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一澤信三郎帆布(京都市)麻生地のショルダーバックと小ケースを購入。信三郎帆布,信三郎 布包(かばん),一澤帆布製,一澤帆布工業,帆布カバン㐂一澤,一澤帆布加工所,,

別途【追記

3/9KINOKUNIYA⼤丸梅田店(キノクニヤ,紀ノ国屋,大阪市)

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   1977年から1981年まで学生時代を京都の街で過ごした食彩品館.jpは東山にある一澤帆布のことを知りませんでした。社会人となり、京都を離れた後、社用で卒業大学へ行く用事があり、その帰りこの店で買物をしています。それがいつだったか、そして何故、この店を知ることになったのかは不明です。おそらく入社5~6年後の1985年から1986年頃かと思われます。
当時は雑誌に掲載されたりして一澤帆布が一般の人々に有名になった頃で、人気商品の店頭在庫は少なく、予約注文を必要とする商品が多かったと思います。それでも基本的な商品の在庫はあるようで、商品が陳列されていました。
そんな中で一つの大きなバッグが目に留まる。無骨なデザインで、当時の一澤帆布らしいカバンを見て気に入りました。

その時に応対していただいた方が誰だったのかはわかりませんが、若いというほどでもなく、かつベテランの職人さんという風体でもなかったことからおそらく信三郎氏ではなかったかと。
その方が曰く「これは試作品で売り物ではないんですよ」ということでした。
どうしょうかと思ったのですが、当時は商品調達部署にいたこともあり、商談というか交渉は慣れていたものの、正直に「学生時代を京都で過ごしたこと」「今は愛知県にいること」「京都にいたことの記念品として購入し、仕事で辛い時はこれを見て励みとしたい」ということをお話したところ、それほど言うのならと当方の依頼に快く応じてくれて、結構、お値打ちな価格で譲っていただきました。
↓ その後、ちょくちょく訪れて購入した旧一澤帆布製品

その後、信三郎氏が信三郎帆布を開店された時も京都へ行って買い物させていただき、現店舗に移ってからも何回か訪れています。

 今回は久々の京都旅行。しかも前夜の大学時代の旧友との懇親会のこともあって、その記念品として一澤信三郎帆布を訪れました。

一応、歴史のおさらい。
★一澤帆布工業株
・1905年創業
・1961年法人化
・1980年4月信三郎氏入社
・1983年9月信三郎氏社長就任(4代目)
・2005年3月有限会社一澤帆布加工所設立(信三郎氏)
・2005年12月信三郎氏社長解任、信太郎氏社長就任
・2006年3月一時休業
・2006年10月信太郎氏営業再開(旧店舗にて)
・2009年信三郎氏夫妻代表取締役に復帰
・2009年7月店舗休業
★一澤信三郎帆布
・2006年3月設立
・2006年4月新店舗営業開始
 (グランエターナ知恩院前)
・2008年3月店舗移転
 (サンコーポ東山1F)
・2011年3月一澤帆布ブランド復活
・2011年4月旧一澤帆布工業店舗跡地へ移転
★帆布カバン㐂一澤(4男喜久夫氏)
・2010年7月開店

現在は3プランドで展開しています。
「信三郎帆布」は 無地の純綿帆布製。
「信三郎 布包(かばん)」は本麻帆布、柄物の純綿帆布製。
 ※「鞄(かばん)」の“革”を“布”に変更
「一澤帆布製」道具入れやアウトドアタイプ。

原材料の布地は朝日加工株式会社で、加工は株式会社信三郎帆布加工所の「東山工房」(京都市東山区進之町)。原材料の帆布はずっと朝日加工の製品を使っていますが、2006年10月から2009年7月までの一澤帆布プランド製品には別会社の布地で加工されています。比較のために当時、お試し購入。

 今回、購入したのは一眼レフカメラを2台入れておくためのカバン。特に料理店で撮影する時用として。いつも使っているカバンはいかにもカメラバック的で料理店に持ち込むのはちょっとだけ気まずい。で、あれこれ現物を眺めながら、且つ店舗の方にも相談しながら決めたのがこちらの商品。

信三郎 布包(かばん)ブランドのショルダー IS-25
縦 34 x 横 [上 41/ 下 27] x マチ 20 (cm) ショルダーバンドの長さ 最短約60〜最長約120 (cm)
同社のホームページでの商品説明によると以下の通り。
~生成りの帆布に革をあしらい、落ち着いた雰囲気に仕上げました。斜め掛けにもできますが、ショルダーバンドを取り外すと、手さげにもなります。B5サイズが縦に入ります。底板が入っていて、底鋲も付いています。このかばんは麻帆布で作られています。~
製造時のこだわりポイントは以下のように紹介されています。
1) 麻生地と革を合わせ、おでかけの装いにも負けない、洗練されたデザインにしたい
2) 内ポケットは絶対欲しい
3) ショルダーバッグとして、より使い勝手の良いように、I-10 よりマチを広げて容量を増やしたい
4) 本体の口元のひもの開閉を簡単にしたい(うちの製品の中では初めての試みとなる革のパーツを採用)

もう一点はiphoneを入れておくためのケース。同じように形態の1980年代一澤帆布製を持っていますが、新調。

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一澤信三郎帆布
京都市東山区東大路通古門前上ル高畑町602
℡075-541-0436(代)
営業時間
 午前9時〜午後6時
 火曜定休(季節により無休)

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