長崎ちゃんぽんリンガーハット豊田若林店（愛知県豊田市）主要商品の原材料原産地公開と野菜国産化100%、そして保存料・合成着色料の排除について

004趣味, 03食事, 05東海地方, ラーメン, 愛知県, 蕎麦・うどん・麺類, 趣味その他｜2016/07/23 posted.

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　食彩品館.jpが大手チェーン店の実食記事をアップするのは極めて珍しいと自分では思っているのですが、意外と多いのです(笑)
福島県、福井県以外の46都道府県に直営・フランチャイズ形式で出店されています。
もともとはとんかつ「浜かつ(濱かつ)」からスタートして全国チェーンに発展されました。
　最大の特徴は主原材料である野菜、麺、餃子の小麦粉についてすべて国産を使用していること。2008年から変更に踏み切り、2009年から野菜を国産化、2010年麺の小麦を、2013年には餃子の主原料の国産化されています。
外国産が危険で国産は安全だという一方的な決めつけは良くないとは思いますが、食品の原産地に対する一般的な印象としては“国産>外国産”。皆さんできるだけ国産の商品を食したいと願っているものの、端境期の商品確保や天候不順による価格高騰、そして将来の後継者不足のこと等もあって「国産100%」を宣言するのは相当な覚悟と勇気があったことと思われます。まず、その点（主原材料国産100%化）については敬意を表したい。
さらには食品添加物へのこだわり。、｢長崎ちゃんぽん類｣｢長崎皿うどん類｣「チャーハン」｢ぎょうざ｣から保存料・合成着色料を排除（HPママ）ということですが、“排除”という表現がイマイチ感心できないものの、使わないにこしたことのない化学薬品は使わない方が無難であることも事実。なんといっても利用者にとって “聞こえが良い”。
「国産原料で添加物も使ってないそうよっ」とか嬉しそうに話すチョイこだわり人がいそうですね。
食彩品館.jpは「うま味(化学)調味料は使っていいの？」とか意地悪な質問をしそうになるのをグっとこらえて、冷静に評価するとすれば、「使用原材料の産地を公開していること」を評価したいと思います。
食彩品館.jpの自論・持論なんですが、「使っていないものをアピールするよりも、何を使っているかの表示が大切であり、それを実践している企業がより優良と認識している」。
海外産だろうが、国内産だろうが、食品添加物だろうが何を使ってもらっていても結構だが、使っているものを知った上で、納得して食事がしたいのです。
リンガーハットに対する好印象は、一般人に心地よい響きのある「(栽培の中身が見える契約産地から調達した)国産原材料」「保存料・着色料不使用」というアピールだけでなく、主な使用原材料の産地を公開していることに尽きますね。ハイ。
実は、食彩品館.jpがリンガーハット社に対して、好印象を持っているのは他の理由もあります。国産原料を使うことによる原価高をいろいろな工夫でローコストで尚且つ、レストランチェーンとして一定のレベルに達した料理を提供できる仕組みづくりをされていることも触れておかねばいけないと思います。例えば厨房電化もそうです。ガスの火力による中華鍋を止め、野菜を均一に火を通すことができる自動回転鍋、自動調理器、自動麺解凍機を導入。作業の標準化(誰が調理しても同じ)と平準化(デコボコ無し)で誰でも一定の味を出せ、しかも「2分でメニュー提供」という作業時間の短縮も実現している（広報）という。
電化による自動調理器導入のメリットは従業員教育の短縮と調理経験の長短を必要としなくなったこともローコスト運営に貢献している（らしい）。

　さて、本題。限定のふかひれ姿煮めん（1200円）はないようなので、レギュラータイプを注文。
これも食彩品館.jpの持論・自論ですが、「ちゃんぽんの店と味噌煮込みはハズレが少ない」。特にチャンポンは基本となるスープに溶け込んでいる旨味成分（原材料+うま味調味料）をベースに野菜・肉・魚介を具材として使っているため、使用具材と調味料の手順と量さえ間違えなければある程度のレベルのちゃんぽんが提供されます。
あとは食す側の「ある程度のレベル」の受け止め具合により評価が分かれるのですが、リンガーハットのちゃんぽんに対して不満はありません。
食彩品館.jpの「不満はない」は「まずまず満足だ」という意味です。念のため。

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●リンガーハット豊田若林店
愛知県豊田市若林西町長根54-5
℡0565-55-1233