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これは行かなくちゃ。名古屋市科学館でノーベル賞受賞100年記念 「アインシュタイン展」2021年3月20日~ 6月6日開催予定。大阪,福井,鳥取へも巡回展予定。ヘブライ大学アインシュタインアーカイブ,ブラックホール,重力波,ブラウン運動,光電効果,特殊相対性理論,一般相対性理論,

05東海地方, museum, 愛知県|2021/01/26 posted.

食彩品館は2019年にベルン(スイス)のアインシュタインハウスを訪れて訪問記事をアップしています。

2019/10/25ベルン観光とアインシュタイン

↓ アインシュタインハウス(ベルン,スイス)

↓ 若きアインシュタインとツーショット(スイス・ベルンにて)

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 アルベルト・アインシュタイン(1879年~1955年)は1921年に光電効果の理論的解明によってノーベル物理学賞を受賞。その受賞100年記念として開催。
主な展示内容としては以下の通り。

第一章
・幼少期の写真や青年時代までのエピソード、周囲の人間関係。
・ヘブライ大学(イスラエル)や慶應義塾図書館などが所蔵する写真や手紙展示
・1922年の日本滞在時のエピソード、名古屋との関わり

第二章
・「ブラウン運動」「光電効果」「特殊相対性理論」「一般相対性理論」について、遊びながら学べる体験展示やゲームを用意。
・光のランダムウォーク
・光の粒で電子を飛ばそう!
・爆弾解除!光速サイクリング
・天体になって宇宙を歩こう

第三章
・「ブラックホール」や「重力波」について、現代の最新研究や研究施設などを紹介。
・第二次世界大戦後の平和活動、日本人研究者との交流

 

↓ スズキバイオリン

↓ 記念写真を撮れるコーナーがあったり、クイズで満点を取るとこのような合成画像を購入することができる。

◇資料

↓購入商品

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★「アインシュタイン展
 公式ホームページ

主催
 名古屋市科学館
 読売新聞社
 東海テレビ放送
 中日新聞社
特別協力

 ヘブライ大学アインシュタインアーカイブ(イスラエル)

会期
・2021年3月20日~ 6月6日開催予定

開館時間
・午前9時30分から午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日
・毎週月曜日(5月3日(月曜日・祝日)は開館
・毎月第3金曜日、5月6日(木曜日)

会場
 名古屋市科学館理工館 地下2階 イベントホール
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号
芸術と科学の杜・白川公園内
℡ 052-201-4486


入場料

 一般1,500円(1,300円)
 高大生800円(600円)
 小中生500円(300円)
 ※( )は前売料金
・前売券の販売は、1月23日(土曜日)から3月19日(金曜日)まで
・前売券は、イープラス、ローソン(Lコード:42145)、チケットぴあ(Pコード:993-020)、CNプレイガイド、セブンチケット、楽天チケットで販売
※未就学児は入場無料
※高大生は入館時に学生証が必要
※障害者手帳などをお持ちの方と付添人2人までは当日料金の半額
(障害者等割引券をお買い求めの上、入館時に手帳や証明書と一緒にご提示ください。)
※上記料金でプラネタリウムを除く展示室をご覧いただけます。

巡回展予定
・2021年7月17日(土)~10月10日(日)・大阪市立自然史博物館(大阪・長居公園内)
・2022年春・福岡市科学館
・2023年夏・鳥取

 

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アインシユタインについて覚書
 (以下、食彩品館記事より抜粋)

 この展望地の小路にはベンチがあり、ちょっと若いアインシュタインが座っていました。
子供が大学で物理を学んでいて、彼(の理論)には大変(教材として)お世話になったのでちょっとお礼を言ったところ、快く、記念撮影を快諾。
「あなたの教え子が日本で初めて紹介したあなたの論文「相待原則ニ於ケル時間及び空間ノ観念(1911年桑木彧雄)」を見ました(注:東京物理学校跡地の近代科学資料館の“アインシュタイン展 一般相対性理論100年 -アインシュタインの業績と人となり”に展示されていました)」。
↓2015年近代科学資料館

「今回はツアーなので自宅へは寄れないが、今度来たときには質量とエネルギーの関係式である E=mc² について文系出身の私にもわかりやすく講義して欲しい」と依頼。
あわせて「あなたが100年前に理論づけて予測した重力波の観測がようやく実現しましたね」。
彼はにっこり頷いて、私にドヤ顔をしてみせた。
これがその時の記念写真。

途中、アインシュタインが特殊相対性理論他の論文を執筆したアインシュタイン・ハウスがあるが、先ほど、本人に挨拶したので立ち寄らず。
あの部屋で彼は「奇跡の年」と称される1905年を含め3年を過ごした。

それでもちょっとだけ一行と離れて併設の土産物店をチェック。ビクトリノックスの白いコラボナイフが販売されているのを確認。ちょっと迷ったが、すでにウェンゲンでユングフラウ三山デザインのバージョンを購入しているのでパス。後で買っとけばよかったなとちょっぴり後悔。

 時計塔で時刻なったら始まるという仕掛け時計を眺める。毎時56分から始まるようで行ったら丁度始まった。わたしゃ山を見ていたほうが楽しいが、アインシュタインはあの時計台を見て特殊相対性理論の発想を得たとか。
ここで、アインシュタインについてもう少し詳しく触れておくことに。

1879年ドイツで生まれ、その後、一時期イタリアに住むも、1895年からは学業のためスイスに滞在。1896年にドイツ国籍を放棄し、1901年スイス国籍を取得。
一度は受験に失敗したチューリッヒ連邦工科大学にも入学し、1900年に無事卒業。同時に数学・物理の教員資格試験にも合格。
大学に残ることなく社会に出て仕事のかたわら論文を執筆。
1902年にはベルンのスイス特許庁に就職し安定した生活の中で仕事と論文執筆に励む。
1903年に結婚したアインシュタインは当地“Kramgasse 49”すなわち「アインシュタインハウス」へ引越す。

そして“奇跡の年”といわれる1905年(26歳)に「【光量子論】光の発生と変脱とに関するひとつの発見法的観点について(3月)」※(1921年ノーベル賞受賞対象論文)、「【ブラウン運動】静止流体中に浮遊する粒子に対し熱の分子運動から求められる運動」(5月)、「【特殊相対性理論】運動する物体の電気力学(6月)」、「物体の質量はエネルギーに依存するか?(9月)」、そして「分子の容積の新しい決定(博士論文)」の5つの論文を連続して発表・提出した。

特に特殊相対性理論はベルンの天文時計台の針が移動するバスから見ると不動に見えたことがきっかけとなっている。

この年に現在のアインシュタインハウスを引き払う。

その後、サラリーマン(スイス特許庁)を続けながら1908年にはベルン大学の講師になり、1909年(30歳)からはスイス特許庁を退職しチューリッヒ大学で教鞭をとるため家族でチューリッヒに引越している。

1915年に一般相対性理論を完成し、1916年に「一般相対性理論の基礎」を発表する(この部分、近代資料館資料による)。

その後、重力レンズ効果の観測確認(ケンブリッジ天文台)や1922年のキャンベルによる観測により実証され、一般相対性理論が学会で認められることとなった。
世界的に有名な学者となったアインシュタインは1921年に日本に招待され、大正天皇に謁見等大歓迎を受けるが、同時期にノーベル賞受賞の連絡を渡航中に受ける。受賞論文はいろいろな意見に配慮して前述紹介の【光量子論】になった経緯についてここでは割愛。

1932年にはアメリカに移り、その後アメリカ国籍を取得(1940年)するが、1939年に当時のアメリカ大統領ルーズベルトに送った原子爆弾の可能性についての手紙を生涯、後悔することになり、戦後は平和運動に情熱をそそぐ。
1955年4月に76歳で死去することになるが、前述の「一般相対性理論100年アインシュタイン展」で、彼が死の前日に記したと言う計算式がびっしりと書き込まれた“最後のノート”が展示されていました。
彼は死の直前まで最後の研究である「統一場理論」の探求をしていた。この展示物ノートがその時の展示品の中で一番人気だったとか。

“アインシュタインベンチ”のところで少し触れたが、2016年に彼が100年前に理論づけた重力波が人類至上初観測され、彼の理論が正しいことをあらためて証明し、重力波天文研究室の人気を高めた。

 息子が大学で理論物理学を学ぶということになった時に一番、最初に困ったのは当方の母から「物理って何を勉強するの?」と聞かれたこと。
私、高校から文系コース選択だったので、理科は化学と生物しか授業を受けておりません。前述の近代科学資料館にお邪魔した時に学芸員の方にお尋ねして教えていただいた答えは「物事の存在や成り立ち、動きを数式で表す学問」ということらしい。
一度、子供の教科書を開いて何が書いてあるか確認したが、そこには悪魔の呪文のような計算式がビッシリと書かれていた。
すぐに閉じた(#^^#)。

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