猿投神社と左鎌(愛知県豊田市)

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本日は4本ほど記事を予定
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 豊田市(とよた)はご存知のように愛知県で最大の面積を持つ人口42万人の中核市。
地図で見ると、名古屋市から豊田市はすぐのように思うが、実際、電車で向かうと結構時間がかかる。
さらに豊田市駅に降りると新築の立派な建物があるが、周辺の商店街はシャッターが目立つ。繁華街というものがない印象だが、これはトヨタ自動車の企業城下町ということもあり、通勤手段がほとんど自家用車であることと、飲酒運転だけでなく、交通事故全般に対しても厳しい社内処分ルールがあり、公共交通機関がほとんど頼りにならない事情もあいまって、大きな繁華街を維持することが難しいようです。でも市駅の西側に行くとそこそこ居酒屋さんもあるのですが、帰りの足が困るとか([E:coldsweats01])

 猿投神社はさらに、そこから車で数十分ほど北へ向かわなければならない。

猿投(さなげ)神社
愛知県豊田市猿投町大城5
主祭神 大碓命(おおうすのみこと)
社格等 式内社(小)・三河国三宮・県社
創建 仲哀天皇元年
本殿の様式 神明造
 三河国三宮ながら、結構広い境内に、拝殿、四方殿、中門があり、垣の中に、祈祷所、祝詞殿、本殿がある。企業城下町の各企業の安全祈念は会社全体だけでなく、部署毎の参拝もあるようで、さすがトヨタ城下町にある神社という印象。
市内中心部には旧豊田市名称を残す「挙母(ころも)神社」があるが、そちらは江戸時代に「子守大明神」という名称であったことからもわかるように初宮まいりや、七五三まいりなどがメインのようです。

●「左鎌」
祭神のは小碓命(日本武尊)との双生児として生をうけた。古来、双生児の一方は左利きであるとされ、大碓命が使ったであろうとされる左利き用の鎌を形どった板を奉納する風習がある。
企業城下町らしく、神社に奉納されている「左鎌」は木製ではなく、金属板で作られたもの。奉納した会社名を見ると「○○工業板金課 一同」など、トヨタグループの企業名と部署が書かれている。奉納された金属製の左鎌は工場で自作されたものと思われます。
●猿投山
猿投山の麓に本社があり、猿投山の山頂に、奥の院の西宮と東宮がある。猿投山には、天然記念物「菊石」や御船石、蛙岩、屏風岩、御鞍石など巨岩を見るのも楽しみだが、今回は残念ながら本社のみの参拝。
 
●重要文化財
・太刀 銘行安 附:兵庫鎖太刀拵、黒漆太刀 刀身無銘 、樫鳥縅鎧大袖付、古文孝経 1帖 建久6年奥書、本朝文粋 巻第二、巻第十三残巻、巻第十三残巻、巻第十三零巻、猿投神社漢籍。

 

 

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