昨年、カネハチ社は新店出店1店と建替改装を1店。全5店の規模の企業としてはなかなか思いきった投資を決断されています。
投資はキャッシュフローの範囲内とかいう枠を設けている企業からすれば無謀かも知れませんが（カネハチ社の投資がすべてキャッシュフローの範囲外なのかどうかも知らずに書いてます）、勝算、すなわち適正年数での投資の回収が可能と判断されたのだと思っています。
そのために同社はどういったMDで近隣の顧客のハートをガッチリとつかむのか、あるいはつかもうとしているのかを確認するのが大きな目的です。

　これまでのカネハチ社訪問記事や今回の買物した商品を確認してもらえれば、ある程度推測できると思われますが、一言で表現すると「トップ自らの開発実践によるMD推進」でしょうか。
もちろんバイヤーが開発し導入した新商品が主体なのですが、目立つのはトップによる開発、あるいは紹介を受けての取組み商品群。
高質的な商品と地場の人気・発掘商品の組み合わせ。そしてそこそこの低価格訴求。
高質な商品を品揃えする店にありがちな「独りよがりな高質ごっこ」的な印象はありません。コメントも適正だと思います。
ただ一点、難を言えば、惣菜商品の原材料表示について。原材料表示が義務のあるものだけということ。
同一店舗内の調理場で作成した惣菜についてはパッケージされていても、食品衛生法に基づく表示（食品添加物，アレルギー物質を含む旨の表示，名称，消費期限，保存方法，製造所所在地，製造者等）以外は免除されます。
また対面販売で客の注文に応じて弁当，惣菜をその場で容器に詰めて販売している場合にも表示の義務はありません。
何故、表示義務がないのかというと、知りたければ客がすぐにその場で聞くことができるからです。
でも多くのスーパーマーケットではバックヤードで製造した表示義務のない商品でもきちんと原材料表示をしています。何故なら、客に聞かれてもきちんと回答できるかが不安であるだけでなく、表示をすることによって客に安心して食してもらうことができるからです。
義務がないから表示しないということでは少し寂しいような気がします。高質っぽい商品にはきちんと由来やこだわりをアピールしているだけに少し不満と疑問が残ります。
誤解がないように付け加えますが、決して表示違反ではありません。食彩品館.jpにとっては不満が残る表示方法を採用されているということを記録しておきたかっただけです。

★購入商品
・ 藤枝産プチルージュ。

見た目も艶やかで輝いていて、尚且つ食味も良い。生産者の河原崎農園では溶岩礫（軽石）を用いて水はけを良くすることでトマトの高糖 度栽培を実践されています。いろいろなスーパーマーケットでも取り扱われていたりNEOPASA駿河湾沼津でも販売されていたりするので結構、ポピュラー だと思うが購入は初。
確かに美味しい。

・海老芋と親芋。

ご存知、磐田地区の人気地場野菜です。「京いも」が正式名称ですが、宮崎を主産地とする「京いも（タケノコイモ）」と区別することもあって、その形状から「海老いも」と表示されています。親・子芋・孫芋まですべて食すことができますが、エビのように湾曲するのは子芋のみ。
肥沃な透水性のある適度な湿度が保つ土壌が適地。手間がかかるのは「土寄せ」というれる作業。親芋と子芋の間に土を入れる作業により、芋がエビのように湾曲します。
食感は「やわらかい」という表現がピッタリ。味も適度な甘さを感じ、里芋の仲間の中では格段に美味。
今回は親芋も販売されていたので比較するために購入。親芋はさすがに子芋ほどの味と食感は楽しめませんが、普通の里芋よりは美味。

・豚まん自然の味。

旨味調味料（通称“化学調味料”）を使わないとこのようにたんぱくな味になるという見本のような商品。

・自家製金時豆　北海道産使用
　“自家製”“北海道産”という客にアピールできることは大きく表示していますね。

・五目寿司　197円　
量は少ないが、食彩品館.jpには適量サイズ。こういう商品があるとありがたいですね。

↓　ちょい干。

 

============================
 ●12/8プレ・12/10スーパーカネハチ片岡店〈建替R〉
静岡県榛原郡吉田町片岡291
℡0548-32-7288
営業時間　9：00～20：00
訪問日2012/06/09（記事6/28）
訪問日2015/04/11（記事4/20）
訪問日2015/06/06（part2記事6/16）
訪問日2015/09/12(part3記事9/27)
訪問日2015/11/21（part4記事行方不明）
紹介記事2015/12/8（part5記事行方不明）
再度アップ2015/12/20（part6記事12/20）
開店後訪問日2016/01/09(part7記事1/28)
↓　撮影日　2016/01/09

 ◇資料

 

 ↓　撮影日　2015/11/21

 
***********************************************
↓　撮影日　2015/04/11

 ===================================

  食彩品館.jpはネット情報や他人から教えてもらった情報を横流しすることに違和感を覚えます。こういう「足で稼ぐ情報」を得た時が一番嬉しかったりします。

　さて、店内。前回記事に「食彩品館.jpはまだまだ修行が足りない」と書いたが、その気になっていろいろと売場を見ていると、結構、面白いというか興味のある商品を発見できます。
CGCチェーンのメリットを活かして調達した全国各地の地場こだわり商品や全国のミニスーパー、スモールチェーンストアで流行している「コストコフェア」を開催していたり。
レジ前エンドで「第3世界ショップ」コーナーを展開。なんだろうかとよくよく見ると「フェアトレード」的な商品でした。
　ということで、以下の商品とタマゴの特売を購入。

★購入商品　
・自然の味　飲むヨーグルト（丹那牛乳）

 こ だわりの味協同組合。製造は丹那牛乳(静岡県田方郡函南町)。原材料は「乳、砂糖、乳製品」。シンプルで良いですね。NON-GMO(遺伝子組換えをして いない餌)とPHF(収穫後の 農薬散布をしていない餌)で育てた生乳を使用。低温殺菌(65℃30分)牛乳用の生乳を使用していて製造工程における食品添加物の使用なし。プロバイオ ティクスN-1乳酸菌がどの程度、製品の出来に影響しているかはともかく、この商品は美味です。お勧め。
丹那牛乳は「生乳鮮度重視推奨制度」適合牛乳を製造しています。

・808FACTORY（ハチマルハチファクトリー）

 　シルクレタス。細かいフリルと葉先のピンク色が特徴。味わいよりもサラダの彩り的利用。色と形でサラダにアクセント。
工場栽培なので虫や病原菌などが外部から侵入しないということで、農薬を使用していない。よって「洗わなくても大丈夫」がウリ。でも洗いたくなるから不思議。大腸菌の汚染も心配しないで良いということか。

・ゆでめ。たけのこの時期になるとスーパーの野菜売場で関連販売が始まります。「ゆでめ」は「あらめ」を茹でて乾燥させたもの。

 たけのこの時期以外でもゆでめでカツオを巻いた「め巻き」等の郷土料理に使う。
家人の出身地である三重県にも「あらめ巻き」というのがあったり、山梨県川口周辺では湖魚を巻いて食す。

========================================

 

 

 

*****************************************************

◇近隣店舗

●ビッグ富士　エブリィビッグデー吉田店
静岡県榛原郡吉田町神戸字日の出232-1
℡0548-32-8988
開店日　 2014/10/10
紹介記事2014/10/10（part1記事10/10）
訪問日　 2015/04/11（part2記事もうすぐ）

=================================

◇スーパーカネハチ店舗

・スーパーカネハチ住吉店
静岡県榛原郡吉田町住吉2894-2
℡0548-32-0470
営業時間　9：00～20：00
訪問日2012/06/09（記事6/28）

・スーパーカネハチ川尻店
榛原郡吉田町片岡3870
℡0548-33-0830
営業時間　9：00～21：00
訪問日2012/06/09（記事6/28）

・スーパーカネハチ榛原店
牧之原市細江4475
TEL　0548-22-8155
営業時間　9：00～21：00
訪問日2012/06/09（記事6/28）

・スーパーカネハチ初倉店
静岡県島田市阪本1462-1
訪問日2015/09/12(part3記事10/20)
↓　撮影日　2015/06/06

 

●スーパーカネハチ片岡店〈R〉
静岡県榛原郡吉田町片岡291
℡0548-32-7288
営業時間　9：00～20：00
訪問日2012/06/09（記事6/28）
訪問日2015/04/11（記事4/20）
訪問日2015/06/06（part2記事6/16）
訪問日2015/09/12(part3記事9/27)
訪問日2015/11/21（part4記事行方不明）
紹介記事2015/12/8（part5記事行方不明）
再度アップ2015/12/20（part6記事12/20）
開店後訪問日2016/01/09(part7記事1/28)

 

 
===========================