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にんじんが苦手なお子様にどう?。「金美にんじん(きんび)」黄色の人参と「チデークニー」愛知県伝統野菜の木の山五寸人参,碧南鮮紅五寸,八事五寸,JAあぐりタウンげんきの郷

 昨年、沖縄を訪れた時に黄色の人参「島にんじん」を食した。現地では「チデークニー」というが、愛知県でも黄色に限らずカラフルな人参が栽培されている。

↓ チデークニー(石垣島のホテルにて)

色別に含まれる栄養素も違っていて、オレンジ色はカロチンの色、紫色はポリフェノール類、赤はリコピン、黄色キサントフィル類が含まれている。

 今回は「金美にんじん」という名称の黄人参を購入してみた。

この人参は沖縄野菜の島にんじんを改良して作られた「金美EX」、さらに改良された「金美プラス」として2019年よりみかど協和が販売している。

クセがなく、臭いも気にならないためサラダやジュースに適するが、煮物にはあまりむかないという話を聞く。
人参は赤というかオレンジ色と思っている子供が多いので、人参が苦手なお子さんにこっそり食べさせるにはもってこいの品種かもしれません。

サイズは5寸にんじんと呼ばれる代表サイズと同じで使いやすい。
ちなみに愛知県の伝統野菜に登録されているにんじんは3種。

木之山五寸(大府市)、碧南鮮紅五寸(碧南市)、八事五寸(名古屋市)で、すべてオレンジ色(キャロットオレンジ)。

今回、購入したJAあぐりタウンげんきの郷では上記の伝統野菜登録人参のうち、木之山五寸を販売していました。
碧南鮮紅五寸は、品種改良されて「へきなん美人」というブランド名で販売されているが、碧南鮮紅五寸は3月頃になると碧南市近郊の直売所でみかけることがある。
もうひとつの「八事五寸」はもともと名古屋市天白区周辺で栽培されていた。
他産地で栽培された八事五寸はたま~に出会うが天白区産の八事五寸には出会った記憶がほとんどない貴重種。かなり以前、イオン八事店の産直コーナーでみかけた記憶がかすかにある。

良いですね。
大事にしたい伝統野菜です。