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岐阜県ってドラックストアでの万引きの発生率が全国ワーストなんですか?。]実態調査報告書 2020(2020年6月)とテレビ報道(2020年10月1)

~(岐阜県の)ドラックストアでの万引きの認知件数は今年に入って9月末時点で346件と、人口10万人当たりの発生率が全国ワースト~(東海テレビ2020/10/12)

 東海テレビによると、10月12日の朝、スギ薬局又丸店で警察官や従業員約10人が参加して万引き対処訓練を実施したとの報道がありました。

 万引きは犯罪です。
当方がSSM規模の店の店長をしていた頃、さんざん悩まされました。
売場の商品が欠品しているのに自動発注がかからない時に気付くこともあるが、大抵は化粧品売場の商品、特に口紅が売場から消えることが多い。
最近は見本陳列や鍵付きのケースでの販売も見られるが、なんにしても悩み深い問題です。

 岐阜県では「岐阜県警察本部」名で他国言語でのチラシを作製し、掲示しているようですが、全国ワーストということで、さらなる対策が必要・・・ということもあって、冒頭の訓練になったと思います。

 当方が現役の頃、万引きを現行犯で確保して親御さんに連絡したところ、「やられる方が悪い」と開き直る親御さんもいたり、「どうぞ警察でもどこでも通報してください」と逆ギレする親御さんもいました。
犯罪が発生して尚且つ、、逮捕・監禁罪(刑法220条前段)のリスクを負ってまで私人逮捕(刑事訴訟法212条)しているのだから、警察に通報するのは当たり前だが、こちらも子を持つ親。
万引きが学校にバレて希望する進学の機会を逸するようなことはできるだけ避けたいと思いもあって、未成年の場合はまず、親御さんに連絡している。
「(すぐに警察に通報せずに)そんなことしているから万引きがなくならないんだ」という声も聞こえてきそうだが、万引きがどれだけの犯罪かをよく理解していない子供の場合は特に気を遣う。

 最近は子供の万引きだけでなく、高齢者や外国人の万引きも増えていると「全国万引対策 実態調査報告書 2020年6月」で紹介されています。

その中に「岐阜県はドラッグストアの激戦区となっており、ベトナム人グループによるドラッグストアを狙った万引き被害も急増し、平成30年には万引き1件当たりの被害額が全国ワースト1位(157,467円)となっていた」とあり、「平成30年に県内に出店するドラッグストア業者を招きドラッグストア対象万引被害防止対策会議を開催。会議には県内に店舗を展開するドラッグストアチェーン事業者10社が参加」という記載がありました。

以前から岐阜県でドラッグストアの万引きが問題になっていたことは知っていましたが、岐阜県が1件当たりの被害額でワーストワン(全国万引対策 実態調査報告書より)であることはまったく知らず、さらに、[人口10万人当たりの発生率が全国ワースト」という、本日のテレビ報道記事を見て驚いた次第です。

「万引きをしない。させない。みのがさない」。