食彩品館.jp

【日本百名山「伊吹山(滋賀県)」の景色その3】伊吹山山頂の景色とヨモギ餅。イブキジャコウソウ,ニッコウキスゲ,ミヤマコアザミ。伊吹禅定,伊吹山行道岩僧,行道岩,平等岩,伊吹回峰行,常座三昧,三修上人,役小角,円空,播隆上人,

◆日本百名山「伊吹山(滋賀県)」の景色
その1伊吹山ドライブウェイから伊吹山9合目付近の景色
その2伊吹山西登山道から山頂へ。高山植物と琵琶湖の景色
その3伊吹山山頂の景色とヨモギ餅
・その4荷揚げ専用のモノレール沿いに中央登山道から下る
・番外 
2017/07/22花伊吹(関ケ原町)銘牛三昧(松阪・飛騨・近江牛)

=================================

山頂ではお花畑と景色を堪能。そして小腹が空いたのでヨモギ餅を購入。
二人でベンチに腰掛けて涼しい風に山歩きで火照った体温を冷やします。
ガスが出てきて遠くまで見渡せませんが、眼下の登山道の景色やアキアカネが飛翔する姿を眺めてのんびりとくつろぐ。
「何もせずにぼ~と過ごすのが一番の幸せ」という家人にとって絶好の場所と時間です。
結婚して28年ながら、知り合ってからは、すでに35年近く。最初は二人で、そのうち、子供と4人で毎年、長野・山梨・岐阜に春夏秋冬季節ごとにでかけていました。今は子供もそれぞれの道を歩み始めて、また二人の時間がやってきました。
のんびりと過ごしたい。好きなときに好きな場所に行けるようになりたいと思っていましたが、実際にそういうことになると体調管理や経済的なゆとり等々、別の問題がでてきます。
なるべく年齢を重ねないうちに「悠々自適」な生活ができれば良いな。
********************************

◇購入商品
・ヨモギ餅

 「伊吹三大薬草」とされるヨモギ、トウキ、センキュウ。そのヨモギを使った餅ですが、よくよくみると製造場所は麓というか長浜市。

 
↓ 頂上の施設配置図
 

◇売店と宿泊施設(一部、宿泊中止あり)

対山館
滋賀県坂田郡伊吹町上板並226
℡0749-58-0744
7月15日~8月30日 (夜間宿泊可)
要確認。
●えびす屋
℡0749-58-0239
●宮崎屋
℡0749-58-0172
●松仙館
℡0749-58-0153
●雲上荘
℡0749-58-0257

**************************
◇頂上周辺の景色

・イブキジャコウソウ(花前)

(↓ 白馬五竜高山植物園2016/07/24撮影)

 ・ニッコウキスゲ

・ミヤマコアザミ

 ****************************

◇頂上の景色


・ヤマトタケル

・一等三角点

 
 
伊吹山寺覚心堂
山頂にあるのは「覚心堂」で、本堂は麓(山東町間田)に1986年(昭和60年)再興されています。
伊吹山寺(いぶきさんじ)は三修が開いたという説があります。(諸説あり)
伊吹には薬草が多く植生し、薬草は修験道との関わりが大きい。
古代修験道における「七高山」のひとつに数えられる伊吹山。古事記には「吹き棄つる伊吹」という表記もあります。古くから「荒ぶる神の住む山」(記紀)とされ、平安時代以降には修験活動が記録されていて、伊吹山の山岳修行者が「七高山阿闇梨」の一人として、護国を目的とする祈祷を行っていたとされています。
伊吹修験については、伊吹山、すなわち大乗峰への登頂をして「伊吹禅定」と称し、霊の宿る高山で修行する修験者は、秀でた霊力のある宗教者として崇拝されていました。
中世以降には熊野との結びつきが強化され、伊吹山近隣の住民を熊野へ案内する先達の役目も担っていたと記録されています。
また、江戸時代には円空の彫った仏像にも伊吹山行道岩での修行を記したもの(円空は“平等岩”と記している)があるという。行道岩は伊吹山西面にある大磐石で、三修沙門が仁寿年間(851年~)に 禅定行道したことで「行道岩」と称されています。この岩で修行した僧は「伊吹山行道岩僧」と呼ばれ尊ばれたようです。
前述の三修上人、円空(1661年頃)だけでなく、役行者(役小角:691年頃)や槍ヶ岳開山の播隆上人(1820年頃)の足跡も残されています。
現代では1988年(昭和63年)に伊吹禅定が復興され、さらに天台僧による天台宗伊吹山修験法流として「伊吹回峰行(麓から山頂までの25kmを登り降りする修行)」が1989年(平成1年)に復活し、108日間の満行を果たしています。この他、常座三昧(不眠不臥の座禅)等の修行を総して前述の「伊吹禅定」というそうです。

 山のベンチに腰掛けて古代から連綿と続く法灯を思い、そして麓からの上昇気流に乗るアキアカネを眺める。
「自覚」そして「転迷開悟(てんめいかいご)」とは縁遠い自分であるが、西国巡礼大先達としての自覚でさえおぼつかないことに、ただただ恥じ入るのみ。
◇修験道に関する記事
熊野三山から天川村修験道の旅。天河大弁財天社
世界遺産 金峯山寺の蔵王権現御開帳と吉野神宮

 

・その4荷揚げ専用のモノレール沿いに中央登山道から下るに続く

===============================
植物に関する記事

2017/07/27伊吹山登山道から中央道を下る。その4
2017/07/25伊吹山山頂の景色とヨモギ餅。その3
2017/07/25伊吹山西登山道から山頂へ。その2
2017/07/20伊吹山ドライブウェイから伊吹山9合目
2017/07/06富士見パノラマその6(山野草公園)

2017/07/10富士見パノラマその5(ホテイアツモリソウ)
2017/07/04富士見パノラマその4(入笠湿原周辺)
2017/06/30富士見パノラマその3(入笠山山頂)
2017/06/28富士見パノラマその2(日本スズラン)
2017/06/27富士見パノラマリゾートその1(麓駅)
2017/06/08知立神社花菖蒲(愛知県知立市)

2017年G.W.花桃の里(南信州阿智村)
2017年春 高遠城址の桜満開。中央・南アルプス景色(長野)
高山植物の旅。2016年夏の白馬山麓の旅17記事

=================================