ハチク水煮。淡竹は「採る」、モウソウチク(孟宗竹)は「掘る」、マダケ(真竹)は狩る。
今回は5月の頃の買い物の話。
先日、たけのこの品種について記事にしたが、孟宗竹(モウソウチク)の旬が終わりになる頃に地元の直売所に出荷されるのが淡竹(ハチク)。呉竹やアワダケとも呼ばれる。
・2020/06/08タケノコ,朝堀,根曲,真竹,淡竹,白子竹,
ハチクは日本においてモウソウチク、マダケに次いでポピュラーな品種。
モウソウチクよりも表面の産毛が少なく、色艶も良い。
耐寒性がモウソウチクよりもあるため、比較的冷領地にも植栽されていることもあり、中部地方では山間のたけのこというイメージがある。
↓ 茶臼山高原のハチク
他の品種同様に鮮度劣化が早く、朝堀したものをすぐに調理するのが望ましい。
レシピ本には「ハチクはアク抜き不要」と紹介されることが多いが、1日経過したものはアク抜きをした方が良いように思う。
アク抜きついでに下茹でしておいた方が翌日に調理するよりも当然、風味もよくおいしい。
以前にも何回か各地でハチクを購入しているが、どこまで食べれるのかを迷う。
剥きすぎたら何も残らないし、皮を残しすぎると食べられたものではない。
ハチクの水煮はモウソウチクよりも煮た状態の色が悪く見えるので水煮で販売されているとどうしても気になってしまう。
原材料は「たけのころこめぬか」となっていて、水煮たけのこの製造時に使われる「クエン酸」「L-アスコルビン酸(ビタミンC)等は使われていないのもちょっとだけうれしいが、使われていても特に気にしない。
ただし、劣化防止のためのペーハー調整で、数値を下げ過ぎると風味が飛び、酸っぱく感じるので要注意。
モウソウチクは地下にあるものを見つけなければならないという点で苦労する。
地上に出たら二級品になってしまうので、先端が地表の土を少し持ち上げた状態を発見して「掘る」。
よって穂先が緑色になっているものよりも土色の方を選択する。(鮮度劣化して枯れた茶色ではなく、緑化前の土色)
対してハチクは地表に出たものを「採る」、あるいは「刈る」。
「刈る」というのは鎌で地上部を切り取り収穫するということだが、労力はモウソウチクよりも若干、かからないのがありがたい。
今回は直売所で販売されていた「水煮」を購入したが、地元出品者による「朝採り、朝茹で」ということで、生を購入して自分で調理するよりも美味しい。
旬の時期ならではの味わいですね。
お勧めです。
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・2008/08/30中華人民共和国産地訪問