東三河～浜松西部を中心に出店しているクックマートは株式会社デライト(愛知県豊橋市)のスーパーマーケット部門。
2015年3月期(2014年度)の売上は9店で208億円(コンセ含む)。1店当り23億円というから驚きです。
生鮮食品と惣菜という技術力とアイデアで大手に太刀打ち可能な部門に力を入れながらも低価格を実現している稀有なローカルスーパーマーケットです。
以前、マスコミ関係の方と情報交換していた時に、食彩品館.jpが知っている業界内の評価よりも世間の利用客の評価が高いことを知りました。
特に、惣菜についてはルーツが惣菜店であることもあって地域の利用客の支持を得ているそうです。
　新店は東脇店(豊橋市)以来ということで、オープンを楽しみしていたのですが、今年に入って仕事以外のプライベートの用事が多くなり、なかなか訪れる機会がなく、2ヶ月近く経過しての訪店となってしまいました。
当日は土曜日の午後。近隣には競合大型店や地域の人気店が揃っているにもかかわらず、結構な集客をされていました。
売場にはほぉ～と感心するようなレベルの高い商品から地域の銘品・逸品までそつなく品揃えしてコーナー化。食彩品館.jp的にも楽しめる買物ができました。
面白いと思ったのは精肉の希少部位販売。普通は黒毛和牛、あっても国産牛の希少部位アピール販売だが、輸入牛でも希少部位をアピールして販売しているのがグッジョブ。
精肉・鮮魚とも自家製の「ひと手間」商品も充実。商品説明だけでなく、飛騨牛のA5等級出荷証明書表示や名古屋コーチン等の証明書などもきっちりと表示されていました。
あと、精肉作業場の中に別室を設けて精肉加工とは別に作業部屋が設置されていることも、当たり前なんですが、ちょっぴり感心。ハムとかサラダとかローストビーフとかの作製は別室作業が基本ルール。
　鮮魚の商品づくりでは生カツオのサクに「血合い取」という表示。血合いが美味しいのにと思った方は産地近くの出身の方ですね。当日のカツオは宮城県産でした。スライスには「厚切り」という表示も発見。
マグロは本マグロだけでなく生のインドマグロも赤身・中トロ・大トロと品揃えしていることにも感心。
　やはり惣菜売場は商品作りに年季が入っています。掻き揚げも5SKU程揃えていて、各種ボリュームもあってついつい2品購入してしまいました。
商品作りや売場作り、そして装飾など決してハイセンスとは言えない(失礼!!)が、見目麗しさよりも実質訴求の姿勢は好感がもてます。
これからも大手に負けずに頑張っていただきたいと思います。
★購入商品
・自家製干しエビ。生食用アルゼンチンレッドを自店で干物にしたという。最初、この商品を見たときに「自家製」の意味がわからなかったのですが、隣接の売場に「自家製干物」が並んでいて、ああこれは干物なんだと理解。これがまた旨いこと。

 ・十目巻。「一、二、三、四・・・」と数えて途中でやめました(笑)。グッジョブ。

・釜揚げちりめん舞阪産。売場で放映していた生産～出荷紹介映像を見てチルドのしらすだと判断したが、一体、どちらだろうか。遠鉄ストアのようにチルド流通品には“チルド”と表示してくれるとわかりやすいのですが。

 ・名古屋コーチン。「純系ですか?ハーフですか?」と売場で確認したら「純系です」と即答。

 ・ヤタローのカステラパン。地域の人気店。ご存知“ヤタロー”ですね

・かき揚げ。結構、ボリュームあります。

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↓　撮影日　2016/04/02

 ↓　撮影日　2016/01/19

 
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◇近隣商業施設
・イオン浜松西SC
静岡県浜松市西区入野町6244-1
℡053-449-2611
↓　撮影日　2014/02/15(イオン)

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◆クックマート社に関する食彩品館.jp記事

・2016/07/12クックマート佐鳴湖南店訪問記part4
・2016/04/13クックマート佐鳴湖南店(浜松市)part3
・2014/11/24クックマート国府店訪問記(豊川市)
・2012/12/07クックマート東脇店(愛知県豊橋市)
・2011/02/03クックマート諏訪店(愛知県豊川市)

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