名古屋北部市場の青果卸である「丸市青果」の関連会社、㈱シンナゴヤトレードが運営する「問屋スーパーサント」。
県内に5店。今回、訪問したのは 小牧店。(訪問済み店舗は刈谷店、天白店)
私の知っている「業務用スーパー」は全国的に展開している神戸物産、岐阜県を中心にアミカを運営する㈱大光。どちらも量目の多い低価格な加工食品を中心に個人顧客向け商品も充実させた品揃えで、一般スーパーとの価格的な差異化をアピールした商売をされている。(ちなみに関西を中心に活躍されている大黒天物産は一店舗のみ訪問)。
問屋スーパーサントは神戸物産・大光とは少し違い(と私は思う)、生鮮食品、特に青果・鮮魚に力を入れ、価格だけでなく品揃えでの差異化をしようと努力している。
「問屋スーパー」という商標通りに、通常のスーパーでは品揃えしないような品種まで販売。鮮魚なんかは市場の仲卸さんのような雰囲気で「太物部」とか表示して本マグロのブロック売りなんかをして、結構楽しめる。もちろん私の好きな「大間の本マグロ」もブロックから切り売りしてくれる。といっても、私のように晩酌にちょっとつまみたいという人には不向きな量目だが。
25日の朝に「ズームインスーパー」で赤ネギの紹介がされていた。私の近所のスーパーではあまり見かけない。でも問屋スーパーサントの訪問店舗ではすべての店で品揃えされていた。
また、トリュフなんか料理になっていない生のものを見たのも初めて。
調べると、中国産とヨーロッパ産(セイヨウシュウロ)では品種が違うことも初めて知った。勉強になるなあ。
でも、買う側にある程度の目利きを要求する店舗である。
刺身は「天然真鯛」の表示に惹かれて購入。キウイは「150円」表示だが、会員カードをレジで見せると120円になる。他にも「会員価格」を表示している商品が沢山用意されていた。
昔は「無農薬栽培」とか「無化学肥料栽培」とかだったので誤解(無農薬栽培=残留農薬がないとかの思い込み)はされやすかったが、なんかわかりにくいなあ。
「化学合成農薬10割減」っていうのは、つまり「特別栽培農産物で有機JAS規格で使用可能な農薬以外の農薬のうち、節減対象農薬を地域の慣行レベルの使用回数に対して10割減で栽培した農産物」。
「化学肥料10割減」っていうのは・・・・・もういい?。
でもこういう場合のガイドラインでは「節減対象農薬 栽培期間中不使用」と表示するようにQ&A(Q18)に書いてあったが。平成19年4月以前に印刷されていたものなら使用OKとか。
それにしても「節減対象農薬」って言うのがわかりにくい。
「農薬」には天敵や自然の中に存在するものまで含まれているからやっかいなんだけど。そういうものを含めて使用していないと「農薬 栽培期間中不使用」と表示できるらしい。それ以外の化学合成農薬を使用しない場合は前述の「節減対象農薬 栽培期間中不使用」
一般の人が理解できるのかな。いまだに「無農薬栽培」とかいう表示も見るし。このシールのように以前の表示の物でも使用できるようだし。
う~ん。考えさせられるなあ。生産者も消費者も大変だあ~。
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