食彩品館.jp

帽子のセミオーダーメイド。川口ぼうし(岡崎市)ろしなんて工房。1点から、材料持込も対応。“個性”とは「人と違う」だけでなく「自分らしさ」の演出が肝要。

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 “身につけるものの個性”を「人と違う」や「自分らしさ」という観点でとらえると、量販品ではなくオーダーメイドとなります。昔は街のテーラーで一張羅(一丁蝋燭)を作ったのですが、当方の母親はそのテーラーで若い頃に働いていて、着物を含めて和洋の服を作ることができ、幼い頃の食彩品館.jpのためにいろいろと服を作ってくれました。私の娘も母(彼女にとっては祖母)の作る服が気に入って、幼い頃は自分でデザインというかリクエストしていろいろと服を作ってもらっていました。
そういった体験からオーダーメイドというか自分仕様にするという工夫が好きで、過去よりいろいろと製作・作製・改造(釣り竿、革細工、ギター、エフェクター等)をしてきたのですが、最近のマイブームは「帽子」です。
以前からキャップやハンチングを被ることが多かったのですが、今夏の山旅で使用した天然トキヤ草のパナマ帽が気に入って、以来、中折れハットを購入しては、コンチョや革装飾で自分らしさを加えて使っています。

 そんな中でいろいろと情報検索していて発見したのが今回紹介する「川口ぼうし“ろしなんて工房”」です。
ホームページを見ると、定番品から特注品まで工房オリジナルの帽子を販売されていて、特にセミオーダー品が比較的安価に提供されているのが特長です。また、納期が明確だったり、できることとできないことがしっかりと表示されていることも好感がもてます。
例えば、キャップ定番品ジェットキャップ2,750円を自分仕様に変更を加えてオーダーすることができ、その場合はキャップの制作費(¥4,080)と布代(¥880) の合計¥4,960で自分のお気に入り仕様に変更が可能です。ハットの制作費は¥4,420でこれに布代(標準価880円)をプラスした5,300円等、形状によって制作費が異なり、さらに一部の布代も異なりますが、5,000円で自分仕様の帽子がセミオーダーできるのが嬉しい。
(価格は2016/11/7時点にホームページで表記されている価格)
布も各種用意されているので、制作費と布代が注文金額となります。
もう少しツバを長くとか帽子を深くとか、布を代えてとかの仕様変更もそうですが、大きなサイズや小さなサイズに変更可能というのも、ありがたいサービスですね。サイズは54cm,56cm,58cm,60cm,62cm,64cm,65cmをオーダーできます。
好きな帽子の形を選び、その帽子に好みの布を選択するのが基本料金で、その後にハトメや紐追加加工、刺繍などのオーダーも可能です。
ホームページに当日注文分の発送日も案内されていて、通常は4日~11日で製造してくれるようです。結構、早い。
この店で一番嬉しいサービスは「布の持込可能(一部制限有)」で、衣服のリサイクルや手持ちの布の活用とかもできます。
今回、食彩品館.jpが注目したのはこの持込可能という点で、気に入った革素材やハリスツィード等の布で帽子を製作してもらえないだろうかということです。
帽子は実際に被ったりしてお試ししないとなかなか購入しにくいので、実際に店舗を訪れることにしました。
場所は国道一号線を名古屋から豊橋方面へ向かう途中、矢作川を渡り、岡崎城を右手に見て通り過ぎると歩道橋のある交差点「厚生通南」を左折するとすぐの場所にありました。駐車場は店の南側に1台分あります。

ろしなんて工房 (有)川口ぼうし 
愛知県岡崎市康生通南1-33
TEL 0564-24-2318
FAX 0564-22-1568
営業am9:30~pm6:00
(日曜日と 月曜日定休)

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 まず、何回もこの店の前を通過していて、尚且つ、月に1~2回はバンド練習やその他の用事で岡崎市の厚生町付近を訪れているにもかかわらず、この店の存在に気付きませんでした。
 工房製作品を中心に既製品も販売しています。
やはり実際に自分で試してサイズや肌触りを確認しながら選べるので納得して商品選定ができます。
一度、実物を確認しておけば後でネットで注文することがあっても不安なくオーダーができますね。
今回の目的である「革の持込」と「ハリスツィードの持込」については、残念ながら革の持ち込みはホームページで告知されている通りダメということですが、ハリスツィードに関しては現物を確認しないと、ということでした。
あと、自分の好みの形は中折れでツバが少し狭く、頭頂部がしっかりとした涙型のトップクラウンになったものが好み。
↓ こんな感じ

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↓ せめてこれくらいのへこみがあると嬉しい

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 残念ながら涙型のトップクラウンの帽子はセミオーダーでは製造されていないようで、今回はこちらの工房でのセミオーダーを断念しましたが、店頭で陳列されていた帽子を購入。定番品なので安価です。
◇ポークパイハット

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・形とツバの固さ、そして素材が綿100%ということも購入理由。チャールズ・ミンガスの「グッバイポークパイハット」が聞こえてきそうな雰囲気ですね。

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  結構、長く滞在して、かたっぱしから被らせていただき、感触とサイズを確認させていただきました。また、既製品ですが富士帽子の涙型のトップクラウンデザインの兎の毛の帽子の感触も体験させていただきました。

 帽子は天然系素材を良しとしています。例えば麻100%、トキヤ草100%、ウール100%の製品が好き。
その帽子に革のテープを巻き、特注コンチョをつけるのが食彩品館.jpの嗜好。
「人と違う」帽子にすることが目的ではなく、あくまでも「自分らしい」モノに変えるのが目的です。

最後にお約束。
もし、この帽子を被っていてもそれを理由に声をかけないこと(笑)
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