兵庫県立陶芸美術館で特別展「やきものを分析する ―装飾編―」を観る。近くには窯元を訪れる前に立ち寄りたい「立杭陶の郷（たちくいすえのさと）」

003旅行・文化, 06関西地方, museum, 旅行記, 観光地と施設｜2019/04/16 posted.

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　兵庫県三田市から西国巡礼第25番札所播州清水寺へ向かう途中、ナビの案内を聞き逃して少し行き過ぎてしまったのです。場所は舞鶴若狭自動車道の下を少し過ぎた県道県道141号線と県道292号線の分岐点。これを丹波篠山方面に直進してしまいました。
◇地図

　しかたないので途中で左折して回り込むようにして県道141号線に戻ったのですが、この時、周辺に「丹波立杭焼窯元」が点在していることが気になっていました。そこで、翌日、播州清水寺から三田市へ戻る途中で窯元へ立ち寄り、コーヒーカップを購入。その時に御主人から兵庫県立陶芸美術館「特別展やきものを分析する」が開催されていることを教えていただきました。さらに招待券もいただいたので、美術館へ寄り道。

●兵庫県立陶芸美術館
兵庫県篠山市今田町上立杭4
℡079-597-3961

◇地図

↓　エントリー棟

↓　虚空蔵(レストラン)

↓　茶室

↓　管理棟

●特別展やきものを分析する ―装飾編―
会期：2018年12月22日（土）～2019年2月24日（日）
開館時間10時～18時
※入館は閉館の30分前まで
出品点数約120件
会場兵庫陶芸美術館　展示棟　展示室２・４・５

一昨年に開催された「やきものを分析する－釉薬編－」の続編的位置づけの特別展。
～器面をカンバスに見立て、写実的あるいは図案化して描かれた染付や色絵付け、釉薬による色彩豊かな色付けなどの平面的な装飾に加え、器面への彫り込みや貼付け、型を用いて動植物などをかたどった立体的な装飾など、多彩な装飾技法を当館の古陶磁および、現代陶芸コレクションを中心にご紹介します。また、装飾の歴史や特徴、技術的な側面などを探ることによって、生活道具のひとつであるやきものの多様性や、そこに込められたつくり手の思いにも迫ります～(特別展説明文章より)
□やきものを「装飾」の視点から捉えた展覧会
・やきものに描かれた多様な文様に加え、さまざまな道具を駆使し、表現された立体的な装飾に焦点。・歴史や特徴、技法などを当時の時代背景とあわせて紹介。
□ 新収蔵品を含む当館が所蔵する古陶磁および現代陶芸作品を紹介
・当館コレクションの中核である「田中寛コレクション」や開館以降、収集してきた古陶磁および現代陶芸作品など、現在約 2,100 件を数える、当館コレクションから約 120 件を選び多様な魅力を紹介。
・近年新たに収蔵した約 30 件を公開。
□ 染付や色絵などのやきものの製作過程を再現展示
・当館陶芸指導員（陶芸文化講座などを担当し、自身も陶芸家としてやきものづくりに従事）が染付や色絵などの手法を再現し、その製作過程を通して技術や道具類などを紹介。