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白金温泉。20年ぶり。美瑛町観光協会様のご親切な対応に感謝。大雪山白金観光ホテル(北海道上川郡美瑛)宿泊・温泉記,部屋から見える景色,そして宿泊施設の源泉位置図作成。

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※GO-TOトラベル事業利用旅行ながら、滞在当時の感染者数は北海道全体で7人~17人/日の頃に訪れています。

大雪山山系紅葉周遊まとめページ

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★食べログ記事をアップしました

大雪山白金観光ホテル(北海道美瑛町)

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 1989年に訪れているが、当時は食彩品館.jp活動前ということで、記録がほとんど残っていない。
テジタルカメラがまださほど出回ってなかった頃で、仕事に使うカメラは買い捨ての「写ルンです」等のフィルムカメラ。
仕事で行ったついでに自腹追加泊して宿泊しているので、フィルムの途中から観光の画像が残っているとよろしくないということで、あまり画像は残っていない。

 今回の白金温泉行、非常に楽しみにしていました。
なんとなく凱旋気分です(#^^#)。

ということで、より充実した観光をするために、事前調査。
いつものように、温泉の泉質分析や加温・加水・循環・放流式等の確認をすることから始める。
宿泊予定のホテルは申込時には決定しておらず、2ケ所がツアー案内に「予定」として紹介されている。
宿泊ホテルは旅行先やツアーを決める重要な要件であり、特に当方のように温泉の泉質や運営管理方法を知っておきたいタイプの人間には最重要。
でもたいていは「源泉掛け流し」という言葉で濁す(多くある浴槽のうち1つの小さな浴槽のみ掛け流しだった)ことが多かったり、ホテルのホームページに記載されていたり某温泉旅館紹介サイトで「源泉掛け流し」と紹介されていて、実際に行ってみると、事実と違うということがたま~にあります。
そういうガッカリな状況にならないように、事前に下調べをしておく。
ここで断っておくが、別に源泉掛け流しでなくとも、温泉成分が薄くとも、他のことで好印象であれば、特にこだわりはない。
温泉の最優先は「鮮度」で次いで「成分総量」そして「運営方式」と思っているので。
一番、残念なのは「触れ込みに誘われて訪れたら実際は違った」というケース。

 宿泊するホテルで確認するのが一番なんですが、今回はどちらのホテル(湯元白金温泉ホテルまたは大雪山白金観光ホテル)に宿泊するのかは出発1週間前にしかわからない。
温泉マニアの方々のブログ記事を読んでも、現在の運営状況を確認することができないばかりか、否定的な意見も散見した。
これはしっかりと確認しておいた方が良い。
いろいろと調べると、白金温泉は美瑛町が一括で温泉資源を管理して、白金の各宿泊施設に供給していることがわかった。
美瑛町へメールで質問すると、それが美瑛町観光協会へ転送され、なんと、現地まで確認に行ってくれたのです。観光協会のご親切な担当者の方が。
嬉しい。このことだけで行く前から(20年前に訪れているが)すっかり白金温泉のファンになってしまった。
こんなに親切にしてもらったのは久々なので本当に嬉しい。

聞くと嫌な顔されたりウザがられることが多いのに(#^^#)。

 続いて、白金温泉の歴史についてさらに調べてみることに。
1950年に深度400mで泉温46℃、自噴量120リットル/分の第一号井を掘り当てたことで、当時の町長が「プラチナ(白金,はっきん, platinum)」に例えて表現したため「白金(しろがね)温泉」となった話は超有名。
調べていたら、大変、興味深い資料を発見した。
北海道立総合研究機構による2011年の白金温泉の調査データで、それを見ると、白金温泉には白金1号井から白金20号井まで20本の源泉(改良井を加えて22源泉井戸)がある。
そのうち、1号井から13号井まで、及び16号井は廃井または休止となっていて、2011年当時の稼働源泉は以下の通りの6源泉であることがわかった。

白金14号井
 深度800m、温度45.8℃、
 揚湯量(リットル/分)150
 泉質Na・Mg・Ca-SO4・Cl 型
白金15号井
 深度800m、温度55.7℃、
 揚湯量(リットル/分)320
 Na・Mg・Ca-SO4・Cl 型
白金17号井
 深度1,000m、温度53.4℃、
 揚湯量(リットル/分)350
白金18号井
 深度500m、温度55.3℃、
 揚湯量(リットル/分)300
 Na・Mg-SO4・Cl
白金19号井
 深度500m、
 自噴温度50.3℃、
 揚湯量(リットル/分)153.8
 動力温度51.5℃、
 揚湯量(リットル/分)250
白金20号井
 深度800m、温度55.6℃、
 揚湯量(リットル/分)239

 上記データ以外にも、詳細な数値や地質調査結果が紹介されている。これだけの源泉別の詳細データがわかることに少々、感動している。
嬉しいなんていうもんじゃない。思わず唐船ドーイを謳いながらカチャーシーを踊りだしてしまうほど。
さすがです。公的機関。

 まとめると、現在、使われている源泉は6つで.泉温は44~56℃,蒸発残留物総量は3,700~5,700mg/kg で,泉質はすべてNa・Mg(Ca)-SO4・Cl型となっている。
含有量成分としての特徴はFe(鉄1.4~7.7mg/kg),Mn(マンガン0.1~1.6mg/kg),As(ヒ素0.14~0.28mg/kg)が高い含有量となっていますね。

源泉の深度と地質についても紹介されている。
白金温泉付近の地質
・地表部
 十勝岳火山噴出物及び白銀砂礫層。
・地表部より下
 十勝溶結凝灰岩
 新第三紀中新世の美瑛層
 (集塊岩,緑色凝灰岩,変質安山岩)
 ※美瑛層は地表下268mに存在

 当初の白金温泉は深度400m以上の美瑛層より温泉採取していて、その後、深度の浅い場所に移り、現在は1000m近い場所から採取しているようです。

白金温泉源泉イメージ地図
北海道立総合研究機構の報告書(2011年)には白金温泉の源泉地の地図がありました。
それを元に作成した地図がこちら↓

赤い番号は現在、利用されている源泉
黄色の番号は廃井または休止の源泉。

 

 アバウトな位置関係を示したイメージ図のようなものなので正確ではありません。
転記はしないでください。
いつものように間違っていてもご指摘は関係者以外は不要です。

行く前と行った後で温泉分析表の数値を修正。
宿泊した大雪山白金観光ホテルは平成31年データが掲示されていました。
湯元白金温泉ホテルは行ってないので古いデータ(平成21年)です。

 現在、湯元白金温泉ホテルは「白金15・18・19号井」の源泉を混合して使用している模様。
そして、宿泊した大雪山白金観光ホテルは「白金20号井」の源泉を使用していることがわかっている。

地図で位置関係を確認すると、湯元白金温泉ホテル敷地には白金1号井(現在は廃井)があり、これが同ホテルの“湯元”の名称の由来と推測。
現在は、地図のように少し離れた場所からの引湯となっています。
これは敷地前の白金5号井から少し離れた位置にある白金20号井から引湯となった白金観光ホテルも同様。
ちなみに地図右端の「大雪青少年交流の家」の温泉は、かって敷地内の白金16号井を使用していたが、現在は白金17号井を使っている。
すなわち、かって白金温泉各温浴施設は敷地内から湧出する源泉を使っていたが、現在は少々離れた場所から引湯していることがわかった。

 温泉成分分析の数値を比較すると、白金観光ホテルの数値が湯元白金温泉ホテルよりも少々、高い数値になっているが、これは白金温泉の泉質がNa・Mg(Ca)-SO4・Cl型であることは同じであるためさほどの差異はわからないと思う。
前日に宿泊した層雲峡朝陽亭と比較して、溶存物質(ガス以外)が約5倍の5,056mg/kgと濃いことが嬉しい。
一番、気になるお湯の鮮度であるが、入浴客が集中する時間帯を避けて入浴すると、ちょうど源泉掛け流しの恩恵により、新鮮なお湯を体感できます。

 なんといっても、今回、一番感激したのは表示

源泉を適温入浴温度まで下げるための加水割合をきちんと「5%」と表示していること。

嬉しいねぇ。加水の割合が何十パーセントもしているのに表示していない施設もあると聞くのに、ここはきちんと表示してくれている。

 もし、食彩品館.jp流儀の表示を提案するとしたら、「源泉掛け流し」と表示するよりも、

『源泉(白金20号井)を敷地外から引湯して、入浴適温にするため5%の割合で加水。無加温のまま放流式(循環再利用せず)で運用。安全に入浴していただくため保健所の指導に従い、浴槽等は塩素消毒をしています』といったところか。

 翌早朝、部屋から眺めると快晴であることがわかった。
この快晴に感謝したい。
ありがとう白金温泉。そして美瑛町観光協会様に最敬礼。

↓ 美瑛富士、美瑛岳、十勝岳

※いつものようにPeakFinder モバイルで山座同定。標高は同データに由る。

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大雪山白金観光ホテル
    北海道上川郡美瑛町白金温泉
    ℡0166-94-3111

 

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◇初日

◇2日目

◇3日目

 

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日本一早い紅葉を巡る錦秋の大雪山紅葉3日間

2020/12/10周遊まとめページ

初日
日本最北端のサービスエリア。砂川SA

あさひかわラーメン村天金正油

き花の杜(壷屋総本店)

スーパーアークス ウエスタン北彩都(旭川市)訪問記

北の森ガーデン熊牧場(上川町)

朝陽リゾートホテルの温泉(上川町)

セブンイレブン上川層雲峡店(上川町)訪問記

セイコーマート層雲峡店(上川町)訪問記

層雲峡 朝陽亭の食事(上川町)

層雲峡 朝陽亭の温泉(上川町)

層雲峡ビールと層雲峡の景色

2日目
大雪山黒岳の紅葉。ロープウェイ

銀河・流星の滝。層雲峡の紅葉景色

三国峠の景色(道内国道最高地点)

然別湖の紅葉(然別湖遊覧船乗船)

然別湖温泉 ホテル風水。オショロコマランチ

狩勝峠の景色。冬の峠越えの思い出

富良野チーズ工房と富良野の思い出

美瑛白髭の滝

美瑛白金温泉入浴記

美瑛白金温泉の食事

・夕張メロン醤油漬け

3日目
・美瑛,白金の青い池
・大雪山旭岳の紅葉とミニハイク
・四季彩の丘で食事と観光の丘
・フラワーランドかみふらの
・ファーム富田となかふらのの思い出
・道の駅自然体感しむかっぷ(占冠村)
・島の人新千歳空港。礼文島秋鮭筋子
・味処 きくよ食堂 新千歳空港店

 

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北海道礼文島と利尻島に各一泊する旅2016年6月~7月記事

その1 念願の食品館あいざわさん訪問記2016/06/08

その2 セイコーマート利尻店・稚内駅前店訪問記2016/06/09

その3宗谷岬からサハリン,間宮林蔵,最北端2016/06/10

その4ゲストハウス アルメリア(稚内市)宗谷黒牛ハンバーグ2016/06/13

その5礼文島観光。ホテル周辺と北限の夕陽2016/06/15

その6礼文島プチホテルコリンシアンの夕食と朝食2016/06/17

その7礼文島久種湖散策(クロユリ、他)2016/06/20

その8礼文島ストコン岬(チシマフウロ、利尻昆布ソフト他)6/21

その9レブンアツモリソウ群生地(礼文島)6/22

その10礼文島スカイ岬(イワベンケイ雌,ネムロシオガマ)6/23

その11礼文島桃台・猫台,金環日食観測記念碑6/27

その12海鮮処「かふか」でキタムラサキウニ丼と海鮮丼6/30

その13JF香深マリンストア(北海道礼文島)漁協直営スーパー7/1

その14姫沼(北海道利尻島)利尻富士と植物7/5

その15オタトマリ沼(利尻島)、利尻甕一、リシリアザミ7/7

その16仙法志御崎公園(利尻島)ゴマフアザラシと昆布ラーメン7/8

その17稚内港,JR稚内,稚内公園,ノッシャプ岬<野寒布岬>,稚内北防波堤ドーム(北海道稚内市)。雨の中の最北端近くを観光

その18稚内空港公園メグマ沼,稚内市大沼野鳥観察館でオジロワシ

その19「日本料理 雲海」ANAクラウンプラザホテル稚内ランチ弁当

その20北国グランドホテル(北海道利尻郡利尻富士町)夕食と夕日

その21夢食館北市場(稚内市)ツアー無料提供の毛ガニ、イクラ、ホッケ

その22礼文~利尻~稚内旅行時のフェリー行程4時間20分

その23北海道産の昆布について覚書。真、利尻、日高、羅臼、長、細目、厚葉、がごめ、天然・養殖促成等々

その24北海道からお勧め商品が届く7/26

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◆温泉に関する記事

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★・2019/09/10温泉の法律と表示,定義

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2016/06/17礼文島温泉うすゆきの湯

2016/07/18北国グランドホテル(利尻島)

2016/03/31玉造長生閣(島根松江市)

2016/03/24三朝温泉(鳥取県)

2014/01/05 猿投温泉金泉閣(愛知)

2013/08/19秋保温泉(宮城県)

2013/06/15きよもん湯(和歌山湯川温泉)

2013/06/08紀伊勝浦港(和歌山県)で周辺の風景と温泉宿泊施設。勝浦漁業協同組合 魚市場、勝浦漁港にぎわい市場(朝市)、足湯 海の湯、南紀勝浦温泉 越之湯、南紀勝浦温泉ホテル中の島、ホテル浦島、他

2013/05/04 湯の峯温泉 世界遺産登録の温泉「つぼ湯」入浴。川湯温泉、渡瀬温泉(和歌山県田辺市) 本宮温泉郷。その他周辺の入浴済み温泉施設(龍神温泉、十津川温泉、湯ノ口温泉、入鹿温泉、上北山温泉、小処温泉、南紀勝浦温泉ホテル中の島)

2013/01/03下呂温泉露天風呂(岐阜県)

2010/04/24 城崎温泉(兵庫県)

2009/05/06白浜温泉と南方熊楠(和歌山県)

2008/08/17越後湯沢 雪の宿 高半(新潟県)

2008/07/17温泉(過去からの第一回まとめ的記事)

◇温泉行

▼北海道
・旭岳温泉  ・白金温泉  ・湯川温泉  
・うずら温泉 ・芦別温泉  ・ニセコ昆布温泉
・我虫温泉  ・礼文島温泉うすゆきの湯
利尻島利尻富士温泉

 

▼東北

・大鰐 島田温泉 ・岩手 八幡平温泉
・仙台秋保温泉 ・十和田湖蔦温泉

    
▼関東

・鬼怒川温泉   ・塩原大網温泉
・伊香保温泉   ・行田温泉  
・草津温泉地蔵の湯、煮川の湯   
・草津温泉西の河原露天風呂 
・四万温泉積善館  ・四万温泉湯元長静館
・箱根温泉 

 
 

▼北陸・越後

・赤倉温泉  ・越後湯沢温泉
・黒部峡谷名剣温泉 ・立山みくりが池温泉

▼信州・山梨

・白州塩沢温泉
・上高地中の湯温泉(旧)  
・北志賀よませ温泉  ・小谷温泉
・野沢温泉  ・馬曲温泉
・奥蓼科渋御殿湯 ・奥蓼科渋川温泉
・奥蓼科明治温泉 ・奥蓼科明治温泉
・渋川温泉 ・海ノ口温泉
・稲子湯温泉  ・諏訪湖温泉 
・乗鞍高原温泉 ・小谷温泉
・白馬八方温泉 ・白馬姫川温泉

・白骨温泉   ・新穂高温泉   
・志賀ほたる温泉(熊の湯)
・地獄谷温泉  ・渋温泉外湯巡り 
・湯田中・渋温泉・海ノ口温泉 

 

 

▼岐阜・愛知・三重(紀州除く)・静岡

・三保はごろも温泉 ・土肥温泉
・濁河温泉 ・下呂温泉・奥飛騨温泉
・尾張温泉
・三重片岡温泉


▼紀州(三重・和歌山・奈良各県南部)

・熊野入鹿温泉・熊野湯の口温泉(新・旧) 
・田辺本宮わたらせ温泉・田辺本宮川湯温泉 
・田辺本宮湯の峯温泉・湯の峯温泉つぼ湯
・十津川温泉

・南紀 勝浦温泉  ・田辺 龍神温泉
・みなべ温泉  

・上北山温泉薬師の湯・上北山 小処温泉
・下北山温泉  

 

 
 


▼関西(紀州除く)

・京都市竹の原温泉 ・丹後奥伊根温泉
・天の橋立岩滝温泉
・有馬温泉 ・赤穂温泉

▼中国

・三朝温泉 ・玉造温泉


▼四国

・道後温泉 

▼九州

・鉄輪温泉  
・雲仙小浜温泉 ・雲仙小池地獄温泉


▼海外

・サンモリッツ(スイス)

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