見事な割り切り方だと思います。「あっぱれ」。余計なことはしないローコスト企業の面目躍如。アオキスーパーららぽーとみなとアクルス店(名古屋市)訪問記

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 アオキスーパーが名古屋市民、愛知県民に支持されているイチバンの理由は価格。いわゆる「激安」的な価格ではなく、およそ、ほぼすべての定番商品が低価格で、さらに品質も担保されていること。日々、利用継続することで価値がわかる。そういったタイプのスーパーマーケットです。
低価格の原資はローコスト運営。販売管理費比率17.6%(2018年)という日本でも有数のローコスト運営企業です。そのローコスト運営によって、販売価格を下げているため、売上総利益率は19.4%(荒利14.6%他4.8%)ながら営業利益を確保することができます。(ただし2018年2月期営業利益は前年比約30%減)※アオキスーパー2018年2月期決算短信データより
商品調達価格に適正な経費と企業の存続のために最低必要とする利益を上乗せさせても適正売価になっている企業が良いスーパーだと思っています。

 今回、ららぽーと名古屋みなとアクルスに出店することが決まったと聞き驚いたのは、アオキスーパー社の既存店からすると、ショッピングセンターの規模に対してちょっと荷が思いんじゃないかと思ったことと(失礼)、賃料その他の諸経費がそれ相応にかかるため、アオキスーパーのようなローコスト&ローグロスプロフィット(低荒利)な企業では運営に無理があるんじゃないかと感じたのです。
「きっと何か秘策があるんじゃないか」と思いつつ、訪れたのですが、なんと・・・・。
まったく普通の、いつものアオキスーパーでした。
日本中、どこにもやっていないような取り組みや新しい商品・販売方法、(量的ではなく)質的な意味での高労働負荷等は見受けられませんでした。
実に「いつものアオキスーパー」です。
これは見事に裏切られました。
普通のアオキスーパーのスタイルで出店したことに帰って納得しました。
そりゃそうだ。コスト(運営コストも調達コストも含めて)を徹底的に切り詰めてローコスト運営を実現している同社が大規模ショッピングセンターに出店したことで方針転換する方がおかしい。
いつものアオキスーパースタイルで出店したことに対して「あっぱれ」と思っています。

 さて、買物の話。
まず、コイン式カートが面倒だ。これはやめて欲しい。いちいち100円を入れて、さらに100円返却のために元の位置に戻してコインを抜き取るのが面倒だ。普段から使ったカートは所定の位置に戻しているが、コイン式で強制っぽく戻すことを求められるのは嫌だ。
一時期導入する企業が増えた時期もあったが、最近はみかけることが、まずない。

ローコスト運営のためであることや、広いショッピングセンターのあちこちに買物カートを持っていかれると回収の手間がかかるためであることは理解するが・・・・。
あっ。もしかするとSC側からの依頼か?

 次に、青果売場の主力商品の販売方法についてバラ売りが基本となっていることは感心。買物には面倒だが、選ぶ楽しみはある。同行家人は「面倒」と言っているが(笑)。
客が選ぶ際に商品を触るので品質劣化が早いのがネックだが、それはアオキスーパー社がキッチリ実行できれば問題はない。
鮮魚は専門店「魚錠」と直営の2店体制。アオキスーパー社も大型店では普通に見られます。同じようなレベルの商品で、且つ、販売方法もほぼ同じなので内部競合の価格メリットくらいしか客側のメリットを感じないが選択機会が増えることはありがたい。
精肉は相変わらずのというか、本当にお値打ちな国産黒毛和牛の特売。オープンで○割引とか実施する企業よりお値打ち間を感じる。
余談だが、食彩品館.jpは、定価のない商品を「○割引」と表示して特売を実施する企業では買物をしたくありません。理由としては元の価格が適正かどうかがわからないためです。ただし、景品表示法の二重価格表示のルールに則って表示している店舗は除きます。
・例) 当店 ▲月□日から△月◇日まで販売していた価格○○円から半額。
※直近8週間の過半を占め、通算して2週間以上その価格が表示され、併せてその価格で販売されていた最終日から2週間が経過していない。
この点、アオキスーパーは立派だと思います。
 総菜はテナント2社「デリパレット(岩田食品)、K-DELIKA(カネ美)」。
元ユニー系列・現ユニーファミマHD子会社のカネ美はアオキスーパーにも出店済(白鳥店、三条店、名東よもぎ台、)ですが、その場合の店名というかブランド名称は「K-DELIKA」。ちなみにアピタ出店時は「K-STAGE 」「 kanemi」、駅商業施設や百貨店出店時は「eashion」。

★購入商品一覧。

・100g298円の国産黒毛和牛牛丼用。こういう時に精肉売場での現場経験と食彩品館.jp活動による「肉を見る目」が役立ちます(笑)。小間切れの切り落としですが良い肉ですね。脂肪交雑もバッチリ゛てす。
・久々にみるスガキヤ5食乾麺の198円以下販売。いつものように味噌煮込みを購入。
・久々の明方ハム(みょうがた)低価格特売750円。プレスハムはめぐみの農協の商品が好きです。

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アオキスーパーららぽーとみなとアクルス店
名古屋市港区港明2丁目3番2号
ららぽーと名古屋みなとアクルス1F
℡052-387-8001
開店日2018/09/26
紹介日2018/09/25(紹介記事9/25)
訪問日2018/10/02(訪問記事10/12)

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・9/28ららぽーと名古屋みなとアクルス(名古屋市)
愛知県名古屋市港区港明二丁目3番2号
出店一覧
開店日2018/09/28
紹介日2018/08/01(紹介記事8/1)
訪問日2018/10/02

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アオキスーパー社訪問記事(一部)
2019/11/27アオキスーパー西枇杷島店(清須市)

2018/10/15アオキスーパーららぽーとみなとアクルス訪問記
2018/09/25アオキスーパーららぽーとみなとアクルス開店

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2010/05/13アオキスーパー朝宮店(春日井市)訪問記
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2009/06/21カネスエとアオキスーパーの1円セール訪問記
2008/12/06名古屋市八田地区競合(アオキスーパー、ヤマナカ、フィール)
 その他記事多数あります。

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