熊野市～尾鷲間を結ぶ熊野･尾鷲自動車道は尾鷲南インターチェンジ(三重県尾鷲市南浦)から熊野大泊インターチェンジ(熊野市大泊町)間、18.6kmの自動車専用道路。2013年開通。この道路のおかげて熊野～尾鷲間の矢の川(やのこ)峠を越えずに行き来ができるようになりました。未開通の熊野尾鷲道路（II期）が開通すれば、愛知県から熊野市まで自動車専用道路のみで行くことができます。
かって、食彩品館.jpが幼い頃、伊勢自動車道が開通していない時代は愛知県から熊野市まで約7時間かけて戻った記憶があります。その後、久居から勢和多気、そして徐々に延伸して尾鷲北インターチェンジまで自動車専用道路を利用してドライブすることができるようになりました。
現在はノンストップで約2時間半。7時間かかっていたのは本当に遠い昔の話になりました。
その「熊野尾鷲道路（II期）」区間にある「おわせお魚いちば おとと」が繁盛しています。
これは紀勢自動車道が延伸するに従って、みられたことで、勢和多気から大宮大台に至る間に点在する道の駅が延伸と開通によって繁忙→ちょっと寂しい状況を経ています。

　　「おわせお魚いちば おとと」は紀伊長島にある道の駅まんぼうの成功事例(地元伝統食材や地域の逸品を使用した自社開発製品の販売とPR、そして地場食材使用の海鮮食堂)をさらに強化、特に「市場食堂」はカフェテリア形式の運営で大変、面白くそして興味深いメニューが並んでいます。
市場食堂の実食記は後日、アップ予定。今回はショップ部門の話。

  メインはお土産的地元商品と尾鷲周辺の地場商品と尾鷲物産開発商品。そしてなによりも魅力的なのは地場鮮魚を中心に取り扱う鮮魚店でしょうか。特に産地市場である尾鷲港に水揚げされる魚介類は多種で、仲卸と鮮魚専門店の中間のような印象の店です。
特に注目は良栄丸(2013年造船)による近海マグロの提供。これにより、尾鷲近隣のスーパーマーケットや食堂で「地場港水揚げのマグロ」を提供できるようになり、一般客受けしやすい「地産地消」イメージをよりアピール可能となりました。
↓　良栄丸の尾鷲産まぐろ

 ↓　和歌山県串本産本まぐろ

 話がそれますが、食彩品館.jpは「地産地消」よりも「適地適季適種」を優先しています。すなわち、地場で収穫・漁獲された商品だから良いというのではなく、それが「適地適季適種」かどうかが高評価・好印象の選別・識別ポイントとしています。

　さて、良栄丸のマグロの復習。
～過去記事より抜粋～
・2017/02/23主婦の店熊野店。良栄丸尾鷲産生メバチ
尾鷲物産による「近海まぐろはえ縄船良栄丸」のおかげです。
2013年6月に完成し漁が開始されたようですが、良栄丸には吊り上げたマグロを保管する冷却層に特徴があり、海水と真水を調合した水により、生のままのマグロの鮮度を維持する工夫がされています。積載量よりも冷却力・鮮度保持に力を入れていて、冷却層の壁の厚さや冷却パイプの太さを従来の漁船よりもこだわっている点が特徴です。
船上での活〆や地抜き・内臓等の除去処理により高付加価値のマグロを提供してくれています。

　ということで、その吊り上げたマグロの有効利用をするため、生や冷凍での展開の他、加工食品としても商品化されています。すばらしい。

・良栄丸まぐろのアヒージョ

・良栄丸のまぐろ入り魚肉ソーセージ
　三重県尾鷲産ビンチョウマグロ44%入

 　良いですねぇ。こういった商品を見ると応援したくなります。頑張ってください。

★その他購入商品
・伊勢志摩産あらめのり佃煮(みえぎょれん)
「あらめ」については詳しく紹介しているので割愛。以下の記事を参照されたし。
～本州太平洋沿岸北中部に生息。このアラメについては志摩で獲れるものは一次側葉のみで、静岡県伊豆半島で獲れるような二次側葉をもたない。そのため「サガラメ」と称するが、一般的には「アラメ」で流通(2014/08/24ぎゅーとら鵜方店訪問記)～

 

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【以下、別途記事をアップ】
◆市場食堂(おわせお魚いちば おとと内)

・本まぐろのホホ肉握り
・尾鷲産真鯛茶漬け
・石清水豚カレー(実食記事)
　さぎり茶屋（尾呂志さぎりの里隣接）
・尾鷲産鯛めし
・三重県産米
・尾鷲産メカジキのフライ
・尾鷲産メカジキみそマヨ焼き
・尾鷲産ガシのからあげ
・尾鷲産アジ南蛮漬け
・尾鷲産真鯛の茶碗蒸し
・尾鷲産刺身　ぶりとろ、真鯛、本まぐろ
・三重産ホウレンソウごまあえ
・三重産大豆の豆腐サラダ
・尾鷲産ナマコ酢

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尾鷲物産株式会社 おわせお魚いちば おとと
三重県尾鷲市古戸野町2番10号
℡0597-23-2100
◇尾鷲物産
三重県尾鷲市林町1－33