夏に参拝すると汗が吹き出る階段も冬の時期は少々、汗ばむ程度で登坂。ただし、息が切れるのは年の所為だけでなく、日頃の運動不足から。
途中、国宝三重塔を撮影する間に息を整えてから本堂に向かう。
もう11回目の参拝。
↓　大先達4巡目。通算10巡拝。

↓　大先達5順目。通算11巡拝。

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【以下、過去記事より抜粋】

　全国にある国宝建造物は125ケ所あるということですが、兵庫県には6ケ所指定されていて、太山寺,朝光寺,一乗寺,浄土寺,鶴林寺,姫路城が国宝指定。
その中でも釈迦の舎利（遺骨）をおさめ仏塔については　で、三重塔となると13件(12ケ所)で、今回、参拝した一乗寺三重塔は国宝指定の三重塔では5～6番目に古い貴重な文化財です。

一乗寺は寺伝によると650年(白雉元年)、インド渡来の法道仙人(空鉢仙人)が聖観音を本尊として堂宇を建立したと伝えられています。
日本最古の三重塔と一般的に認知されている法起寺三重塔(国宝)は706年頃の完成なので、一乗寺三重塔がさらに古い時代の建立となるが、相輪伏鉢(屋根の上の金属部分の先端付け根付近)に承安元年（1171年）の刻銘があることから、平安時代の作とされています。よって、国内最古の国宝三重塔は法起寺の三重塔となっています。
この三重塔の価値については加西市文化財資料の表現を借りると「平安時代末期における建立年次の明らかな唯一の塔」。そして、建立年代が判明・確定した三重塔では国内最古となります。
これで9回目の参拝ながら、何回拝観しても感動的な美しさ。方三間で各重の落ちは上方ほど大きく、軒高の差と軒出は逆に小さいという外観的特長をもち、前述の相輪(塔の屋根から天に向かってつきでている金属部分)の高さも塔全体の三分の一となっていて、幅も広く、非常にバランスがよろしい。
そして、特筆すべきは平安時代以前の古塔の姿と、それ以降の新しい建築技法が相まっていること。
尚且つ、その姿を本堂に至る階段や本堂から下・中・上から眺めることができるということで、一乗寺三重塔は学術的にも観光客にとっても貴重な文化財です。

◇本堂(重要文化財)
大悲閣、金堂。入母屋造、本瓦葺き、正面9間、側面8間。寛永5年（1628年）再建。秘仏本尊の観音菩薩立像は重要文化財。

◇鐘楼

◇護法堂（重要文化財）
◇妙見堂（重要文化財）
◇弁天堂（重要文化財）
◇常行堂
◇石造五輪塔（重要文化財）
◇石造笠塔婆（県指定文化財)
◇国宝
・三重塔
・絹本著色聖徳太子及び天台高僧像 10幅 ( 平安時代)
◇重要文化財
・絹本著色阿弥陀如来像
・絹本著色五明王像
・銅造観音菩薩立像 2躯
　(秘仏本尊像と前立ち)
・銅造観音菩薩立像 1躯

↓　門松は「笑い口」が各1個のタイプでした

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【26】法華山 一乗寺
兵庫県加西市坂本町821-17
℡0790-48-2006
宗派　天台宗
開基　法道仙人
創建　白雉元（650）年
本尊　聖観世音菩薩
国宝　三重塔
HP(加西市)
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