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日本六古窯のひとつ「丹波立杭焼」と最古の立杭窯(兵庫県篠山市)。丹久窯(たんきゅうがま)でコーヒーカップと醤油皿を購入。丹波焼,焼締,薪,

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兵庫県立陶芸美術館で特別展と立杭陶の郷訪問記より続く

(画像はすべてクリックで拡大表示:AMPサイトを除く)

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 立杭の南に位置する焼締専門の窯元。「焼締」って何?という程度の知識しかない食彩品館.jpですが、器を見るのは結構、好きで展示会等へもちょくちょく出かけています。
なぜこの窯にたどり着いたのかは前記事(兵庫県立陶芸美術館)で書いたので割愛するが、丹波立杭には50軒以上あるとかの窯元のうち、こちらにたまたま立ち寄ったご縁を大切にしたいと思い、記念購入したのがこちらの商品。
★丹久窯 購入商品

 焼締陶らしい素朴な味わい。

 瀬戸、常滑、信楽、備前、越前にこちらの丹波焼を合わせて「日本六古窯」と並び称されていますが、丹波立杭焼は平安末期から鎌倉初期というからすでに800年程経過しています。当初、400年間は山の傾斜地に溝を掘ってつくる穴窯が使われていましたが、江戸時代前期(1911年頃)には自然の傾斜を利用して作られた朝鮮式半地上の登り窯が用いられるようになり、強固な擂り鉢が好評で関東方面まで丹波焼の製品が大量生産品として広がりました。同時期には蹴りロクロ(立杭独特の左回転ロクロ)も導入されています。
その後、江戸時代後期になるとこの地域でも釉薬を用いた陶器が多く作られて、茶器の分野においても銘器と呼ばれる作品が登場し、多くの名人陶芸家を輩出。
江戸時代の登り窯移行に丹波焼あるいは立杭焼と称せられるようになり、現在へとつながります。

「丹波立杭焼」は国の伝統的工芸品指定(1978年)。生活用器(湯呑・皿・鉢・徳利・ぐい呑・壺・花瓶)を主体として生産されてきました。
特徴としては釉薬を用いず、燃料の松灰と原土中の鉄分とが融合して、緑色や鳶(とび)色を自然発色自然な窯変と炎の当たり具合による表情変化があげられます。

瀬戸、常滑、信楽、備前、越前にこちらの丹波焼を合わせて「日本六古窯」

自然な窯変「灰被り」を求めた登り窯と深緑の自然釉が流れた穴窯を薪で焼いているのが特徴で、薪で焼いた物と電気・ガスで焼いたものの違いを丁寧に教えていただきました。
今回は薪で焼いたものを求めましたが、日用使いの食器で色の変化が楽しめるのが丹波焼の特徴の一つとも伺いました。経年変化が楽しみですね。
食洗機OKなのも嬉しい。

↑ 招待券をいただきました

 

●丹久窯
兵庫県篠山市今田町下立杭115
電話079-597-2244

◇丹久窯の紹介
丹波焼の郷

丹羽のいろどり(公式オンラインショップ)丹久窯商品

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 当日は前記事で紹介した「兵庫県立陶芸美術館」と「立杭陶の郷」に訪れていますが、その両施設から近い場所に「最古の登窯」があります。
全景全長が47m、焼成室数は 9袋で築窯年数 は120年。まだ現役で使用されていますが、現在の登り窯は2015年に修復されています。修復の様子はこちら(柏原納税便り)で詳しく紹介されています。

最古の登窯
兵庫県篠山市今田町上立杭3−5
ウォーキングマップ 

 

◇地図

大事にしたいですね。日本文化。

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◇丹波焼に関する記事一覧
2019/04/15兵庫県立陶芸美術館,陶の郷
2019/04/19丹波立杭焼丹久窯と最古の立杭窯

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