厳島神社入口そばの小さな店構えの「お食事処とりい」では個人観光客向けの料理を提供していて、こちらの本店の2階には団体客用の大きな食堂があります。
1階ではミニクロワッサンや土産物を販売していて、宮島の観光案内をしてくれる店員さんが団体客を桟橋から案内して厳島神社と近隣の見所を紹介しながら、店まで案内してくれます。食彩品館.jpは三回目の宮島訪問ながら、知らなかった撮影ポイント等も紹介してくれたので団体旅行も悪くはないと思ったのでした。
また、2階の食堂には1/16に造られた大鳥居の模型がおいてあり、これも名物となっています。団体ツアーに参加してこの2階で食事しないと見ることはできません。
今回食したメニューは以下の通り。
★「あなご陶板と牡蠣フライ御膳」
~あなご陶板(柳川風) / 牡蠣フライ / 漬物 / 小鉢 / ご飯 / 吸物~
HPのメニュー案内によると1,200円です。これに茶碗蒸しがつくと1,500円(税別)になります。
特別なツアーでない限り、今回のような観光地巡りの昼食はあまり期待できません。
とはいえ、50名の料理を定時に一括で提供するわけですから食堂側の苦労はいかほどのものか。
冷えているとか味が薄い・濃いのクレームは言えません。出されたものをありがたくいただくだけです。
ただそうすると食彩品館.jp記事が成立しなくなるので感想だけ覚書的に記す。
ちなみに我々以外にも団体客がいたので、提供食数としては200~300食を超えるでしょうか。大量調理施設は「同一メニューを1回300食以上又は1日 750食以上を提供する調理施設」ということなので、おそらく鳥居屋さんの食堂は大量調理施設として登録されているかと思われます。
一般の食堂と大量調理施設では調理に関する規制が大きく異なります。厚生労働省の大量調理マニュアルに従って調理することが求められます。
ということで、個人客向けの食堂を「とりい」として、団体向けの食堂を「鳥居屋」として調理場所をわけていることにも、実は少し感心したのでした。危機管理の面からもきちっとリスクを分散されているというのが素晴らしい。なんといっても食材としはリスクの伴う牡蠣がメインだから。