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宇宙芋(そらいも,エアーポテト)はムカゴ(零余子)。ニガカシュウイモ,苦何首烏芋,

 ポテトというからジャガイモの仲間と思っていたらヤマノイモ科ヤマノイモ属、すなわち長芋や自然薯の仲間。
それではなぜポテトなのかというと、品種名が「カシュウイモ(何首烏芋)」だから。

熱帯の東南アジアが原種ということで、野生の「苦何首烏芋」を栽培種として品種改良。

ヤマノイモのつるにつく肉芽である通常のムカゴ(零余子)は直径2㎝ほどで、秋になると農産物直売所等でヤマノイモと並んで販売されている。

食用としても美味しいが、このムカゴを植えておくとそこから蔓が伸び、ヤマノイモができる。
ヤマノイモは通常、種芋を用いて栽培するが、ムカゴでも栽培できるようです。

宇宙芋(そらいも,エアーポテト)」は低温に弱い(5℃が目安)。植え付け時期は要注意。
寒くなると腐ったりするため、外気温に合わせて4月中旬頃から5月の連休前頃に定植すると、サイズが大きく育つようです。寒くなると成長は止まります。

大きく育てたい場合は大きいタネイモ(直径3~4㎝以上)を選ぶと良いということです。

太くて大きな表面積の葉には大きなムカゴがつく。

この蔓を寝かせたり、立てて上方向に伸ばすことによって収量数を優先(横に伸ばす)するかサイズを優先(上方向に伸ばす)するかの調整が可能。

11月以降に身が熟すが、収穫時期の目安として、葉が紅葉し、軽く触れると落ちるぐらいになったものが収穫のサイン。
霜か降りるまでが収穫時期。
前述のように低温に弱い(5℃が目安)ため。

 地上につくムカゴもそうだが、他のヤマノイモ同様に地下の芋も食べることができる。

1本の蔓に1個だけなので貴重品。
出回ることがないのは自家消費されるため。
すなわち美味。

 対して、宇宙イモのムカゴはあまり味がありません。
強い粘りながらもでんぷん質は少なく、単独で食べるには少々、味が物足りない。
よって、どうするかというと、料理素材として他の食品と混ぜて使う。
例えば、お好み焼きにすると食感がバツグン。
我が家ではポテトサラダにしました。
なにしろ食感が良くなり、これは驚愕のレベルです。
もともとヤマノイモなので栄養価も多く、低カロリーという特徴があるので、少々、料理に手間はかかるが、新食感を味わえるということと、旬を感じるということで、我が家ではこの時期(11月以降)になると食卓に登場。
もとろん当方が購入してこないとこのような珍しい品種は登場しないのは他の食材同様。

宇宙芋(そらいも,エアーポテト)
 学名 Dioscorea bulbifera

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