さるぼう貝のうま煮。サルボウガイって?。猿頬貝と書く。アカガイ(赤貝)の代用品となることも。品格と人格を問う。
フネガイ目フネガイ科フネガイ科リュウキュウサルボウ亜科サルボウガイ属。
「赤貝」として売られていることがあるが、サイズが赤貝よりも小さいのが特徴。
アカガイはフネガイ目フネガイ科アカガイ属。
見た目も同じような形態でサイズは10㎝を超える。
殻の線を数えると赤貝は42本でサルボウは32本。よく似ているサトウ貝は38本。
市販されているアカガイ缶詰はほぼサルボウガイと思ってよい。
ただし、生身は赤色が弱いので刺身の代用とはなりにくい。
アカガイを剥くのは簡単だが、知らないと結構戸惑う。蝶番側から外すと簡単に割れる。
サルボウガイの色はアカガイよりは薄い赤。ピンクとも違う。オレンジがかった薄い赤色。
今回、「さるぼう貝のうま煮」と表示されている商品を見て思ったこと。
アカガイとして販売されていないことをしてこの店は信用できる。ということ。
我々のの世代は偽装名称が氾濫していた時代を経験している。
高級魚への代用、大衆魚の資源枯渇への対策として使用している名称。
例えば、外国魚・深海魚。
シシャモの代用は「カラフトシシャモ(カペリン)」。
タラバガニの代用は「アブラガニ」。
シバエビの代用は「バナメイエビ」。
サザエの代用は「アカニシ」。
マグロの代用は「アカマンボウ」。
ヒラメのエンガワの代用は「オヒョウ」「カラスガレイ」。
タラの代用は「ギンダラ」
マダイの代用は「ティラピア」
スズキの代用は「ナイルパーチ」
ホント表示は大事だなあ。
企業の品格というよりは経営者の人格としてとらえています。
「お父さん(あるいはお祖父さん)恥ずかしいコトはやめてね」
孫や子供に胸を張れますか?
経営者に問いたい。