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ポカヨケについて思う

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 ポカヨケ=poka-yoke。
もともとは将棋などの場面で信じられないような悪手=ポカから来たらしいのですが、そのポカを避けるということでポカヨケと使われるそうです。
つい先日、将棋対局で二歩を打ってしまったプロがいたのをテレビで放映していました。このような「プロでも間違いを起こす(ポカ)ことを避ける(ヨケ)」のがポカヨケです。
 バカヨケ(フールプルーフ=fool-proof)とか混同して使っていますが、バカヨケは対象者がすべての人、例えば、大人用の医薬品を子供が飲まないようキャップを工夫したり、薬に色を塗って種類を間違えないようにしたり、
つまり、「何も知らない人が使用したとしても、間違いがおこらないように配慮、工夫する」ということらしいので、この点、 ポカヨケとは少し違うようです。

  私が店長時代に一番、困ったポカは「レジでの価格違いと違算金」です。
どこのスーパーでもそうだと思いますが、レジでの価格違いは
①POS登録時のミス・・本部登録、店舗登録ミス
②特売等の終売にもかかわらず、POPを旧価格のまま掲示。 などが多いと思います。
この場合のポカヨケは①価格変更時の二重登録チェック②特売開始・終売POPの取り外しチエック表で見える化する。などの工夫で防止できると思います。それでもレジ担当が入れ替わりで入る店舗の違算金撲滅は難しい。

 違算金は自動釣銭機が導入されて相当、少なくなりました。お札の間違いでは、五千円札をもらったのに、1万円もらったと勘違いして余分に渡してしまったりするポカヨケも、万券チェック表や枚数を2回数えるなどで少しは防止できます。
釣札機とか電子棚札等の導入でレジでの価格登録間違いや違算金はほぼ撲滅に近くなったんではないでしょうか。
 一番困る違算金は「定期的に発生する万円単位の違算金や返金処理」です。人を疑うのは良くないのですが、どうしても疑ってしまい、嫌な思いをお互いします。
 違算金の発生がわかるのはレジの交代時の精算チェックや閉局時ですが、特に交代時はレジをストップさせて精算しだすのでうっかりすると客数少ないのにレジ大渋滞ということになりがち。
 
 まあそんなこんながあると思いますが、そういうレジの違算金撲滅に効果があるといわれて最近、気になっているのが、ジャーナル連動映像検索システム
●POSターミナルに設置したカメラでチェックアウトシーンを撮影。
●録画された映像データはジャーナルのテキストデータとリンク。目指す場面を即座に検索・再生可能。
 
 効果ありそうですが、レジ担当はイヤでしょうね。なんか最初から疑われているようで。

人がポカすることをヨケる工夫は、機械にだけ頼るんじゃなくて、ちょっとした人間的な工夫で解決できないものかと思った次第です。

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