代わりに、御用蔵で1年発酵・熟成させた「生」のしょうゆを贅沢に使って仕込んだ、二段熟成のしょうゆということで、「豊かな旨み、深みのあるコク」(メーカーHPの表現)が味わえるということです。
また、 「しぼりたて生醤油 御用蔵」の二段熟成目は寒仕込みを採用していることもこだわりの一つ。冬の寒い時期に仕込み始め、春~夏というようにだんだん気温が上昇することにより、理想的な発酵・熟成を続けると言われています。
 「生しょうゆ」の一番のポイントは火入れ(加熱処理)しないことによる香りの豊かさにつきます。
さらに密封ボトルに詰められているため、開封後も酸化せずに、色も艶やかな状態を維持し、使い切るまで新鮮さが保たれます。
ちなみに密封ボトル入りの醤油は開封後も冷蔵保管をしなくても良いのが嬉しいですね。
限定数量は2万本。
ニュースリリース

亀甲萬御用蔵 生醤油
内容 450ml×1本 1,852円(税込)
原材料
大豆、小麦、食塩(すべて国産)

★-1 御用蔵生醤油20151206 (3)
★-2御用蔵生醤油20151206 (6)
★-3 御用蔵生醤油20151206 (7)
■-1 パンフ 御用蔵生醤油
■-2 パンフ 御用蔵生醤油

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御用蔵の見学について(自由見学)
〈開館時間〉 9:00~11:30/13:30~16:00
〈休館日〉 土日祝日ほか
〈問い合わせ〉 04‐7123‐5136
(キッコーマンもの知りしょうゆ館)

◆御用蔵 キッコーマン野田工場見学20151122 (2)

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