まずは前段。

★2022年の恵方
・壬(北北西より少し北・345度)

 

↓　食彩品館.jp自家製恵方サークル

恵方は4方向しかありません。

・甲(東北東より少し東)
・庚(西南西より少し西)
・丙(南南東より少し南)
・壬(北北西より少し北)

↓　4恵方の角度
(恵方を上にした場合と北を上にした場合)

 

西暦の末尾年数を基準にすると以下のように毎年、恵方が変わります。

  (西暦)　　　　　(十干)→(恵方・吉方)
●西暦末尾数値1→辛の年→丙(南南東)
●西暦末尾数値2→壬の年→壬(北北西)
●西暦末尾数値3→癸の年→丙(南南東)
●西暦末尾数値4→甲の年→甲(東北東)
●西暦末尾数値5→乙の年→庚(西南西)
●西暦末尾数値6→丙の年→丙(南南東)
●西暦末尾数値7→丁の年→壬(北北西)
●西暦末尾数値8→戌の年→丙(南南東)
●西暦末尾数値9→巳の年→甲(東北東)
●西暦末尾数値0→庚の年→庚(西南西)

★毎年の恵方・吉方を知る方法と32方位での正しい恵方向を調べる簡単な方法。iPhoneの“コンパス”を使う。歳徳神のいらっしゃる方向。正月の行事との関係。しめ縄、門松。陰陽五行説,十干,恵方は甲・庚・丙・壬のみ。

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　以下、本題。

　毎年、恵方巻特集ページをアップして、流通各社や飲食店の恵方巻予約ページへのリンク案内をしていたが、今年は訳あって日々のまとめページのみの紹介にしています。
そんな中、ヤオコー社が面白い提案をされていたのでピックアップ。

★「ハッピーサイズ」9㎝

　海苔1枚の全型サイズ(板のり)は縦21㎝×横19㎝で、昭和40年頃に規格統一されています。
この全型サイズの海苔を巻く「巻き簾(まきす)」は8寸×8寸、すなわち約24㎝×24㎝。
全型サイズの海苔を使って、8寸巻き簾で作った海苔巻きは「太巻き」と呼ばれるサイズで、この太巻きを節分の夜に、その年の恵方を向いて、無言でかぶりついて1本食べきるというのが本来というか、本場大阪方面の代表作法。

この作法通りにすると願い事が叶うというが、太巻き1本を丸かじりして食べきるというのはなかなか難しい。
よって、ハーフサイズなどの大きさのバリエーションが登場するが、「1本そのまま」というのが作法なので、全型サイズを半分にカットしたハーフサイズは一応、作法としてはどうなんだろうかという疑念を抱く人もいるらしい。

　そんな中、ヤオコーは「9㎝」のサイズをハッピーサイズとして提案している。
その昔、「某YB社の糸こんにゃくは一番食べやすいサイズを研究して、そのサイズに調整してオリジナルで商品作りしている」という話を聞いて非常に関心したことがある。
おそらく、9㎝というサイズはいろいろな種類を食べられるとか、食べやすい量とか、単純な理由の他にもっと何か重要な意味があるのではと勝手に想像し、考察することにしたのです。

　前述の通り、海苔1枚の全型サイズ(板のり)は縦21㎝×横19㎝だが、全型を半分に切った大きさの「半切り」が縦21㎝×横9.5㎝で、ヤオコー社の提案する「ハッピーサイズ9㎝」はこの半切り海苔を使用して巻いて約9㎝サイズを作っていると当初は推測した。
よくよくパンフを眺めると後ろ面はまっすぐになっている。
ということは普通の太巻きを半分に切っただけ？
「ハーフサイズ」を言い換えて「ハッピーサイズ」としただけ？
いやいや、きっと、当方が想像もできないような重要な理由があるに違いないと、思わせてしまうヤオコー社。恐るべし。

・ヤオコー2020年恵方巻紹介ページ

 

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◇ヤオコー社に関する記事　●訪問記