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クィーン「映画ボヘミアンラブソディ」を家族で観る。事実と脚色と。“good thoughts, good words, good deeds“

●趣味, 昔話・雑感, 音楽|2018/12/14 posted.
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 私にとってクィーンといえば「ボヘミアンラブソディ」であり、他のヒット曲にはあまり興味がない。とはいえ、中学生の頃にキラークィーンのギターソロにチャレンジしたり、社会人になってからはカラオケでふざけてボヘミアンラブソディを皆で叫んだり(歌うというレベルではない)していたことはあった。もちろん、MTV、DVDの映像は見たことがあるものの、コンサートへは行っていないし、LPレコードもこの時代のアーティストとしては珍しく、私は所持していない。
近年ではカップヌードルのCMにフレディの映像とクィーンアレンジの楽曲が使われて懐かしい想いとふざけた歌詞にちょっととまどったことを記憶している。
それでも鮮明に覚えているのはライブエイド(1985年)の鬼気迫る演奏であり、会場と一体となった迫力は、同じくライブエイドで再結成したレッドツェッペリンの演奏ともども感動したことを覚えています。

簡単にクィーンの歴史を振り返ると
・1969年前身の「smile」がシングルデビュー。ブライアンメイ(ギター)とロジャーティラー(ドラムス)が在籍。
・1970年スマイルのメンバー交代でフレディーが加入し「Queen」を名乗る
・1971年ジョンディーコン(ベース)が加入し、クィーンのメンバーが固まり、この年をクィーンの結成年とする。
・1972年デビューアルバム「戦慄の王女」発売。
・1974年2枚目「クィーンⅡ」発売。
・1974年3枚目「シアー・ハート・アタック」発売。シングル「キラークィーン
がヒット。
・1975年初来日。武道館ライブ。
・1975年4枚目「オペラ座の夜」発売。シングル「ボヘミアン・ラプソディ」ヒット。
・中略
・1983年メンバーがソロ活動開始
・1985年ライブエイド出演
・1987年フレディにエイズ感染疑惑
・1991年感染告知とフレディの死亡
・1992年フレディ追悼コンサート
・1997年ジョンディーコン事実上の引退。
・2004年「クイーン+ポール・ロジャース」活動開始。2009年まで
・2012年「クイーン+アダム・ランバート」活動開始

 この年表で言いたかったことは「クィーンは解散したことがなく、今でも活動を続けている」ということ。
現在はブライアン・メイとロジャーティラーがコラボする音楽活動をクィーン名義とするようだが、二人に言わせると「引退したジョン・ディーコンは今でもメンバー」ということらしい。

 ざっと、クィーンの歴史をおさらいした後で、前述の私との関わり(物理的なことではなく気持ちの面で)を整理すると、
・1974年のキラークィーンのヒットとギターソロトライ(高校1年生)
・1975年のボヘミアンラブソディのヒットとミュージックビデオに対する感動(高校3年生~大学1年生)
・1985年のライブエイドのパフォーマンス(社会人)

 わずか3点ほどの濃密な記憶があるだけのバンド。そういった位置づけでした。
今回、映画ボヘミアンラブソディを観るきっかけとなったのは、おそらくクィーンの楽曲はヒット曲しか知らないであろう家人に誘われたため。そしてたまたま帰省していた息子と3人で。
 結論から言うと、感動した。ストーリーはともかく、主演のラミ・マレックの迫真のライブ演技や家族や妻との関係、そして孤独。フレディの闇の部分をしっかりと表現していた。楽曲もヒット曲をメインに練りこまれている。若い頃、普通に何家なく聞いていたクィーンの楽曲がこれほど心に突き刺さるとは思わなかった。
史実と違う部分がかなりあるのだが、それを除いても感動した。

 ここでいつものように食彩品館.jp的、覚書
・フレディのスマイル加入はボーカル兼ベースのティム・スタフェル脱退後に突然加入したのではなく、実際はスマイルの大ファンだったフレディが、長期にわたって加入をラブコールしていたから。たまたまスタフェル脱退があったため、ブライアン・メイがフレディを誘ったため加入。映画ではアカペラで歌って見せて、それを聞いたテイラーとメイが誘ったようになっていた。
・ジョンディーコンの加入は1971年で、映画で描かれた1970年のクィーンの初コンサート時は在籍していないものの、何故か映画ではベースを弾いていた。
・映画の最後の21分間を盛り上げるライブエイドの映像。1985年当時、私は衛星中継で観た時に感動したのは、クイーンがまさかこんなにすごいライブパフォーマンスをするグループだとは知らなかったため。鳥肌もののパフォーマンスよりもボヘミアンラブソディが途中で終わることに不満を持ったことを記憶しています。今回の映画ではライブエイドのパフォーマンスをさらに盛り上げるために、映画のみの設定を付け加えました。
一つはクィーンはフレディの一方的な通告で解散していたという設定。実際はメンバー全員がクィーンの活動継続に疲弊していて各自がソロ活動をしていたものの、グルーブとしてのクィーンは解散しておらず、ライブエイド前の1984年に「The Works」というアルバムを発表し、ワールドツアーも実施している。
ライブエイドは「再結成後の最初のパフォーマンス」ではなかった上に、ワールドツアー終了後2ケ月後なのでパフォーマンスとしては十分、準備されている上に各メンバーも絶好調だった。
・そして、これがイチバン、重要だと思うが、フレディ自身がライブエイド時にはHIV感染を自覚していなかった。

 この映画の最高の盛り上がり部分であるライブエイドのパフォーマンスを「バンドとして久々の再結成演奏」「HIV感染の影響で声が出にくい状態」というハンデをつけるという事実とは異なる演出のおかげで、観るものにとってはより一層の感動を覚える結果となりました。

 私自身の気持ちの中で映画の最高の盛り上がりは、リオで観客がラブ・オブ・マイライフを合唱するシーンをメアリーに説明するところ。
そしてもう一つはライブエイド前に恋人のジムハットンを家族に紹介し、その後にライブエイドに出演することで、父親から言われていた“good thoughts, good words, good deeds“(善き考え、善き言葉、善き行い)というキーワードを引き出したところ。

 家人はもちろん感動していたが、クィーンの曲をほとんど知らない息子が映画が終わったあと、ヒット曲ではないクィーンの挿入曲を口ずさんでいたことには驚いた。小さい頃、一緒にカラオケいった時に聞いたことはあるが、ここ10年以上、彼の歌を聴いたことはなかったので。
一回、聴いただけで口ずさむことができるとはロック好きの父親の影響だろうか(笑)。
フレディの父親は3つの言葉を子供に説いていたが、私は二つだけいつも子供に注文していました。「危険なことはしない」「汚い言葉遣いはしない」。子供は二人とも成人してもこの二つは守ってくれています。いや蛇足でした。

 感動のあまり、サウンドトラックを注文してしまった(笑)。

今まではなんとなく聞いていた「Somebody To Love」「Love Of My Life」「The Show Must Go On」が映画のおかげて新たな感動を持って聴けるようになったことが嬉しい。 

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