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紀行文第2章「まずは入笠湿原と御所平のお花畑で日本すずらん120万株の群生を眺める」。富士見パノラマリゾート(長野県富士見町)で初夏の山野草と南北中央日本アルプスを眺める

□2017年初夏の富士見高原周辺の旅
白州塩沢温泉フォッサマグナの湯(山梨県北杜市)
□初夏の富士見高原の散策と入笠山軽登山。
その1「富士見パノラマリゾート概要とゴンドラ標高差」
その2「入笠湿原と御所平。日本すずらん120万株と初夏の植物」
 ↑ 地図 A、B、C、D
・その3「入笠山登山と南北中央日本アルプス~後立山連峰パノラマ」
  ↑ 地図 E
・その4「マナスル山荘から山彦荘入笠湿原周辺散策」
  ↑ 地図 FG、C~Hまでの途中路
・その5「入笠すずらん山野草公園でホテイアツモリとクマガイソウ」
 ↑ 地図 H
・その6「ドイツすずらん20万株と八ヶ岳の景色」
  ↑ 地図 I、J
※以下、アルファベット記号は地図の表示と同じ場所です。

 

山頂ゴンドラを降りた後、さてどうするかと迷っていたら、地図看板の前で付近の説明をされている方を発見。我々も御相伴にあずかる。

当初予定では最初にゴンドラ山頂駅付近のお花畑の散策から始める予定だったが、説明を聞くと、湿原方面を散策してからの方が楽に歩けそうな印象を受けた。
そこで、家人に相談すると「入笠山に登ってから」という答えが返ってきた。湿原とお花畑周辺を散策するだけの心積もりだったのでちょっとショック。
とはいえ、山頂駅が標高1750mなので、入笠山山頂(1,955m)までの標高差は200m程。たいしたことはないだろうと気を取り直して提案を承諾。

 山頂駅から案内板の表示をたどりに湿原方面へ林道伝いに歩く。

↓ 上記 A の場所からスタート

しばらく歩くと湿原方面の矢印案内板があり、害獣防止柵を開けて湿原方面の散策路に入る。

 楽しみにしていた日本すずらんの群生は残念ながら3分咲きで葉が目立つ状況。ただ、この群生地から入笠湿原にかけての景観は見事です。しばし見惚れる。地図Bの場所

(画像はすべてクリックで拡大表示)

↑ 下記 B の場所

 

  少し咲いている日本すずらんをアップで撮影して湿原に下る。歩きやすい遊歩道が整備されているのでスニーカーでも大丈夫だが、できれば軽トレッキングシューズは用意したい。

↓ C の場所

 湿原の散策は帰りにすることにして、湿原から柵外の遊歩道に出る。ここからしばらく森の中を歩くと「カゴメの森が登場」


●カゴメの森
2015年から入笠山の約150haの区域で森林保護活動を行っている。ニュースリリース 

 湿原から10分ほど若干の坂道を登るとマナスル山荘のある御所平の柵前に到着。山頂駅からは寄り道せずに20分程度。
御所平登山口」 ↓ 地図 Fの場所

富士見町側の入笠林道はグリーンシーズンはマイカー規制があるため沢入登山口から自家用車では入れないのですが、宿泊所の職員あるいは宿泊客でしょうかチラホラ駐車。マナスル山荘本館に宿泊する場合は通行確認書証を見せて通過後、帰りは宿泊地で捺印を受ければ通行可能。

ちなみに伊那市側からは通行規制はないようですが、荒れた道で未舗装部分のある山道とかで、このルートを採用するには少々慣れが必要かもしれませんね。
冬場は富士見町側、伊那市側のどちらのルートも雪で閉ざされます。
2017年のマイカー規制は 4月29日(土曜日・祝日)~11月5日(日曜日)で、規制時間は午前8時00分~午後3時00分(7時間)となっています。午前8時前に入り午後3時以降に出れば規制時間にはならないのですが、やはりゴンドラあるいは徒歩で登りたいところですね。

そして、時期によっては季節の花が咲き乱れるであろう「御所平」のスロープを登る。

↓ 上記 Dの場所

 ゆるやかなスロープであるためスタスタ登りたいところですが、季節の花がところどころ咲いていて撮影してしまいます。特にレンゲツツジとツマトリソウが見事でした。
↓ レンゲツツジ

↓ ツマトリソウ

↓ ニリンソウ(たぶん(^_-)-☆)

↓ ミツバツチグリ

↓ ミヤマハンショウヅル

↓ ズダヤクシュ

↓ シロバナのヘビイチゴ

↓ ズミ(コナシ)

↓ サルオガセ

 御所平を登りきると、急斜面が登場。ここからは最低、トレッキングシューズ程度の足回りの準備が必要になります。
もっとも家人はスニーカーを少し強化した程度の靴で坂道をスタスタ歩いています。
最近は某カー○スに平日は毎日通っているので足腰丈夫。若い頃は奥穂高、槍ヶ岳、八ヶ岳縦走程度の軽登山を経験済みで、登り道は歩くスピードに乱れが無く、当時でさえ私はまったくついていけませんでした。

 最後の登りは「岩場コース」と「迂回コース」に分かれています。
さて、どちらを行こうか。
ゴンドラ山頂駅から湿原中央まで10分、湿原から御所平登山口まで10分。御所平登山口から岩場コースと迂回コース分岐まで約15分。30分から40分で到着します。写真を撮りながらだと1時間は見ておかないと。もちろん休憩が入るとさらに時間がかかりますね。

続く。
・その3「入笠山登山と南北中央日本アルプス~後立山連峰パノラマ」

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★入笠地区は平成20年(2008年)12月8日に日本ジオパーク認定を受け、更に平成26年(2014年)6月12日には、ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に登録されています。(詳細は富士見町HP

 

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