びっくりドンキーのオーガニックビールには有機JASマークが添付されていない理由を推測。有機農産物加工酒類は有機JAS認証の対象ではないって知ってますか?「有機」「オーガニック」と表示するには国税庁が定めた「酒類における有機等の表示基準」に従って製造を行えば必ずしも認証機関による認証は必要ないということらしい。
びっくりドンキーで食事した時に「オーガニックビール」があることに気付く。
しかも自社製造とある。
自家用車での来店であるため、食事での飲酒はできないということで持ち帰り。
自宅で飲む時に気付いたが、有機JASマークが見当たらない。
「有機栽培」「オーガニック」と表示するには「有機加工食品の日本農林規格(JAS規格)」に基づく格付をされた有機農産物、有機加工食品及び有機畜産物であることが必要で、それは登録認証事業者が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
一般に、農畜産物や加工食品等については日本農林規格(JAS規格)によって有機JASとしての表示基準があるが、酒類は対象外となっていて、国税庁が定める表示基準」に沿った表示が必要。
◇酒類における有機等の表示基準
次の基準をすべて満たす酒類(有機農畜産物加工酒類)については、酒類の容器又は包装に「有機」又は「オーガニック」の表示をすることができる。
①日本農林規格等に関する法律(昭和25年法律第175号。以下「JAS法」といいます。)に基づく格付をされた有機農産物、有機加工食品及び有機畜産物
②有機農畜産物加工酒類
③以外の農産物、畜産物、水産物及びこれらの加工品のうち、組換えDNA技術が用いられていないなど一定の要件を満たすもの
④以外の酒類のうち、組換えDNA技術が用いられていないなど一定の要件を満たす酒類
⑤水
⑥表示基準の別表1に定める食品添加物のうち、組換えDNA技術が用いられていないもの
◇原材料の使用割合
・原材料(水及び加工助剤を除く。)の重量に占める有機農畜産物等(有機農産物、有機畜産物、有機加工食品及び有機農畜産物加工酒類)の重量の割合が95%以上
すなわち、「オーガニック」と表示するには有機JAS法に沿った内容で生産された原材料を用いて製造されていることが必要条件であるが、酒類については有機JAS認証を必要としないため、有機JASマークは割愛していると思われます。
へぇ~。知らないことが多い。
さて、びっくりドンキーのオーガニックビール。
原材料は、ドイツ産有機栽培麦芽、ドイツ産アロマホップ、自社培養の酵母、北海道の軟水を使用。
びっくりドンキーではドイツの契約農場から有機栽培大麦を直接買い付けて使用。
びっくりドンキーらしいこだわりがありますね。グッジョブ。
味は特に秀逸とは思わないが、製造のこだわりには感服。
良い経験をさせていただきました。リピートはないと思うが。
気に入った!!
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