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「ツタンカーメン豆(King Tut pea)」はツタンカーメン王(古代エジプト第18王朝のファラオ)とはかかわりがなかった説。いやいや。そうでもない説。ハワード・カーター,カーナーヴォン伯爵,紫えんどう,The Grand Egyptian Museum,

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  今年(2020年)はエジプトへ行く予定だった。

エジプト考古学博物館(カイロ博物館)が老朽化のため「大エジプト博物館」がギーザの三大ピラミッド地区近くに新たに建築されることに合わせての旅行計画でした。
※総工費約630億円のうち日本が348億3,800万円を限度とする額の円借款を供与(Wikiデータより)

周知の状況により、開館も2021年以降に延期され、もちろん、この様な事態になって海外へ行く気力も失せ、しばらくエジプト行は無理。

ということで、今回はエジプトに関する話題。

★「ツタンカーメン豆(King Tut pea)

 古代の種子を発芽させるといのうは古代ハスの記事で紹介したことがあるが、今回はそれよりも古い。

ツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン ,Tut-ankh-amen)は紀元前の1333年頃から紀元前1324年頃にエジプトを統治した古代エジプト第18王朝のファラオ(王)。

子供を含めてだれでも知っているこの王の名称がつけられたエンドウ豆。

「かかわりがなかった」と断言もできないが、実際のところ、海外の園芸店がそれ風なエピソードをつけて販売促進したというのが有力説ではないかと思っている。

 まずは発端から経緯を羅列すると、

・1838年ミイラの穴で発見された種子がイギリスに持ち込まれ、そのうちの一部が発芽(したらしい)。それを「エジプト・エンドウ」として販売。

また、19世紀当時の「ミイラのタネ」という便乗商品を真に受けた人がミイラと一緒に発掘された古代エドプトの種子であると喧伝。
※ツタンカーメン王の墓が発見される前からエドプトエンドウ(園芸用)という名称の種が存在していた?。

・1922年ツタンカーメン王の墓を王家の谷で考古学者ハワード・カーターが発見、発掘。
壷に入った豆以外の穀物も混じった7粒が発見されている。
この7粒は王立キューガーデンに保管され、門外不出となっている。

※別説として、この時に持ち帰った豆を発芽させようとしたが失敗。
その一部を園芸家が譲り受け、自身で試したところ発芽に成功(したらしい)。
「ツタンカーメンエンドウ」として種子を販売したのが始まりであるという説がある。

また、カーターの資金援助者であった第5代カーナーヴォン伯爵ジョージ・エドワード・スタンホープ・モリニュー・ハーバートの所有する農園で栽培された豆が、ツタンカーメン発見の後援功労者ということもあり、農園栽培豆を「ツタンカーメンエンドウ」と命名されたという説もある。

 つづいて、「ツタンカーメンエンドウ」が最初に日本に伝わった時の話。

・1956年ツタンカーメンの墓から発掘されたとされる豆の種子がアメリカから日本に個人レベルで届けられる。
・1965年ツタンカーメンマスク(実物)初来日。約295万人が展示会(東京・京都・福岡)を訪れる。
・1985年朝日新聞とNHKでツタンカーメン豆を紹介。
・1986年5年の科学(学研)がツタンカーメンのエンドウの種子を付録につける
・1986年筑波科学万博で小学生がツタンカーメン豆をエジプト館に寄贈
・2012年ツタンカーメン展(大阪・東京)開催
・2012年HeraldNetでイギリスの王立キューガーデンがツタンカーメン王墓から発掘されたとするエンドウ豆の存在を否定したニュースが掲載

 ということで、3000年前の古代の豆ではなかったという説が世界的には有力ですが、かかわった園芸店の方の販売促進と、それを信じて善意で広めた一般園芸家のおかげで、ツタンカーメン(のような雰囲気のえんどう豆)の豆ごはんとしていただける幸せ。

 現在でも種子の販売説明には「ツタンカーメンの墓から発掘された・・・」と紹介されているので、「ツタンカーメンの墓説」は業界標準なんでしょうね。

ようするに、否定も肯定もできない状況にあるということなんでしょう。

まったくのデタラメだったら消費者庁に届ける人がでてくると思うし。

 ツタンカーメンのエンドウ豆は別名、紫えんどうという名称があります。
外観形状はは普通のエンドウ豆と同形状ながら、普通のエンドウ豆のはが白いが、ツタンカーメンのエンドウ豆の花は紫色

そしてサヤの色も紫色

この紫色が少し薄れてくる頃が適期で熟した証拠。

 豆の実色は普通のエンドウ豆と同じ緑色。調理方法も同じ。

豆ごはんにすると、炊きたては薄緑の豆だが、しばらく保温したまま置おくと豆もごはんも赤飯のように変色する。

これが珍。

また、普通のエンドウ豆よりも甘味があり、おいしく感じる。

さらに赤色をつけたい時は米と一緒に豆を取り除いた後の紫色のサヤを加えて炊くと、より赤色が強くなる。
もちろんサヤは食べられません。

 「ウソだ」と思っていても、しゃれっ気たっぷりに「ツタンカーメンの墓から出土した古代豆」という言い伝えを信じて食べることもアリなんじゃないかと思う。

もちろん、販売促進に使う場合はそれなりの根拠を示しておいた方が良いかもしれませんね。

 そうそう、食べ過ぎてお腹壊しても、「ファラオの呪い」ではないのでご了承の上、ご利用願います。

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