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温泉の湯にも鮮度がある。「はまゆ(天然温泉公衆浴場,和歌山県那智勝浦町)」白濁りする前に湯舟のお湯が入れ替わるため無色透明説を検証

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 当日と翌日2日間は自分へのご褒美で南紀勝浦の温泉三昧を予定。宿泊は50年ぶりのホテル浦島。なんともベタなというか超有名宿を選択したのは理由があります。
ホテル浦島には半島内に4ケ所の建物に5つの浴場があるのですが、そのうちの「山上館」にある「遙峰の湯」へ入浴するためにホテル浦島山上館を予約しました。
ホテル浦島の中でも、山上館宿泊者限定の浴槽のため、入浴者数がホテル浦島の他の浴場よりも湯の鮮度が良いという話を聞いたから。
温泉の湯の鮮度?
なんのこっちゃと思ったが、よくよく温泉通の方のお話を伺うと、同じ「源泉掛け流し」の温泉でもお湯の鮮度が違うらしく、いかに名湯といえども鮮度がが悪ければ期待する効能を得ることは難しいという。
1.源泉から近くて空気に触れていない(酸化の影響を受けない)
2.浴槽に対して湯量が多く、湯の入れ替わりが早い
3.入浴客が少なくて湯が汚れていない
ようするに温泉分析表に記載された分析数値に近い状態で温泉に浸かることができるということらしい。
一番良いのは「足元湧出温泉」と言われる浴槽の足元からお湯が湧出する温泉らしいが、数が少なく、全国でも20から30ほどしかないらしい。当方が入ったことがある足元湧出温泉は和歌山県田辺市本宮の湯の峰温泉「つぼ湯」のみ。貸切の湯船は川の傍に建てられた掘っ立て小屋の中。本当に足元からお湯が湧出するのを感じることができます。だったら同じ本宮の川湯温泉の仙人風呂も足元から温泉が沸いているが、あそこは川の中なので73度の源泉であっても、大塔川の水で加水されてしまうということです。いやいや、つぼ湯も川の中のようなもりではないか・・・。

 閑話休題

 南紀勝浦には「鮮度の良い温泉のお風呂が何箇所かある」と件の温泉通は言うのです。今回は前述のホテル浦島だけでなく、南紀勝浦の「鮮度の良い温泉」を体験するのが目的の旅です。もちろん美味しい料理をいただくのも含めてですが。
当日、所要を済ませて那智勝浦町に到着したのは午後3時。ホテル浦島のチェックインは15時(以前は14時)からなので、ホテルへ向かうこともできるが、せっかくなので、件の温泉通のお勧めの公衆浴場的温泉に入浴することに。
場所は勝浦漁港からホテル浦島やホテル中の島へ渡船する桟橋を過ぎて、勝浦神社がある湾奥に位置します。
↓ ホテル浦島の連絡線である浦島丸(亀のボード)やホェールウォッチング船が停泊

駐車場が見当たらなかったので「はまゆ」に電話すると「横の○○の駐車場を借りているのでそこに停めてください」とのことで一安心。
営業は15時からで到着は15時少し過ぎ。先客は2名程。これは良い条件で入湯することができる。
番台で入湯料金400円を支払い中に入ると昭和レトロな風景。

「硫黄泉だが濁っていない。鮮度の良い証明(温泉通談)」。

ホントに濁りがない。湯舟からは注いだ分のお湯が零れ落ちている。
湯につかる。硫黄臭を感じるが無色透明の湯に感激。南紀勝浦の温泉はこれだから嬉しい。銭湯感覚で最上の湯に浸かることができる。本当にありがたいことだ。
そういえば下呂温泉の駅の近くにもこういった銭湯のような入浴施設があったな。
シャワーもなくアメニティもないしドライヤーは有料だが、なんとも贅沢なお湯に入ることができた。

 でも、翌日、このくらいのお湯はこの付近では普通であることを那智勝浦町の湯川地区で知ることに。その話はまた後日。

◇南紀勝浦温泉の日帰り入浴施設成分比較表
・「はまゆ」は泉質が良く、成分合計も高い。
・PHは他の温泉よりも少々低いが硫黄成分の多さが目立つ
・高温であるため夏季には水で温度調整しているのが少々、もったいない気もする。

 

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・はまゆ(天然温泉公衆浴場,和歌山県那智勝浦町)
 和歌山県温泉協会HP
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦970番地
℡0735-52-1201
入浴時間15:00〜22:00
駐車場なし
日帰り入浴料大人320円、子ども130円
定休日毎月7日、22日
源泉名勝浦温泉 はまゆ
泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
泉質分類 弱アルカリ性低張性高温泉
掲示用泉質名 硫黄泉
水素イオン濃度弱アルカリ性
含有成分濃度低張性
温度高温泉
源泉温度(℃)46.3
ゆう出量(㍑/分)106
掛け流し
加水は夏場温度を下げるため少量加水
加温なし
新湯との入替状況毎日換水
浴槽の清掃状況毎日営業前、営業後に清掃
浴槽の消毒状況月に1度塩素系薬剤で消毒

◇地図

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