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宮崎県産和栗を使ったハイアルコール・インペリアルスタウト栗黒880円(宮崎ひでじビール),KURI KURO Dark Chestnut Ale

 酒販専門店を時折訪れては日本酒、ワイン、ビール、焼酎、洋酒の品揃えなどを確認している。
最近では日本酒、特に地方蔵の元気さと焼酎関連の若干の衰退傾向を感じているが、地ビールもかってほどの勢いというか、店舗を訪れるた毎に新蔵の新商品発見ということも少なくなりました。
当日も、そういった印象を受けながら売場を見ていたらビールコーナーに面白いというか、興味深い商品を発見。
原料が栗ということと、輸出向けに作られたビールであること。
そして思わず立ち止まって見入ってしまった最大の理由は330mlボトルで880円という単価。

 栄誉としては「ワールド・ビア・アワード2017,スタイル&カテゴリー世界一W受賞」。

それがどれほどの賞なのかは門外漢には分かりかねるが、当方は受賞歴アピールはさほど影響されない。
今回の購入理由は「」を副原料にしているということに尽きる。
栗を使った焼酎は各地で見かけるが、ビールとなると今回が初見。
珍しい。
珍しいものを試してみたくなるのが食彩品館.jpのサガ。
880円という高額単価をものともせずに買物カゴ投入。

 スタウトはもともとロンドン発祥の「ポーター」の改良版で、ギネスビール創業者によって開発された上面発酵のエールビール。
ナッツ、チョコレート、コーヒー等の香ばしい香りを連想させる黒ビール。
ポーターよりもアルコールを強くしたため「スタウト(丈夫な、頑丈な)」と命名された。
今回購入した「栗黒」はドライスタウトをさらにアルコール度数を高くした「インペリアルスタウト」。
ラベルデザインも延岡の内藤家旧蔵の能面にインスバイア。
しっかりとした黒系ビールの味の相応しいデザインかと。

 ここで告白するが、黒系ビールが苦手。
今まで飲んだどの黒系ビールも当方の嗜好には合わなかった経緯があります。
IPAの苦みを嗜好するも、黒ビールの苦みというよりは香りが苦手なのかもしれない。

 この「栗黒」は「ひでじビール」が「宮崎農援プロジェクト」の一環として、宮崎県産栗を原材料に開発した輸出専用の黒ビール。
高温で乾燥させてた黒色の大麦と宮崎県産の栗をペースト状にした原料で作られている。

面白い特徴として、高アルコール(9%)であるため、長期の保存が可能ということもあり、瓶内熟成ができるという点に尽きる。
賞味期限の設定がないということで、自分の好みの味になるまで熟成が可能
ワイン同様に熟成することによって、香りや旨味成分が馴染む。ラベル裏面に製造年月日が記載されているが、5か月以上の熟成(常温暗所)がおすすめらしい。
自分の嗜好に合わせたタイプに仕上げるという、「通」にはたまらないタイプのビールです。
食彩品館.jpはビール好きだけどビール通じゃないので購入、即飲み。

「これが880円の味かあ」と満足して終わり。

 

 

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栗黒,KURI KURO Dark Chestnut Ale
・原材料
 麦芽、ホップ、酵母、宮崎県産和栗、糖類、香料
・スタイル
 インペリアルスタウト(フレーバードスタウト)
・アルコール度数 9%
・IBU 15
・飲み頃温度帯 10~18℃
・規格330mlボトル

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