JAにしうわ(愛媛県八幡浜市)日の丸みかんを購入。1個5000円のみかんではないが・・。「日の丸千両」,「琉頭(ゴールド)千両」,越冬日の丸「愛ちゃん」,「ガキ大将」,「百年蜜柑」,移動スーパー「とくし丸」,徳島直送野菜「すきとく市」。サンプラザ三国ケ丘向陵西店(大阪府堺市)訪問記。,
正月連休を利用してに奈良県~大阪府周辺の西国寺院を参拝し、その間に直近、改装店舗(2019/12/06)であるサンプラザ三国ケ丘向陵西店を訪れた時の話。
いつもの店の話ではなく、購入した温州みかんの話。
愛知県人は三ケ日みかん(静岡県浜松市)か蒲郡みかん(愛知県蒲郡市)がトッププランドと思っている人が多いが、みかんの出荷時期に東京の太田市場へ行くと、全国の産地の状況がひと目でわかる。
和歌山(収穫量全国構成比19%)、愛媛(同16%)、熊本(同12%)が市場の保管場所の多くを占有しています。
静岡県は第4位で収穫量構成比は11%と4位。愛知県は8位で8%。
(数値はいずれも2017年農林水産省統計データ)
今回の遠征では商業施設ごとに産地を変えて購入し、比較しています。
サンプラザ三国ケ丘向陵西店では「日の丸みかん」を購入。
関西だけではないと思うが、この店では「西宇和みかん」という産地名称よりも「日の丸みかん」というブランド名称の方が通りが良いため、「日の丸みかん」として表示されています。
昨年、2019年11月7日の大田市場の温州ミカン初競りで5段の桐箱入り日の丸みかんが過去最高の100万円で競り落とされた。
切り箱5段で210個のみかんが入っていて、1個あたり5000円弱という、ビックリ価格。
商品は明治屋で販売されたという報道がありました。
JAにしみわ管内にはいくつかの部会があり、そのうちの一つが「日の丸柑橘共同選果部会」。
日の丸みかん
◇地図
日の丸柑橘共同選果部会では光センサーなどの最新設備により、みかんをいくつかの階級に分けてブランド展開をしています。
前述の桐箱入りをトップ規格で、以下、下記の通り。
・「琉頭(ゴールド)千両」
特秀(S~M)。糖度13度前後で、見た目の良好。
千両箱をイメージした金色の化粧箱入りの贈答品用。
・「日の丸千両」
糖度12度基準。
黒箱のレギュラー品だが、それでも基準値は12度。
・「百年蜜柑」
ゴールドをさらに選別。最上級クラスの位置づけ
・「ガキ大将」
糖度はあるが、スレ果などのお買い得品レベル。
・越冬日の丸「愛ちゃん」 蜜柑
袋がけして越冬させてから収穫したミカン。
日の丸柑橘共同選果部会の圃場は急斜面の石垣の段々畑。
南向きのため、日の出から日の入りまで陽光が降り注ぐ。
自然の「太陽光」と「宇和海からの反射光」そして「石垣からの反射光」の「三つの太陽」と、そして米国デュポン社製の白いマルチシート「タイベックマルチ栽培」での散乱光照り返しも利用。
栽培地の排水のよさや土作り等により、濃厚な味わいのミカンが育つのが特徴。
栽培品種は温州みかん「極早生はつひめ」「宮川早生」「南柑20号」「南柑4号」の4品種。
前述のような格付けをするための光センサーだけでなく、腐敗センサーで傷み果実の除去も実施。
ということで、今回、購入したみかんはおそらくレギュラークラスの「日の丸千両」クラスと思われるが、果皮が薄く内袋のしょうのうが柔らかい。
なんといっても粒感とジューシーで上品な甘み、そして少々の酸度とのバランスといい、なかなかの逸品。
レギュラークラスでこのレベルだったら、琉頭(ゴールド)や百年蜜柑なんかはどんな味なんだろうか。
桐箱クラスは無理としても一度は上級クラスを味わってみたい。
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・12/6サンプラザ三国ヶ丘向陵西店
大阪府堺市堺区向陵西町1丁8-21
営業時間 9:00~22:00
開店日2019/12/06
紹介日2019/12/06(紹介記事12/6)
・移動スーパー「とくし丸」
・徳島直送野菜「すきとく市」
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●・2020/02/18サンプラザ三国ケ丘向陵西店訪問記
・2019/12/06サンプラザ三国ヶ丘向陵西店(堺市)
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