作成といっても藁を編んで作るわけではありません。パーツを別々に用意してセットするだけです。
注連縄は岡崎市大門の永谷準一さん率いる永谷農園作。
岡崎の大門地区は西三河を代表する注連縄産地ですが、特に永谷さんの注連縄は藁が新鮮。香りも良く、青刈りした後の保管方法も上手で、稲の香りが残る鮮度の良い注連縄。もう35年以上になるでしょうか。仕事で一時期ご一緒して以来、愛用させていただいています。今年は奮発して「大大根 1600円」をベースにしました。
門符(もんぷ)は先日、オークワ紀伊長島店で購入したもの。今回は「笑門」の門符を採用させていただきました。「蘇民将来子孫家門」の門符は別途、使う予定です。
いずれも麻苧(あさお)付なのでありがたい。
・2012/12/19オークワ紀伊長島店訪問記
・2009/01/09伊勢の注連縄についての記事
橙と裏白、そして譲葉(ゆずりば)は先日、奈良県の名張の湯・とりたて名張交流館で購入したものです。
この他、伊勢風にするには柊(ひいらぎ)と馬酔木(あせび)を使うのですが、今回は用意が間に合わず使用しませんでした。
・橙(だいだい)=代々栄える。家内安全子孫繁栄。
・裏白(ウラジロ)=清い心
・譲葉=新らしい葉が成長してから古い葉が落ちるため“代々譲る”と世代交代をスムーズにと願う。
では作成。大根〆に橙と門符を結び付ける。橙を結ぼうとして、ちょっと強くひっぱったらせっかくの枝が取れてしまった。枝がないとネットに入れるのだが、残念ながらそのネットは用意していない。しかたないので麻布で結わえた。いいのかなあ?
あと、門符は中央につけてその左側に橙をつけるのだが、バランスを考えて、自分なりにアレンジしてみた。知っている人なら「おかしい」と思うだろうが、“伊勢風”ということで勘弁していただきたい[E:coldsweats01]。
玄関に飾るのだが、洋風のドアに大根〆は似合わないというかタブーなんですが、一応、こんな感じに飾ってみた。ドアは高さのあるものを取り付けたので、大根〆とのバランスも悪くない。自分的には([E:coldsweats01])
で、注連縄を飾るのは12月28日まで。12月29日は「9」に通じ、12月31日は「一夜飾り」で禁。
昔、青果売場にいた頃は、早い時期は「12月28日までに飾りましょう」とPOPでアピールして、12月29日になったら「一夜飾りを避けるため12月30日までに飾りましょう」に表現を変えてました([E:catface])。
で、12月31日はどうしていたかと言うと、知らん顔して販売してました。当時は若年で商売の方が大事だったのです(笑)。
ちなみに食彩賓館は12月30日に飾りましたよ。正月は留守にするので年神様ごめんなさい。別途、神棚前にお供えをさせていただきました。
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●昨年(2012年)食彩賓館が参拝した神社
2013年は古事記編纂1300年ということで、各地の古事記に纏わる神社を中心に参拝してきましたが、淡路島の伊弉諾神宮と熊野市の花窟神社が印象に残っています。
伊勢神宮は外宮・内宮と別宮まで参拝。
そんな食彩賓館に神様がご褒美というか、またとない機会を偶然、与えてくれました。
たまたま平日に休みをとって、これまたたまたま大垣から岐阜市内へ向かう途中の岐阜羽島駅で天皇皇后両陛下を奉迎。
写真はニュースで報じられたものと同じショットだけをアップしました。さすがに目前の写真はおそれおおくて自粛。