ヴィンテージとデッドストック探し。アンティークではなく。正長刃物店(愛知県岡崎市)WENGER NAIL CLIPとVictorinox Automobile Special

001訪問記録, 05東海地方, 07衣料・服飾・スポーツ, 愛知県, 郷土・特産品｜2020/03/24 posted.

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2019年初夏の30年ぶりのスイス行以来、スイスアーミーナイフの古品探しがマイブーム。

以前、岐阜県関市周辺の刃物ショップを巡った記事をアップしたが、今回は愛知県岡崎市の刃物専門店にて発見した話。

・2019/09/18関市の刃物店施設巡回

ヴィンテージ(ビンテージ,Vintage)>

現在においては、原材料調達が難しかったり、技術の継承が途絶えたりして手に入らないが、過去生産品として現存する利用価値の高く需要のあるもの。

例えば、ワインの当たり年の生産品や、取引が制限されているブラジリアンローズウッド(ハカランダ)を使った古いマーチンのギター。

　完成度が高く、古くても価値が高い製品で現代でも活用できる、需要があるものをヴィンテージとすると、「アンティーク」はどうでしょうか。
「アンティーク」にも古くても良い物というヴィンテージと同じような意味があるものの、ヴィンテージは人によって判断が異なるが、アンティークは一定の判断基準値があるようです。

基本、“ある年代より前かどうか”で「アンティーク」を判断している。
例えば、フランスでは18世紀のロココ時代から20世紀のアール・デコ以前をアンティークと呼び、アメリカでは現在より100年前という関税法の基準値があります。
日本ではヴィンテージとアンティークに明確な基準があるわけではないが、ヴィンテージは需要と嗜好により使い分けられ、アンティークは高級骨董品に使われる傾向にあります。

例えば、私の持っているグランドセイコースペシャルはハイビート時代の傑作とされるが、高級品ではありません。

・2016/09/27ｸﾞﾗﾝﾄﾞｾｲｺｰ61GSｽﾍﾟｼｬﾙ復活記

私にとってはヴィンテージですが、アンティークではない。
興味のない人にとっては、ヴィンテージでもアンティークでもなく、ただの古い時計。しかも時間が毎日4秒から10秒遅れるという精度。

　当方が所持するアーミーナイフはどうでしょうか。
古いもので1970年代後期で価格的にもさほどのプレミア価格はついていない。なにより、ヴィンテージやアンティークというには少々、歴史が浅い。
前述のギターなんかは1970年代頃をヴィンテージと呼ぶものもあるが、それは希少品であり、現在よりも高品質な素材や電気部品を使っていたり、何よりも経年による音の品質が高いという特徴があったりする。

アーミーナイフは高級品ではなく一般流通品。
しかもアウトドアで使って入るとか、私のようにスイス旅行の思い出として興味を持っていたりする人以外には必要としない製品。

その中でも特別な存在となる製品。

それを私は、というか一般的には“レア物”として、通常品よりも価値があると個人的に区別しています。

　今回、購入した2品は、「デッドストック」。
すなわち、現行品にはないライン・アイテム・SKUで、メーカー製造中止になった後に長い間、倉庫や店頭で残っていた商品。

興味のない人にとってはただの売れ残りですが、私にとってはレアモノとして価値がある。
通常の刃物店でのデッドストック品の良いところは、旧価格で販売されていることでしょうか。
プレミア価格となっていないことが多いのも魅力。
そういう商品を発見した時は思わずニコッ。

★購入商品

・Victorinox Automobile　Special
　(ヴィクトリノクス　オートモービル　スペシャル)