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スペインの会社に発注し、オランダから個人輸入した覚書(こんな時世にアレなんですが・・・),Mammut,TreKKINN,AMAZONE・楽天と比較,ヨーロッパルート減便による空港滞在期間調査,


Mammut Alnasca Low GTX Men
 (マムート・アルナスカ・ロー・ゴアテックス・メン)

 昨夏のスイス旅行前後からマムート(Mammut,スイス)の商品を嗜好するようになり、今回はシューズで気になる商品があったので購入を検討。
結論としてはよく似た商品を海外通販で購入したが、今回はそれの覚書。

 当方が個人輸入を頻繁に行なっていたのは1980年代中頃以降で、当時は今ほど製品のグローバル化は進んでおらず、また、関税や円相場も今とは異なり、なかなかハードルが高いものの、日本販売価格とアメリカ現地販売価格差が1.5倍から2倍ほどあったため、結構、お値打ちな買物ができました。

当時は購入手続きが面倒。

今のようにパソコンやインターネットは普及しておらず、手紙でカタログを請求し、アメリカから郵送されたカタログを見て、商品を発注。
発注書を郵送し、航空便を選択すれば、2週間程度で自宅到着。
前後の手続きを含めて1ケ月はかかったでしょうか。
慣れてくると、運賃を節約するために船便を選択することも。
一度、商品間違いがあり、返品や交換などで、商品が手元に届くまで半年ほどかかったこともあった。

 当時、購入したのはL.L.BEANpatagoniaなど、アウトドアブランドが多かった。
製品加工のアジアシフト後の今となっては貴重なMADE IN USA製品
クローゼットの奥に大事に仕舞ってあります。

そうそう、R.E.I CO-OPの会員登録もしていて、REIからもいろいろと購入しています。
たしか会員資格は永久だったと記憶していたが、今でも使えるのだろうか。
当時は今ほどブランドプロテクトも少なかったと記憶している。

 1980年代は円相場の変動期で、200円/ドル~125円と動きが激しく、L.L.BEANやR.E.I(すぐに撤退).のように日本へ進出したりすることもあって、個人輸入をすることもなくなりました。

 私が生まれてから1970年までは長く360円/ドルの固定相場時代が続き、輸入品は「舶来品」と呼ばれて、庶民には高嶺の花。
その後、1971年からスミソニアン体制(協定により308円/ドル)を経て、1973年2月に円は変動性に移行し、オイルショックを経験しながらも安定期が1976年待つまで続く。

 1976年のアメリカ建国200周年時に観光渡米した下宿の先輩から、ウェストコーストの話を聞き、アメリカに憧れを持つようになる。大学1年生だった。
当時のバイブルは「宝島」と「 POPEYE」。お世話になりました。

 その後、円高基調が続き、200円/ドルを割るも、1970年代後半から1980年代中盤まではイラン革命、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻、そしてカーター大統領による政策等により、ドルが持ち直し、200円から250円/ドルの円安が続く。
大学を卒業し、就職した後もポパイやプレイボーイ等の雑誌によりアメリカに対するほのかな憧れが続く。
いつかはウェストコーストへ行き、ホテルカリフォルニアのジャッケト写真に採用されたビバリーヒルズホテル(ピンクパレス,ロスアンジェルス)やライブハウスのトルバドゥールを見たい。
ザ・バンドのラストワルツの舞台となったウィンターランド(サンフランシスコ)も見たいと思い続けるが、実際に訪れたのは2006年で、21世紀に入ってからとなる。
↓ ビバリーヒルズホテル(2006年)


 話を1985年に戻す。
それまで200円~250円/ドルで推移していた円相場が、1986年からは200円を再度、割り込み、とうとう1995年には100円/ドルを突破する円安傾向が続く。
私が個人輸入を行っていたのは、この1985年から1990年の頃。

 再度、個人輸入というか海外通販をしたのはその約30年後の2019年。
6月~7月のスイス旅行後に買い忘れたグッズをスイスのWEBショップから8月に個人輸入。
2019/08/27レーティッシュ鉄道ベルニナ線でイタリア


 今回はオランダということだが、同じヨーロッパなので特に変わったところはないが、以下、今回の個人輸入についての覚書。

 今回、探したのは以下の商品。

Mammut Alnasca  Low GTX Men
アマゾン価格 36,670円~6万円(配送無料)

 このタイプで、この色「Black/Magma」と自分の足に合うサイズが見つからず、いろいろとネットショップを検索。
ネット購入のトラブル回避のため、基本、大手通販会社から購入している
よく似た商品がヒットしたが、欲しいと思った商品で、定番価格販売の商品は見つからなかった。

Mammut Alnasca Knit Low GTX Men
アマゾン価格¥35,711円(配送無料)
楽天価格 24,430円 (税込)(配送無料)

マムートオンラインショップ
Mammut Alnasca Knit Low GTX Men 30,800円(税込)

 どうしょうかと迷うも、さすがにこの靴に3万円を支払うのはちょっとなぁと思っているところに、最初探していた色の靴を「trekkINN(トレッキン)」で発見。

trekkINN(トレッキン)」はスポーツグッズ関係を扱う「tradeINN(トレードイン)」の中のトレッキング(軽登山)に関係の商品を扱うスペインのショッピングサイト。
海外通販の中では歴史も古く、日本語表記もあって利用のハードルは低いものの、アウトドア商品に限らず、シューズはフイット感が重要なので、通販商品にはなかなか手を出しずらい。
特にヨーロッパ系は長さよりも幅の選択が難しい。
当方の靴のサイズは基本25.5㎝(EU41,USA7H)で、国内メーカーの場合、試し履きをして26.5㎝(EU42,USA8H)前後までの中から選択して購入している。
今まで試し履きしたマムートの靴サイズとして、26.0㎝では横幅が窮屈で、26.5㎝くらいが丁度フイットする。

Mammut Alnasca  Low GTX Men
 販売価格 11,378円(当時のレートで表示)
 参考価格は16,233円となっています。

残念ながら在庫は25㎝か29㎝しかなく、断念。

ところが、よく似た商品が販売されていて、

Mammut Alnasca  Knit Low GTX Men 12,143円

Mammut Alnasca  Knit Low  Men 10,007円

GTXはゴアテックスで、あるなしで2,000円程度の違い。ならばGTX付が良い。
もちろん色は「Black/Magma」が良い。

だが、欲しいサイズがない。

 とうとう妥協して色違いを選択。
サイズは27.0㎝(EU42と2/3,US9H)。0.5m程の違いなのでなんとかなりそうだ。

Mammut Alnasca Knit Low Goretex Black / Ultramarine JP 27.0
Ref: 7305191 12,143円

国内価格を調べてみたところ、24,000円から30,000円

倍以上の価格差があれば海外購入するというマイルールがあるので、それにも合致。

 注文することにした。
配送方法は日数短縮だが追加料金が発生する「DHL」だが、今回は「郵政」を選択。
送料は822円(発注時)です。合計13,049円

16,666円までは関税がかからない。

 事前にアプリをダウンロードしておいたので、アプリで注文。
すべて日本語なのでスムーズ。時折、変な日本語が出てくるので英語でも確認。

でも心配なのはやはりコロナの影響
一体どうなるんだろうかと思っていたが、発送はスペインではなく、オランダからというので一安心。
オランダはスペイン程の物流の遅れはないだろうと推測。

 そこで、航空便の状況を調べてみた。
KLMオランダ航空は2019年4月にそれまでの週13便から週17便に増加(成田7→10便、関西6→7便)。
ところが、2020年3月29日~5月31日については新型コロナウイルスの影響に伴う需要の減少に伴い、アムステルダム発成田便が週2便(金曜、日曜発)、大阪便が週2便(水曜、土曜発)の合計4便に減便になってしまったことを注文後に知ることになる。
17便から4便と1/4以下になってしまう影響は航空貨物にどの程度影響するのか不明だが、相応の影響はあると思われる。
ここまで調べてあることに気付く。航空郵便が直行便で届くとは限らない。
オランダからの郵便はアムステルダム(オランダ)→ミラノ(イタリア)→成田と移動するらしい。
それぞれのトランジットで待機期間も読めない。

 昨年、2019年のスイスのWEBショップからは、注文後およそ2週間で到着。
さて、今回はどうなることやらと心配していたが、オランダの国際交換局から発送し、日本の国際交換局(川崎東郵便局)に到着するまで10日間程、かかった。
意外と早いと感じたのは、前回のスイスからの個人輸入が発注から自宅到着まで2週間かかっていることに対して、新型コロナ禍の影響下、1週間程の差で到着したことに安堵。

 以下、進捗状況。
注文したらメールが届き、発送したらメールがきちんと届くので安心。
物流の状況はtrekkINNのサイトでも、日本国内に入ったら郵便局の追跡サイトでも確認できる他、国際郵便の追跡アブリ「17TRACK」でも確認できる。

☆購入商品




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◇推移状況
2020/03/27注文
2020/04/01発送(オランダ)
2020/04/02引受(オランダ)
2020/04/06国際交換局から発送(オランダ)
2020/04/16国際交換局に到着(川崎東郵便局)
2020/04/16通間手続中(川崎東郵便局)
2020/04/16国際交換局から発送(川崎東郵便局)
2020/04/17到着(●●郵便局)
2020/04/17配達完了(自宅)
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 注文してから4日目にオランダから発送されている。
このあたりはアマゾンプライムの迅速な対応よりも遅い。
問題はオランダ国内の国際交換局から発送されたのち、日本国内の国際交換局(川崎東郵便局)に到着するまで、ウンともスンとも推移状況が変化しないこと。

一週間はかかるだろうなと思っていたが、その間、まったく反応がないのが不安。
例えば、「輸送中です」とか「待機中」とかあればまだしも。

冒頭の航空便の時間変更を調べたのはこの時でした。
その後、ようやく10日間経過して日本の川崎郵便局へ到着。
時間がかかると聞いていた川崎東郵便局の通関も当日に完了。
翌日の17日には自宅に到着。
注文からは21日間発送されてから17日間ということで、その間、オランダから日本到着まで10日かかっている停滞日数を除くと、オランダで10日かかり、日本では2日間。
要するにヨーロッパ国内の流通が遅かったということかだが、その後、いろいろと調べると、荷物が届かない、サポートがいいかげん、スペイン語で返信が来た、なんか知らんが勝手に商品が戻ってしまったとかいろいろトラブル事例が報告されている。
要するに、いろいろトラブルが発生した時に英語やスペイン語でコミュニケーションとれる程度のスキルがあった方が良いと思う。
当然、私は・・・・・(笑)。

 まあ、この世界的なトラブルが発生している中、無事に届いて一安心。
一応、念のため、アルコールをパッケーシに噴霧して開封し、商品も消毒してから試し履き。
良い感じです。
3万円が1万2千円+送料で購入できたことだけはありがたい。


★覚書
・スペインに注文してオランダから発送されるまでの期間が長い。
・今回はオランダから日本に到着するまでの期間が10日間。この期間の情報がないため不安。
・日本国内は通関も配送もスムーズだった
・送料822円が安く感じる。
・郵送先住所は英語表記で登録した
・できるだけ日本語説明と英語文を見比べて確認した方が良い
・トラブルが発生しても冷静に対応できる能力は必要かも。

ミシュランのソール

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