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閑話休題: 私の買物スタイル

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 食彩賓館は毎週、いろいろなスーパーマーケットへ行って買物をしています。
主に新店訪問が主体なのですが、一番楽しいのは、初めて訪問する企業での買物。
特に、業界誌に取り上げられることのない地方の小さなスーパーマーケットで好みの商品や売場を見つけると思わずニッコリ。それが、想定外に安かったり、美味しかったり、珍しかったりすると「ウッヒョ~」となる。
視察が目的での訪問をしていた頃は、全体をぐるっとまわって、そのスーパーの印象を掴み、次に気になったコーナーでじっくりとチェックするというスタイルでした。もちろん、部門担当の頃は自部門の品揃え、商品作り、価格、売場作りしか興味がなく、相当数、店舗を訪問しているにもかかわらず、全体の売場をじっくり見だしたのはここ10年ほど。
なのでまだまだ学習途上です。

 ある業界団体の売場を回るツアーに参加した時に、私が「店舗訪問の師匠」と勝手に仰ぐ方から教えてもらった店舗訪問スタイルは、「買物するように売場を見る」こと。
買物カゴをカートに積んで、実際に売場と商品を見ながら青果側入口から順番に買物して回る。重要なのは「ゆっくりとカートを押して歩くスピード」で見ること。
そのスピードで見て、気になったり、気付いたりできる売場作りをしているかどうかをチェックするのだと言う。
なるほど。ということで、気になる店舗を見る時はカートを押しながらじっくり見ることに。
 食彩賓館は珍しいものや気になったものを発見すると、すぐに商品を手に取って、添加物や原材料を確認するので、買物に時間がかかってしょうがない。
逆に、気になる商品や売場がないと、ものの数分で店舗訪問が終わってしまう。
もちろん、見るのに時間がかかった店舗ほど食彩賓館記事が長くなる傾向にあるし、数分で出てきた時には「店舗外観写真のみフォトアルバムにアップ」ということになる。
 よくスーパーのことを評価する時に「見所の多いスーパー」という言われ方をするが、食彩賓館的には「買いどころの多いスーパー」ほど好みなんです。あれもこれも買いたくなる楽しいスーパーを発見した日は、実に有意義な時間の過ごし方ができたと嬉しくなる。そして、そういうスーパーを運営している企業や店の方にリスペクトし、「良いもの見せていただきありがとうございます」と感謝の意味で買物をしています。
でも気になることがあったりすると、ちょっとオブラートに包み込んで書いてみたりする([E:bleah])。
いつも言っているがスーパーマーケットには完璧なスーパーなんてありません。
人気のスーパーであっても、印象は良いが、日々の買物をする店として考えると、現地生活人ではないのでイマイチ正体が掴み辛いし、業界誌が誉めるほどでもないなという印象を持つ時もある。ましてや「見切った」というような言われ方をされても([E:gawk])
  仕事ではなく、趣味として買物しているのだから、できたら楽しく買物したい。さらに、訪問記事は評論家のセンセイや業界誌の記事のような表現をできるだけせずに自分の言葉で語りたいと思っています。スーパーマーケット訪問はいくつ回ったかではなく、何を見て、どう感じたかを大事にしたい。レポートや情報提供記事にならないように注意していますが、時々、何も感じないのに、せっかく新店を訪問したのだからと、むりやり記事にしたりすることを反省しつつ([E:catface])
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【備忘録】記事について、受け取られ方がどうかは別として、自分用の覚書としてアップしています。新店情報収集能力をアピールする記事ではありません。食彩賓館にはそういった能力はありませんので、新店情報収集を得意とする方のページをご覧になってください。

●「食彩賓館のこと」や「業界・流通業のこと」についての記事の索引はこちらのページにあります。

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