ディスカウンターの難しさは客の「価格に対する慣れ」。さらにエブリディロープライス政策を採用すると客の「買うのはいつでも良い」という安心感から、サイフの紐もゆるまない。
日本人の買物の特徴としてハイ&ロー売価政策の方が「今、買わねば」ということで、ついつい買い物カゴへ投入してしまいがちのような気がします。旅行に行った時のお土産購入を思い出してください。

　青果～鮮魚～精肉と生鮮を回るが特に嗜好に合う商品や「これはっ」というような驚く価格設定の商品も見つからないまま、壁周りの最終コーナーである惣菜売場に到達。
バックヤードは暗くなっていて売場には「午後５時まで」という品揃えの但し書きを表示。
パック商品だけでなく、おそらく当店の目玉の一つであるバイキングコーナーも売場の半分ほどが埋まっていない状況。
土曜日午後とは思えないほど店内滞在客数も少ないし、ベーカリーや惣菜売場の商品陳列数も少ない。
加工食品の売場も陳列が間に合っていないのかところどころ、品枯れや欠品が目立つ。
これはオペレーションの問題なのか、それとも採用が間に合っていないのだろうか。

　バイキング同様に当店の目玉コーナーであろう、ナッツや小物菓子・個食菓子の売場についても、そのボリューム感と提供アイテム数の迫力よりも、
「賞味期限管理はどういう仕組みなんだろうか」という運営の心配の方が先に思い浮かんでしまう。

　岡山県の同社の店舗へ訪れたのは10年以上前だが、その時の店のイメージは業務スーパー風な陳列と価格訴求に対するこだわり。
その後、京都、奈良、三重、岐阜、福井県と出店地域が拡大する度に、同社の新店を訪れているが、スーパーマーケットとしての運営レベルや商品力向上に感心していました。
ようやく愛知県にも出店してくれたのだが、すでに同社の商品と価格には食彩品館.jpが慣れてしまったようです。
これは大黒天物産の所為ではありません。あの“ディーン&デルーカ”さえ、ニューヨーク→品川→渋谷・東京駅と拡大するうちに、食彩品館.jpの興味は名古屋出店時までにはなくなっていました。
こういった“慣れ”は生活提案型のスーパーにとっては逆に有効。どんどん店に慣れてもらえればさらにその魅力を知ってもらうことができる。
ただし、他社が真似のできないような提案を創造し、実行し続けることができる企業に限るという条件がつきますが・・・。

★購入商品　
・パクパクたこ焼6個入100円。待たなくても購入できました。

・ヌードル各種75円～79円。

 ***********************************************

  ・ヤマナカ汐田フランテ館
愛知県豊橋市牟呂町扇田21-1
℡0532-37-5131
訪問日　2008/07/19

******************************************
・フィールエクボとよはし店
愛知県豊橋市柱五番町116-1
℡0532-29-8008
訪問日（改装前）2008/07/19

改装開店日　2013/06/12
訪問日　　　　2013/06/25
訪問日　　　　2013/07/05
訪問日　　　　2013/11/06

******************************************
・アミカ豊橋店
愛知県豊橋市牟呂町字扇田65-1
℡0532-29-8561
訪問日　2009/01/24

******************************************
・クックマート東脇店
愛知県豊橋市東脇3-13-3
℡0532-35-7700
開店日　2012/11/15
訪問日　2012/11/18

******************************************
・パワーズ東脇店
愛知県豊橋市東脇4-18-17
℡0532-31-8128
訪問日　2009/01/24
訪問日　2010/11/27
訪問日　2012/10/05

******************************************

・イトーヨーカドー豊橋店
愛知県豊橋市藤沢町141
℡0532-47-1211
訪問日　2008/07/19

 ***********************************************